☆アトランタ 5位・33位指名 PG・C・ベテラン・リーダーシップ もしもイースト8位シードをスラムダンクコンテストで決めたのなら、アトランタがぶっちぎっただろう。 ただ残念ながらそういうルールはない。 昨年度、ジョー・ジョンソンは大活躍し、チーム再建の中心になれることを示した。 チームの最大のポイントはPG。 昨年2位指名でクリス・ポールを獲得できたが、マーヴィン・ウィリアムスの指名をした。 たぶんウィリアムスは各チームから馬鹿げた金額のオファーがありそうなアル・ハリントンの継ぐ選手に なる輝きをみせていた。 またザザ・パチュリアだけのインサイドを固める必要もある。 アトランタはヴィラノバ大のランディ・フォイを5位指名で狙っているといわれる。 フォイはかなり能力のあるハイブリッドガードといわれ、すぐにスターターを望める存在といわれる。 2巡目ではPGにポイントを置くかもしれなく、アイオワ大のウィル・ブラロックの名があがる。 またフォイやマーカス・ウィリアムスといったロッタリー後半で獲れそうなPGを獲得するために、 トレードダウンの可能性も否定できない。 ☆ボストン 7位指名 C・PG層・守備・リバウンド 去年、せっかくのピアースの当たり年を無駄にしてしまった。 平均27点7Rという活躍をしたにも係わらず。 とりあえず、ピアースのサポートが必要である。 GMのエインジはブラウントやデイビスといった不良債権を取り除く、いい仕事を行ったし、再建の ための新しい土台を担う若手をそろえた。 あとはピアースが活躍できる間に周りを成熟させるだけである。 去年、リバウンドに泣いたので、上位指名を獲得し、マーカス・オルドリッジやタイラス・トーマス、 アンドレア・バルガナニでなければ、デュークのシェルドン・ウィリアムスを狙いにいくだろう。 またボストンファンは、アダム・モリソンの獲得いくのではないかとも感じている。 もちろん、上位指名を獲得できればだが。 デロンテ・ウェストはチームのためにかなりいい活躍をした。 しかし、PG層は極めて薄い。 それゆえにダンディー・フォイか、マーカス・ウィリアムスの可能性も否めない。 またピアースや怪我がちのザービアックの負担軽減のために、即戦力の呼び声の高いブランドン・ロイ などの指名も否めない。 ☆シャーロット 3位指名 SGとSF層・シューター ビッカースタッフはどちらかといえば堅実な指名をする方だ。 不運にもヨアキム・ノアがアーリーエントリー回避を決め、他の策を考えなくてはならなくなった。 ジェラルド・ウォレスは去年活躍した選手の1人だ。 特に守備面では平均2ブロック・2スティールを決めた稀有な選手だ。 シャーロットは過去2年堅実な得点源の不足に悩んだ。 特にアウトサイドにおいては。 ゴンザガ大のモリソンは得点力が高く一番狙いそうな選手である。 もしモリソンがダメなら、ルディーガイも候補に挙がる。 シカゴ 2位・16位指名 インサイド・リバウンダー NBA過去トップクラスのトレードをしたといっていい。 今シーズン、フロントコートのサイズ不足は露呈した一方で外からの得点力の高さはみせた。 ドラフトにおいてはオルドリッジ、トーマス、バルガナニのトップ3を指名すると思われる。 オルドリッジはクリス・ボッシュのようにインサイドでの得点力を期待できるし、トーマスは チャンドラーのリバウンドとBS面で助けることができそうだ。 バルガナニはガソルのようなスコアラーになれそうだ。 16位指名はピッツバーグのセンターアーロン・グレイや欧州のオレスキーペチェロフ、 もしくはクウィンシードゥービーが噂される。 またブルズは1位指名権をJ・オニールやケヴィン・ガーネットとのトレードに使うという 噂もある。 またベン・ウォレスのようなFA選手に豊富な資金を利用するという噂も言及されている。 ☆クリーブランド 25位・42位・55位 PG・ディフェンダー・シューター レブロン・ジェイムスはいうまでも なくいい。 サポートキャットも十分だ。 あとほんの少しのヘルプ要員が必要 である。 デトロイトをあと一歩のところまで追い詰めたが、チームに必要なのはPGであることを 露呈した。 スノーはかなり衰えており、ビューズやマーレーは理想的なPGとはいい難いシュート 大好き選手である。 25位指名で考えられるのはドゥービーか、ケンタッキーのラーション・ロンドあたりで ある。 ロンドはシュートに問題があるが、身体能力は高いし、NBAレベルのPGにも 対応できる守備力がある。 またFAになるかもしれないグッデンの代わりにショットブロッカーを狙う可能性 もある。 コネチカットのヒルトン・アームストロングあたりも候補にあがる。 デトロイト 60位指名 バックコートとC(もしかしたら) デトロイトは既にかなり完成している。 マイアミにやられて終わってしまったが。 スターターはいうまでもなくトップ5である。 ただし、ベンチメンバーはやや・・・ ベン・ウォレスがFA流出の可能性もあるが、ミリチッチの放出でキャップ枠をあけた。 またサンダースとウォレスはマイアミ戦にかなりもめたといわれ、かなり高い確率で流出もありえる。 賢いデュマースがどうするかが見ものである。 ☆インディアナ 17位・45位指名 SG、PG、フロントコートの層、身体能力 もしインディアナがベン・ウォレスと契約したら非常に面白いんだが。 もちろんそんなことはサラリーキャップが認めないだろうし、ファンもアーテストの事件以来、 ベンには厳しい。 それでも非常に面白い。 インディアナは怪我にとにかく苦しんでいる。 また再浮上には現状の打破が必要であるといわれている。 