「重要な1枚のピース」 レイカースは序盤、去年のような力がなくなっていた。 グレン・ライス達2人がスターターから抜けたこともあるだろうが、 それ以上に、フィッシャーの怪我による離脱が大きい。 コンスタントなスタッツを残しているが、他の面で彼の存在の 大きさがレイカースにあるのだ。 ☆フィッシャー 「俺は別にチームに貢献できるのならば、スタッツに反映しなくて もいいと思っているんだ」 「うちに時々欠けてしまうエネルギーを供給できれば、いいと思って いる」 「だから、スタッツの数字なんてみないし、自分が出て、チームに 変化をもたらせたかの方が重要なんだよ」 レイカースのライバルチーム達も、フィッシャーの存在の大きさを 認識している。 ☆ブラデ・ディバッツ(サクラメント) 「彼は素晴らしい選手だよ」 「みんなをうまくまとめられるPGだね」 「シャックとコービーだけでなく、フィッシャーがいるから、彼らは チャンピオンになれたんだよ」 フィッシャーは、ドリブルで決めこめるし、3Pも打てる。 さらに、チームにとって、彼の優れたディフェンス力が重要な 役割を果たしている。 去年、レイカースはリーグトップのディフェンスを誇っていた。 しかし、フィッシャーがいなかった今年、ディフェンスランキング は下から数えた方が早かった。 ☆フィッシャー 「ちゃんとしたピースをパズルにいれると、周りのピースも いれやすくなるのと一緒だと思うんだよね・・守備って」 「守備は、長年俺が得意としてきた分野なんだ」 「だから、守備面で、俺が戻ったときに、個人としての守備 だけでなく、全体としていい守備選手になりたいんだ」 「俺の加入で守備が去年のようになれば、いいと思うよ」 そしてレイカースの守備は、フィッシャーが戻ってきた後、 強化された。 チームは上昇をつづけ、ディヴィジョン優勝も果たした。 連覇のカギは、彼が握るといっても過言でないだろう。