ちょっと前までかなり強い部類だったチームのサクラメント。 メンフィス・グリズリーズのAC、エリック・マッセルマンをHCに迎えることで 元に戻れるとフロントは信じている。 ジェフ・ピートリー社長は「守備意識のあるHCだが、オフェンスだって悪くない」 とコメントした。 最初に会った際にピートリーとマルーフはマッセルマンに好印象を持ち、その後も 好印象で、マルーフ一家全員一致で彼をHCにすえることに決めた。 マッセルマンはメンフィスでのAC、そしてゴールデンステイトでのHC。 その2シーズンで75−89。 昨年はクリーブランドやオーランドのHC候補でもあった。 記者会見において、彼は機知に飛んでいて、かつ非常にバスケのコーチング知識を みせてくれた。 またマッセルマンはアリーナスやクラクストンと築けた関係のように選手達と 互いにいい関係を築くことが大事だと強調した。 プレースタイルには言及しなかったが、上手くココを生かしていくとコメント。 ミラーの3Pやボンジやアーテストのポストアップに好感を持っていると。 父親がボンジ・ウェルズとポートランド時代にコーチを勤めており、ボンジとは 新しい関係を構築する必要はないと。 「ボンジは優れた選手」 「父親がポートランド時代にACとして一緒にやっていたので、すでにボンジとは 独特の関係にあるんだ」 父親がバスケのコーチであったが故に、常にバスケの環境にあった。 「朝起きると、アニメではなく、試合のテープが流れていたよ」 オーナーのジョー・マルーフもビジネス界において同じような英才教育を受けていた ので、波長があったのかもしれない。 サクラメントの新しいスタートの日において、みなの考えはギャヴィン・マルーフの 言葉に要約されるだろう。 「彼はHCとしてやれる準備ができている」 「バスケット界で生きてきた人間だからね」