自分たちのレーダーにひっかからない選手を探すという意味で、これは素敵なことかも しれない。 ジオンズヴィルの北側の鉄製の建物のプライベートバスケットボールコートに7人のNBA 希望者が集まり、2週間、バスケットボールのプレーやフィジカル面のレクチャーを含めた プログラムに参加した。 企画者は地元スポーツエージェントのアンドリュー・ベーカー。 マット・キーファー、ガーリー・ウェア(パデュー大)、ロナルド・ブー・デイビス(ウィスコンシン) エイドリアン・ウィンチェスター(ミルウォーキー)、ピアルソン・グリフィス(マーレー州立) スリヴァン・サイクス(セントジョセフ)、アンソニー・ウィンチェスター(ウェスタンケンタッキー) 彼らの狙いは6月28日のドラフトである。 いうまでもなく、彼らはロッタリーピックを狙うような選手と対極にある選手達だ。 このプログラムを見学に来たスカウトにアピールするためである。 インディアナ、クリーブランド、アトランタのスカウトがこのプログラムを見学に来ている。 ☆ジョー・アシュ(インディアナ) 「スカウトの仕事だからね」 「できる限り多くの選手を目にしておきたいんだ」 「知らない選手を見るために多くの時間と費用を費やすことがなかなかできないだろ?」 「あとは選手達が我々にインパクトを残すかどうかさ」 企画に参加したことのあるシングルトンは、マーレーステイト時代の2003年に ドラフトされることなく、終わった。 彼は6−8の細いセンターで、2年間イタリアでプレーした後、セントヴィンセント メディシンでフィジカルから全てを変え、クリッパーズと1年契約を結んだ。 今シーズン59試合に出場し、10試合でスターター。 平均3.4点、FGパーセント51パーセント。 守備面を高く買われており、またNBAでプレーできそうだ。 ☆アンドリュー・ベーカー 「NBA選手を作り出せたことを誇りに思うよ」 当然、選手達は同じことももくろんでいる。 ☆キーファー 「もしNBAにいければ、素晴らしいね」 「夢だったし」 「もしダメでも、プレーは続けるよ」 「海外でいいプレーを続ければ、チャンスはあるかもしれないしね」 「大変なことだけど、夢をかなえるためには喜んで犠牲は払うよ」 「とにかく長くプレーを続けたいんだ」 ウェアは既にプロでやれる体つくりに取り組んでいる。 センタープレーヤーとしてでなく、PFとしてやれる体だ。 彼は素早さと柔軟さを手にいれつつある。 「パデュー時代は、400パウンドのスクワットなんてやってたから、 ろくにジャンプができなかった」 「運動能力を削り落としてしまっていたんだ」 「でも、取り戻しつつあると思う」 「動きがよくなったんだ」