「バスケをするために生まれて」 モーリス・ピーターソンがトロントのホームゲームを終えて帰った後、 電話の留守電が入っていた。 彼の母親から電話が入るときは大概いい知らせではないので、心配 したが、ピーターソンは聞いた瞬間、脱力した。 普通の母親が送るような内容ではなかった。 彼のフリースローとフリーでのシュートが入らないことに関しての忠告 だった。 彼の両親は大学時代バスケをしていた。 ピーターソンとその両親はミシシッピー州のスター選手である。 それゆえに、ピーターソンはなんども電話で家族からのコーチ を受けることがあるのだ。 ☆ピーターソン 「うちの両親は僕の一番のファンであり、最悪の批評家なんだよ」 「大学時代プレーしていたから、的を得たことがいえる」 「両親に聞けば、答えにいきつくことだってある」 「今、NBA選手であるのは両親の存在が大きかったね」 「ママは、僕のシュートに関して感じたことをいってくれる」 「僕のシュートがダメなとき、ママは僕がどうすべきか考えて くれるんだ」 「僕はフリースローがそんなに上手くないから、上手かった ママはムカムカするんだろうね」 「だから、よく色々いってくるよ」 両親の貢献はちゃんと繁栄されている。 ミシガン大でNCAAチャンピオンシップを獲り、トロントに2000年 21位で加入。 すぐにスターターに入り、チーム4位の得点。 新人ランキングでは、3P%1位(398)FG%3位(441)プレータ イム5位(22、5分)と頭角をあらわしている。 ☆レニー・ウィルキンス 「(すぐ使うことに)なんの問題もなかったね」 「重要な場面でプレーしていけば、確かな自信をつけていく」 「そして彼はその通り、自信をつけて成長した」 「彼は恐るべき若手だよ」 「本当に一生懸命やるし、ゲームに対して真剣だ」 「日々よくなっていくよ」 ☆ピーターソン 「もっともっと成長したい」 「今までいい選手、いい人間になることだけを目指してきた」 「そして、いまいいプロセスをたどっていると感じている」 「チームのベテラン選手達は、僕に色々教えてくれるし、成長 させてくれている」 「彼らから沢山のことを学んでいるよ」 ピーターソンが母親と父親からなにも教えを請わなくなるのは、 彼が真に優れたプレーヤーになったときであろう。