○ラスベガスサマーリーグ 参加数こそ減ったが、ユタで行われたサマーリーグ は十分な質を持った選手に溢れていた。 アトランタのマーヴィン・ウィリアムスは 19歳とは思えないポテンシャルをみせた。 デロン・ウィリアムスも苦しむ場面も多々あったが、 ユタのファンやユタのスタッフに期待をもたせる内容 だった。 レイモンド・フェルトンとシーン・メイの2人は やれる能力を示し、チームをリーグ1位の勝率に 導いた。 多くのファールやレイアップミスといったくだらない ミスのオンパレードでもあったが、ファンはジョシュ スミスのトンでもないダンクなどに酔いしれた。 シャーロットボブキャッツ(4−2) ノースカロライナ大学コンビ、フェルトンとメイが チームを引っ張った。 メイは平均16点9Rと素晴らしいシュートタッチを みせた。 彼は今回のMVPに選ばれた。 フェルトンはチームを上手く動かした。 リーグ1位のアシスト平均5、すぐにコーチや チームメートの信頼を得ることに成功した。 マット・キャロルは輝きをみせ、今シーズンの シャーロットの重要な選手になりえる予感をみせた。 2年目のガード、ベルナルド・ロビンソンもある 程度のパフォーマンスを示した。 ○サンアントニオ・スパーズ(3−2) 地元のスター、ブリトン・ジョンセンは素晴らしい プレーをみせた。 最初の2試合で平均20点だったが、安定しない シュート能力になぜ彼が常にロースター選手でない のかを示すものであった。 しかし、トレーニングキャンプに呼ばれるだけの 能力は示しただろう。 アンドレ・バレットはリーグのトップガードの1人 であった。 5−10ながら、PGとしての優れた能力を示し、 NBAでやれる能力をみせた。 メルヴィン・サンダースも平均15点をあげ、身体 能力と得点力を示した。 ○アトランタ・ホークス(3−3) 2巡目指名のサリム・スタッダマイヤーはグッド ピックだった。 態度や身長の低さは気になるが、シュート能力の 高さは示した。 25分で39点をあげたボブキャッツ戦は圧巻 だった。 マーヴィン・ウィリアムスは期待ほど活躍しなか った。 平均8点4R。 ただ彼の態度と才能には期待を持てるといえるだろう 消極的といわれていたボリス・ディアウはユタで かなりアグレッシブなプレーを展開した。 積極的にシュートを打って見せ、なかなかの高確率 だった。 PGとしてプレーさせるという驚きの選択をアト ランタは行ってみせたが、21ターンノーバー、 5アシストと失敗に終わった。 ジョシュ・チルドレスはオールラウンドな能力を 示した。 色々なスタッツでトップの数字を示し、ジョシュ・ スミスは素晴らしいダンクとブロックショットで 観衆を魅了した。 ○ユタ・ジャズ デロン・ウィリアムスはたまに苦しむ場面もあった が、十分やれることを示した。 ジェリー・スローンもわくわくしているだろう。 クリス・ハンフリーズもコンスタントに貢献した。 リング下に、外に幅広い活躍をした。 ロバート・ワーレイはハンフリーズとポジション 争いをしながら平均8点5Rとなかなかの貢献を した。 ユタのもう1人のルーキー、CJマイルズは時々 素晴らしいプレーをみせたが、まだまだNBAで 活躍するには時間がかかりそうだ。 ユタ州立大のスペンサー・ネルソンは観客の多くの 声援をうけ、堅実なプレーを見せた。 彼のリバウンドはもしキャンプに呼ばれても驚かな い内容だった。 ○シアトル・スーパーソニックス(3−3) 2年目のビッグマン、ロバート・スウィフトは リバウンドに貢献したが、攻撃面では・・・。 今年の1巡目、ペトロは時間がかかりそうだ。 大きさの才能には期待が持てるが・・・。 また5年目のPGマーチン・クリーブスが参加し、 NBAでまだ貢献できることを示した。 ○ダラス・マーベリックス ロシアの巨人、パベル・ポコルジンが予想に反して大活躍。 またフェリペ・ロペズも攻撃面でなかなかの貢献を示し、 膝の怪我からの復帰をアピールしてみせた。 1stチーム G・レイモンド・フェルトン G・サリム・スタッダマイヤー G・マット・カロル F・クリス・ハンフリーズ C・シーン・メイ 2ndチーム G・アンドレ・バレット G・マーチン・クリーブス G・メルヴィン・サンダース F・ジョシュ・チルドレス F・ブリトン・ジョンセン