「個人スタッツより大事なもの」 スコット・ポラードにとって、個人のスタッツはどうでもいいこと である。 活躍しても、負けてしまうと、よくこういったコメントを聞く。 「負けてしまったんだ」 「スタッツはどうでもいい」 「個人のスタッツなんて、チームの勝利に貢献できない限り、 どうでもいいことなんだ」 ポラードは、今年チームにかなりの貢献をしている。 チーム史上最高の状態であるサクラメントにとって、ポラード はベンチメンバーとしても、スターターとしても重要な選手 である。 クリス・ウェバーが捻挫でチームを離れたときも、ポラードは 平均11点11、7R。 3OTまで進んだトロント戦では19点17Rと活躍した。 ☆ポラード 「とにかくリバウンドを獲ろうと思ってね」 「でも、俺ぐらい大きいのが(6−11・265ポンド)プレータ イムを増やそうと思うなら、もっとリバウンドを獲らないとね」 ☆リック・アデルマンHC 「スコットはすばらしい選手だよ」 「特にウェバーがいないときはね」 「ウェバーがいなかったとき、彼は素晴らしく貢献してくれた し、うちが必要としているリバウンドや守備で働いてくれた」 アデルマンは、ポラードをベンチスタートとし、ベンチから彼 の力とタフネスをチームに与えてほしいと思っている。 それゆえに、アデルマンは重要な場面でポラードを使う ことが多い。 ☆ポラード 「嬉しいね」 「彼が俺にそう思っていてくれるのはありがたいね」 「だって、彼がサラリーを上げてくれるだろうからね(笑)」 「試合の勝利に貢献できるかが重要なのさ」 「俺は、とにかくスタッツシートを見て、『すげえ、俺ダブルダ ブルだよ』なんていう人間にはなりたくないんだ」