○道はちゃんと開けている フィルの欠点になりえるんだろうか? フィルジャクソンは9つのNBAタイトルを獲得した。 彼はリーグの歴史において、10大コーチの1人に リストされたし、常にプレーオフに出場しつづけている コーチでもある。 しかしコービーブライアントは本当に彼を嫌っている。 コービーはフィルジャクソンとランチに行きたいか 尋ねられたときに、即答で「嫌だ」と答えた。 誰が支払うかを聞くこともなく。 ペイトンもしかりである。 ただマイケル・ジャクソンはかつてフィルジャクソンの もとでプレーしたいといっていたが。 しかしジャクソンは1996年契約切れになったときに 選手達から強く慰留されたコーチである。 ピート・マイヤーズを嫌ったロン・ハーパーでさえも。 他の選手も、よく口げんか、そして誰がプレーするかと いったことに異をとなえている。 全てジャクソンの失敗であるのだろうか? ☆ジャクソン 「自分自身をみつめた上で、なにか間違っていることを しているか、イライラするようなことをしているかって 考えなくてはいけない」 「私は座って、コービーと話し合いを持たなければなか った」 「基本的に、コービーは放っておいて、失敗の中から 自分のライフスタイルを作っていくのがいいと思って いる」 「ペイトンについては、私はなるべくプレータイムを 減らそうとした・・」 「しかし彼は逆にそれについて不平をいいだした」 「私はよく誤解を受ける人間ではある」 「基本的にそういった誤解に対し、どうこういわない」 「しかし選手はその誤解を受け取ってしまう」 「少し放っておきすぎたのかもしれない」 「しかし、コービーとはオールスター後に上手くいく ようになっている」 「一緒にシーズンを頑張っていこうといえる関係で ある」 ブライアントは肩の怪我で約1ヶ月出場不能といわれた が、まさかの復帰を遂げた。 痛みは残るが、耐えながら出場すると本人はいう。 マローンも膝の怪我で出場していなかったが、とうとう 復帰する。 予定通りいけば、24回目の4人の揃い踏みである。 しかしそれは上手くいくのか・・いかないのか。 プレーオフへの動きが始まっている。 もし彼らが勝てば、ここ5年で4度の優勝になる。 そうなれば、マローンらの引退だけでなく、ジャクソン のコーチキャリアの終了になるかもしれない。 ジャクソンは今期で契約がきれる。 再契約の可能性は50パーセントであるという。 しかし友人によれば、可能性は減っているらしい。 9月の時点では59パーセントだった。 もし残るとしても、コーチはしないだろうとその友人は いう。 ☆ジャクソン 「他のどこかでコーチしている姿が思い浮かばない」 「あるとすれば、コーチ以外での仕事ぐらいだ」 「これからどうするかを決めるのにちょうどいい タイミングなのかもしれない」 「自分のことをNBA人間とは思っていないんだが、 大学を出て依頼、たった5年間離れた以外は全てNBA に時間を費やしていることを考えると、NBA人間なの かもしれない」 「考えて、今後コーチを続けていくのかについて考え なくてはいけない」 「まだどうするか決定しないだろう」 「選手達の決定もある」 「このコーチにまたやって欲しいのか・・そうでない のか」 「チャンピオンシップに勝つための規律とかでプレー するのでなく、自由にやりたいようにプレーしたいのか」 「今チームとして考えるべきときである」 「なるようになるはずだろう」 コービーはFAである。 マローンとペイトンは契約切れになり、フィッシャーも しかりである。 シャキールオニールは契約延長交渉が難航している。 レイカースのマネージメントはジャクソンとの新しい 契約交渉にはいれないでいる。 レイカースにおいて重要な選手の動向は、ジャクソンの 契約如何にもよるところがある。 ☆ジャクソン 「私に関していえば、(契約延長は)偉大なチャレンジ である」 「ブルズでの最後の3年も1年契約で続けた」 「順位は変わりうるだろうが、レイカースは今の ウェスタンカンファレンスでの状況に満足している」 「今、サンアントニオと順位が変わらないが、遠征が 終わり、状況はよくなってくるはずである」 「もしミネソタがこのままミッドウェストで優勝し、 我々が2位か3位でシーズンを終えられれば、サン アントニオとサクラメントという最大の障害である 2チームとカンファレンスファイナル決勝まで戦わ なくてすむはずである」 レイカーズの最大の脅威は内輪モメであるという 人も多々いる。 しかし、いまだにラスベガスのオッズメーカーは レイカースの優勝をもっとも確立の高いものとして 扱っている。 オニールとコービーは、コービーが先日のヒューストン 戦でオニールがヤオミンにねじ伏せられたことに叱った ためにいまだ緊張が走りつづけているという。 ☆ジャクソン 「練習では2人とも笑っているよ」 「ちょっとしたなにかはあるのかもしれないけどね」 そして必要なくともみんなが思っていることもある。 ブライアントはオニールの存在があり、レイカーズから 離れたがっている。 マローンやペイトンも出たがっている。 シャックも移籍を望むかもしれない。 フィッシャーもデバン・ジョージも・・そして他の 選手もどうするか迷っている。 ジャクソンがみなをつなぐものになる。 オニール、ブライアントともに十分ジャクソンのコーチ 力を評価している。 ジャクソンなしでチームがリングを取れるかもはなはだ 疑問である。 マローン、ペイトンは初のリングを望んでいる。 ジャクソンは自信がないわけではない。 チームにはチャンスがあると思っている。 しかし、彼は1997年以降もっとも多い16度の スターターチェンジを行ってはいるが。 ☆ジャクソン 「我々は選手達が勝ちたいのならば、より頑張るよう にいっている」 「マローンは動ける状態を保たなくてはならないし、 シャックもいい状態でプレーしてもらう必要がある」 「他の選手達が今後貢献できるようにプレーする機会 を与えたのである」 ジャクソンは契約がどうなるかで迷っていてはいけない という。 ☆ジャクソン 「私はオーナーというポジションを理解できる」 「オーナーたちは私を残したいだろうし、シャック、 コービーをキープしたいだろうし、マローン、ペイトン も残りうるだろう」 「もし彼らが私とともにプレーしたいならば、それを プレーオフでみせてくれるかどうかが私が残留するか どうかの指針になるだろう」 「時間配分、ボールの所有率、シュート、怪我、敗退 あらゆることが選手のムードに影響を及ぼす。 「選手達は強い個性をもっているし、それぞれまったく 違う振る舞いをする」 「しかし、そんなにネガティブには考えていない」 「我々は多くの困難を経験しているし、プレーオフが 始まれば、ちゃんと事は上手く運ぶはずである」