○能力あるセンターを見つけるのは難しい挑戦になりうる インディアナのスカウトディレクター、ジョー・アシュは その質問に関する答えについて、すこし考えた。 ドラフトにおいて、毎年センターの層が薄いことについて、 彼は結論を出せなかった。 ☆アシュ 「わからないね」 「自分たちのドラフト予定表を見ても、そんなに多くの選手は 記載されていないね」 NCAAにおいても、そんなに多くの7フッターから6−10 のセンターはそんなにいない。 今日、欧州人が高い技術を持っているので、彼らにCを任せる ことが多いね。 欧州人はガード陣がするような練習をして、アウトサイドで プレーできるんだ。 ユタ大学のアンドリュー・ボガットが今年のベストセンター であり、1位指名を受けそうだ。 それ以外は、どのセンターが一番いいかをコイントスかなにか で決めてもいいかもしれない。 チャンニング・フライが2番手といわれるが、NBAレベルに おいてはまだ届いてないという評価もある。 また高校生のアンドリュー・バイナム、また数人の海外選手も 1巡目指名候補である。 実際、ローポストセンターで今期すぐに活躍できるような選手は いないだろうといわれている。 ☆ジム・スタック(ミネソタGM) 「思うに、今の子供達は多才にボールハンドリングして、外 からの3Pシュートを打つことを好んでいる」 「ポストゲームを上手くなりたいと思う子はそんなに多くない」 「彼らはゲームハイライトで放送されるようなカッコいいプレー を望んでいる」 「ただ真のセンターが必ず必要という訳ではない」 「デトロイトのように真のセンターなしでもいいプレーはでき るんだ」 ボガットは「白いウドの大木」といった評価をされたくない。 またオロワ・キャンディーのように1位指名でありながら、 失敗といわれるようなのも望んでいない。 ☆ボガット 「ウォメ・ブラウンやオロワ・キャンディーが黒いウドの大木 と呼ばれてたから・・・」 「アメリカにおいてだけなんだけど、大抵、黒人ビックマン ほど白人ビックマンはよくないといわれる」 「それは俺にはどうしようもないことだから、とにかく頑張る だけだけどね」 ボガットはビル・ウォルトンやディバッツ、サボニスといった 選手同様に素晴らしいパス能力を持ったビッグマンといわれる。 ☆ラリーバード 「彼は本当に能力がある」 「両手が使えるし、プレーの仕方を知っている」 「ポストの外へのパス能力も高いし、堅実な選手になるだろう」 今は、ミネソタのケヴィン・ガーネットのようにPGのように ボールを運べ、シュートタッチがよい選手が好まれている。 ボガットはよりフィジカルなるだろうし、にゴール下での能力 も高い。 昨シーズン、20点12Rでカレッジオブザイヤーも獲得した。 ☆スタック 「彼をリング下においておくと、フィジカル面ではやや圧倒 されるかもしれないが、一生懸命な選手だし、自分に必要なもの を得るだろう」 「きっと上手くいくよ」 大学において活躍したからといって、プロでも同じようにでき る訳ではないだろう。 しかし彼はオーストラリア代表として五輪で15点9Rの活躍 をしている。 ☆ボガット 「大丈夫だよ」 「五輪でもダンカンやスタウダマイヤーと対峙してるしね」 「身体能力について疑問視する人がいるけど、馬鹿げているよ」 「五輪で高いレベルでもやれることを示したよ」 「トレーニングキャンプ、プレシーズンマッチを通して、色々 調整して、シーズン開幕にはちゃんとNBAでプレーしても 問題ないことを示せると思っている」 ○1位指名センターの歴史 1969年のリュー・アルシンドラー(カリーム・アブドゥール ・ジャバー)に始まり、16人のセンターが1位指名を受けて いる。 2002年・ヤオ・ミン 現在平均16点8R 2001年・ウォメ・ブラウン 1年を通してのプレーがなく、ほとんどスターターでも プレーしていない。 1998年・オロワ・キャンディー 失敗の代表例的に・・・ ケヴィン・マクヘイルでさえ彼を選手にできなかった。 1992年・シャキール・オニール もっとも支配的な選手といわれ、3度のチャンピオンシップ を獲得した。 1989年・パーヴィス・エリソン 11年のキャリアで1度だけ平均20点10Rの残した年が あるだけだった。 1987年・デヴィッド・ロビンソン 14年のキャリアで平均21点11R。 1986年・ブラッド・ドアティー 5回のオールスター経験を持ち、19点10Rでキャリアを 終えた。 1985年・パトリック・ユーイング 17年のキャリアで平均21点10R 1984年・アキーム・オラジュワン 18年のキャリアで12回のオールスター、NBAの歴代 7位の得点を誇った。 1983年・ラルフ・サンプソン 平均15点9R 1980年・ジョー・バリー・キャロル 9年で平均10得点。 1977年・ケント・ベンソン 1シーズンで平均9R以上の仕事をすることはなかった。 1974年・ビル・ウォルトン 過去のセンターにおいて、ベストセンターの1人である。 1972年・ラルー・マーチン 4年のキャリアで平均5点5R 1970年・ボブ・ラニアー 14年で平均20点10R。 1969年・リュー・アルシンドラー (カリーム・アブドゥール・ジャバー) 通算38387得点はNBA史上1位である。