シカゴプレドラフトキャンプ2006寸評 トップ10 1・ジョーダン・ファーマー 1巡目候補といわれるにも係わらず、 キャンプからキャンプを渡り歩く。 ファーマーはなにもしなかったが、 それでも十分なパフォーマンスを 行った。 得点力もあるし、素晴らしいヴィジ ョン、パス能力、リーダーシップ、 PGとして必要な賢さもあることを みせた。 1人のスカウトは彼を15−20位 の指名というものもいる。 2・デンハム・ブラウン 毎試合で2桁得点を重ね、色々な 形でインサイドに切れ込み、そして 周りに得点をとらせる能力も見せた。 1巡目後半で指名されうる十分な パフォーマンスと多才さをみせた。 3・ルイス・アムンドソン 彼ほど改善を見せた選手はいない。 非常に印象的なプレーをみせた。 やる気にみちたプレーと技術、そして オンコート・オフコートでの高いIQ を示した。 シュートレンジは狭いが、身体能力と やる気に関しては1巡目後半レベルと いえるだろう。 4・レナルド・バルクマン バルクマンも思わぬ成長をみせた。 足のスピード、そして手の長さは彼が 優れたディフェンダーとして、SG からPFまでやれることを示した。 FTこそ酷いが、優れたシュートリ リースを見せた。 1巡目前半から2巡目上位が予想 される 5・ウィル・ブラロック 今キャンプで素早く身体能力の高い PG。 ファーマーに比べ、判断力やコート ヴィジョンに欠けたが、PGとして 全体的な能力があることを示した。 すでにエージェントと契約を行って いるので、大学には戻れないだろう が、2巡目では指名を受けそうだ。 1巡目に指名されるにはあまりに シュートに問題がある。 6・スティーブ・ノバク 魅力の3Pが入らなかったが、普段は堅実な選手だ。 カイル・コーヴァーもプレドラフト キャンプでダメだったが、結果的には 素晴らしい2巡目指名選手となった。 自らシュートの形を作る選手じゃない が、ピュアシューターとしては、 今ドラフトのトップクラスである。 7・ブランドン・ボウマン キャンプでいいプレーをしたが、 もっとやれるはずだ。 素晴らしいフィジカルを持っており、 彼にふさわしい形で指名されれば、 きっといい指名になるだろう。 8・モリス・アルモンド アルモンドは印象的なプレーを見せ、 オーバータイムでのウィニングショ ットなどの活躍をした。 攻撃面ではスムーズな動きをみせ、 外からのシュート主体だったが、 中にも切れ込める素早さをもつこと をみせた。 もしライス大に戻るなら、来年は 1巡目も期待できる選手になるだろ う。 もし残るならば、2巡目のどこかで 指名される選手だ。 9・アレン・ライ 怪我により数字はよくないが、いい プレーをしていた。 PGとしての能力をみせようとしな かったが、身体能力、シュート能力 などの面でやれることを示した。 10・ニック・カナール・メドレイ 初戦に大活躍したが、2戦目に怪我 をしてしまった。 左利きで、強い体を持っていることは 示せたはず。 守備での足のスピードなどでやや 評価を落としたか。 次の10名 ブラッド・バックマン リバウンドとディフェンス、そして 外からのシュート力もある。 ただ身体能力に欠けるが。 それでも堅実なリザーブとしてはいける タクアン・ディーン 長所のシュートに苦しんだ。 PGとしての能力はないし、身体能力にも欠ける。 堅実なプレーが彼の持ち味だったが、今回のキャンプは 彼のNBA入りにプラスにはならなかった。 タジ・グレイ オフェンス力には欠ける。 しかし、守備能力や身体能力はいい。 いいプレーをしたし、よく走ったと思う。 エリック・ヒックス 非常にやる気に満ちていた。 6−7と身長に難があるが、積極的にリバウンドに いったり、ポジション取りをしていたし、外からの シュートも悪くないことを示した。 ボビー・ジョーンズ 守備のスペシャリスト。 堅実なプレーと身体能力、強さをみせた。 