ページャはFAになるが、ページャはインディアナが喜んで彼に出すオファー以上のものを望んでいるだろう。 またジャーメインのトレードの噂は耐えないし、ティンズリーは波が激しい。 少なくともインディアナはオフに動くだろう。 ドラフトではデュークのシューターJJ・レディックやアーカンサスのロニー・ブリュワーといった オールラウンドプレーヤーを好みそうだ。 開幕の日のロースターは正直誰もわからないだろう。 ☆マイアミ 指名権なし 若さ、シューター、PG マイアミはNBAファイナルに突入しているが、まだ問題点はある。 ウェイド以外の外の力、シャックの衰え、ペイトンら年齢層の高さ・・・。 他のロールプレイヤー達も極めて不安定だ。 もちろん、彼らの力でファイナルに進出したのだから、劇的な変化はないだろう。 キャップアウトしているし。 堅実なPGやシューターを探すだろうが。 ☆ミルウォーキー 39位指名 身体能力、外のディフェンス力、SG層 なんとか8シードになったが、デトロイトに一蹴された。 ミルウォーキーはマイケル・レッドという武器を中心にチームつくりを進めている。 また若きボガット、フォート、さらに堅実なロールプレーヤーも揃っている。 1巡目指名権もキャップルームもない。 39位指名で身体能力のあるSG、ブランドン・ボウマンや守備能力の高いハッサン アダムスあたりを狙うか。 ☆ニュージャージー 22位・23位・54位指名 PF・リバウンド、バックアップPG、フロントコート層 ニュージャージーはマイアミに脅威を与えたチームであり、かなりエキサイティング なバスケをするチームである。 少なくともより上にいくためにはリバウンド能力が不可欠である。 キッドは優れたPGだが、もう若くない。 カーターやジェファーソンもかなり優れた選手だが、怪我がちである。 カースティッチは質のあるビッグマンだが、リバウンドに助けが必要である。 1巡目を2つ持ち、それらを使って、セドリック・シモンズを狙っているという 噂もある。 もしくは身体能力あるショットブロッカーやバックアップPGを獲得するか。 メルディー・コリンズやヒルトン・アームストロングあたりも可能性がある。 ジョーダン・ファーマーやカイル・ロウリーもまた可能性として考えられる。 ☆ニューヨーク 20位・29位指名 あらゆるもの ここについてなにもいえない。 ふざけているとしか思えない。 あらゆるものが必要だが、とりあえず各ポジションにタレントはいる。 そしてアイザイアはドラフト能力だけは高い。 20位指名はセネガルのビッグマン、サエル・サネの可能性がある。 ミシガンのシャノン・ブラウンやヴィラノバのロウリーも可能性の一つだ。 ニックスの29位指名はインサイドの守備力を持つジョシュ・ブーンやウェスト・ヴァージニアのアウト サイドシューターマイク・ガンジーあたりか。 ☆オーランド 11・41・44・50位指名 C・SG・アウトサイドの得点力 ドワイト・ハワード、ジャマール・ネルソン、そして来年度以降期待できそうなダーコ・ミリチッチ・・ 2007年にキャップルームもでき、上昇の兆しがみえる。 そして今ある弱点を埋める作業がこれから要求される。 11位指名ではJJ・レディックが噂される。 またブラッドリーのパトリック・ブライエンといったビッグマン、身体能力の高いSGロドニー・カーニー あたりも可能性ありだ。 ☆フィラデルフィア 13位指名 若さ、インサイドの守備 得点にはなんの問題もない。 ただし、守備に興味がある選手がいない。 イグオダーラだけだ。 アイバーソンとウェバーは悪いプレーはしてないが、コンディション不足が目立つ。 ダレンベルトは早くも失敗契約の臭いをかもし出している。 ケヴィン・オリーにスターターとしての役割をもはや与える余裕はないのでUCLAのファーマーあたりは候補だ またセドリック・シモンズやシェルドン・ウィリアムスといったポストプレーヤーも可能性がある。 アイバーソンやウェバーのトレードの噂もあるが・・・ すでにキャップルームもなく、変革にも色々問題がありそうだ。 ☆トロント 1・35・56位指名 外のシュート、センター、PG GMコランジェロはトレードダウンをもくろんでいるといわれる。 スター選手とロッタリーピックで1位指名を放出するという目論見だ。 もしそのまま使うとすれば、アダムモリソンは一番フィットしそうだ。 彼はトロントに外からのシュート力と勝ちに行く気持ちを与えるだろう。 モリソンの獲得でボッシュをセンターに、ヴィラヌエバをPFにするというオプションも考えられる。 もちろん、ボッシュをセンターにするのはかなり厳しいが。 またマイク・ジェイムスの処遇も気になるところだ。 平均20点以上のシーズンを終えた彼はかなりの額を要求するだろう。 トロントは彼に極端なオファーを避け、ボッシュ達との再契約を考える必要がある。 もしトロントがトレードダウンするなら、マーカス・ウィリアムスやジェイムスの代わりを探すことにも 使うだろう。 2巡目の1番指名権は守備と外のシュート力を持つケヴィン・ピッツノーグルあたりも可能性がある。 トロントはある程度のキャップを持つので、ベン・ウォレスの動向も考える必要があるだろう。 ☆ワシントン 18位・48位指名 守備力のある選手。層の厚さ 2年連続プレーオフ進出した。 しかしイースタンカンファレンスのコンテンダーには遠い。 まず守備力のあるロールプレーヤーが必要である。 ジェイミソンがレブロンを全くとめられなかったのも敗因だ。 アリーナス、ジェミソン、バトラーは守備面に不安がある。 ワシントンはヒルトン・アームストロングやメルディー・コリンズのような守備力のある選手を狙うだろう。