○まだ終わらない マーク・ジャクソンが予想に反して、NBAに 戻ってきた。 評価については疑問が残るが、、、 マーク・ジャクソンはインディアナでのシーズンを 含めた15年間は、知的で、リーダーシップのあるアン セルフィッシュな選手として知られ、非常に素晴らしい 選手としてうたわれた。 しかし、16シーズン目のユタにおいて、確かにNBA 通算2位のアシストランキングに入ったが、評価を落とす 原因になった。 彼の成績に批判をする人はいないが、 ユタでの1年で (スローンとの確執)ジャクソンが不和を生ずる影響を 出す選手としての評価がついてしまった。 その影響もあり、ジャクソンはずっとNBAでプレー できなかったが、やっとヒューストンでの10日間 契約にこぎつけた。 ☆ジャクソン 「誰かが俺の悪口をいって、俺を悪くみせようとして いた」 「16年間プロとして頑張って、いつもいいプレーを 見せようとしていたのに、一人の人間、そして一つの 組織によって、それが無視されてしまうのはつらいこと だった」 ジャクソンはジョン・アメチやデーショウン・スティー ブンソンといっためったに出場できなかった選手達にも プレーする機会を与えようとする意欲を持っていたが、 それがユタでは通用しなかった。 ☆ジャクソン 「別に彼らの悪口をいうためにいたのではない」 「ただ自分のレベルを彼らのレベルにまで落としたく なかった」 そういった批判は以前にもあった。 1992年ニューヨークにおいて、スターターを外され、 チームを去った。 1999年ロックアウト中のシーズンにラリーバードと たびたび衝突した。 しかしジャクソンはヒューストンのHC、ジェフ・バン ガンディーとはニューヨーク時代からつながりが強い。 バンガンディーは、時々信頼のおけなくなるフランシス を補う選手として、ジャクソンを必要とした。 バンガンディーは、ジャクソンにも衰えはあるだろうと 感じていつつも、彼を獲得することに恐れはなかった。 ☆バンガンディー 「彼を理解している」 「彼のできることはわかっている」 過去4年間彼と一緒に仕事をしているカーライルも 同様に支持をする。 ☆カーライル 「彼は強い個性をもっているが、その強い個性こそが 彼をリーグでインパクトのある選手に押し上げたので ある」 「私は彼から多くのバスケを学んだよ」 「彼のリーダーシップ、判断力は、チームのオフェンス に活力を与えることができる」 「なぜなら彼はどこにボールを送れば、どうなっていく かわかってるからね」 「彼にはまた味方の選手に自信を与えることもできる」 「これは彼特有の才能さ」 ジャクソンは、自分自身で「ロックアウト」という、 この浪人期間にも決してやる気を失わなかった。 家族と過ごす傍ら、自分の身体を作ってきた。 ☆ジャクソン 「みんな、俺をクレイジーな人間のように見てたよ」 「それをせざるを得ない麻薬常習者のようにトレー ニングしていた」 彼は先日のニューヨーク戦で1試合プレーしただけ だったが、みなに彼が必要であることを示してみせ た。 ヒューストンサイクロン紙には関節炎を患った カニのような動きといわれ、自身も10年間 プレーしていなかったような動きだったというが、 インパクトは残した。 15分3アシスト。 ヤオ・ミンのシーズンハイに貢献してみせた。 ☆ヤオ・ミン 「私には、彼がどこへパスするかといったものを もっとよく見る必要があると思う」 「中国には地獄に仏と同様の言葉として、空から おいしいものが落ちてきたという言葉がある」 「彼がパスを出すとき、まさにその感じなんだ」 ジャクソンは再度活躍できることを望んでいる。 いつどこで引退するかは決めていない。 ただその時がハッピーエンドで終わることを 期待している。