ゲリー・マクナマラ 怪我に苦しんだが、初戦はよかった。 ベンチからPGとして貢献できそうだが・・・ 守備面に課題があるが、よく頑張っていた。 ドゥエイン・ミッチェル 外のシュート力はないが、身体能力、パス能力、 ボールハンドリングでは悪くなかった。 JR・ピンノック 今キャンプのサプライズの1人。 いいプレーをみせた。 アウトサイドショットには不安があるが、全体的には いいプレーをしていたし、シュートフォームも悪くない。 ダリウス・ワシントン・Jr メンフィス大に戻ると思われているが、好感を持ったスカウトは多い。 能力のある選手だが、やる気やフィジカル面に不安を持つ。 エリック・ウィリアムス 強靭な体と手の長さを生かしたが、ファールをとられてしまった。 相手センターを守るのにいい選手かもしれない。 攻撃面では不安を持つ。 その次の20人 ジェイムス・アウグスティン ポストでの動き、そして体の小ささが・・・ 今のところは厳しそうだ。 ボビー・ブラウン シュートスランプでまるで貢献できず。 たぶん学校に戻るだろう。 シーン・ドッカリー デューク大学の選手らしく、堅実だったが、目立たなかった。 トップ10といわれた高校時代のクリエイティブさはすでに 失われてしまった。 トリン・フランシス 堅実なプレーとリング下で貢献はした。 ただ素早さに欠けた。 体の強さと全体的な身体能力はあるのだが・・・ マット・ハイエズ アウグスティンよりもシュート力と大きさで将来性は感じるが、 NBAでやれる選手とはいいがたい。 テドリック・ヒル 大きいし、身体能力があるし、やる気もある。 大学に戻り、もう1年たてば面白いかも。 ソロモン・ジョーンズ 身体能力も技術面も足りない。 アグレッシブな選手でもない。 コービー・カール 外のシュート力は見せたが、来年もう1年経ってからが勝負。 ヴィクトール・ケイリュー いい選手だが、ゲームを理解してない。 少し勉強すれば、将来面白いかもしれない。 タランス・キンゼイ なんでもできるし、身体能力もある。 ただ体は弱い。 もう1年体を鍛えれば・・・ マルコ・キリングスワース かつてよりも成長したが、明らかなオーバーウェイト。 かなり能力があり、経験もある選手だが、大きさやウェイト問題が 彼をドラフトから遠ざける。 カール・クラウザー 今キャンプで成績面はよくなかった が、リーダーシップなどを発揮し、 ダリウス・ワシントンよりもいい ベンチ選手になると考えるチームは 多いだろう。 ポップス・メンソー・ボンス いい成績を残し、強さと爆発力を みせた。 身長は足りないし、粗さも目立つが、 身体能力の高さとやる気はかなり 高い。 2巡目指名と見る人が多い。 ブレイク・スクリブ 大きな身長にも係わらず、優れた ヴィジョンとパス能力を見せた。 ただ目立つほどではなかったが。 身体能力が高さもあまり見せられな かったし、動きなども平均的だった。 ムスタファ・シャカー 身体能力を持ち、身長もある。 しかし練習ではよかったシュートも 試合ではダメだった。 マーカス・スラウター なかなかの選手だが、あまり熱心な 選手でない。 スカウトの間では、自分を高く評価 しすぎという厳しい声も飛ぶ。 フランス・ステイン 7フッターであり、堅実なプレーに 熱心な姿勢、リバウンド、インサイド での堅実な得点力をみせた。 ドラフトされないだろうが、興味を 示すチームはあった。 カーティス・スティンソン 興味を引くほどのワークアウトが できなかった。 イアン・ヴォウヨウカス ゴールの周りでそこそこの能力を みせたが、スピード、リバウンドに あまり期待できないことを示して しまった。 ただ動きに関してはフィジカル コンディションをあげれば、 よくなるかもしれない。 もう1年チームで頑張り、練習 すれば、ドラフトされるかもしれ ない。 カーティス・ウィザース カーティスはリバウンドに得点に アグレッシブさをみせたが、体も 小さくNBAからはあまりに遠くに いる選手だろう。