○低迷したチーム達 5チームが特に失望のシーズンに終わりそうである。 ☆フェニックス・サンズ 当初はプレーオフ下位チームと予想された。 実際にはウェスト最下位。 スコット・ウィリアムス、ザルコ・カバルカパ、アーマー スタッダマイヤーと怪我で欠いた。 マーブリーを失ったオフェンスは威力に欠け、アウトロー がいない守備陣はエネルギーがなくなった。 ○主な原因 過去にもフェニックスは現在NBAのトップ5アシスト 数のキャセール、ナッシュ、キッド、マーブリーの4人 を放出したりの愚行が目立つ。 コランジェロいわく、キャセールでフィンリーを獲得し、 フィンリーでキッドを獲得し、キッドでマーブリーを 獲得した。 そしてナッシュでマリオン(ドラフトピック)を獲得 したといっている。 ○今後 来シーズン11ミリオンのサラリー枠の空きができる。 さらに自チームのドラフトピック、ニューヨークの ドラフト1巡目、クリーブランドがプレーオフにいけば もう1つ1巡目ピックを獲得することができる。 ☆ボストン・セルティックス イーストのトップ5といわれていた。 しかし9位に沈んでいる。 12月15日にエリック・ウィリアムスとトニー・ バティーを放出し、リッキー・デイビスを獲得した。 それが混乱の始まりだった。 リーダーシップを欠き、守備も崩壊、チームのケミス トリーも崩壊した。 期待のラフレンツは膝の怪我で12月に消え、ベイカー はアルコール依存症による規律違反でクビになった。 1月にはオブライエンHCも辞職した。 ○主な原因 GMダニー・エインジは今期の空き枠サラリー6ミリオン を使いきらなかった。 ○今後 エインジのトレードにより、デトロイト、ダラスから 1巡目ピックを獲得した。 トレードは不可解なものだったが、ドラフトで勝負と 語るエインジ次第である。 ☆オーランド・マジック イーストプレーオフ下位あたりの予定だった。 しかしイースト最下位に沈んだ。 チームの精神的支柱であったダレル・アームストロング を放出し、さらに新しい選手を8人加えた。 それによりチームケミストリーが結合することなく、 シーズン早々に来シーズンを見据えた戦いを余儀なく された。 ○主な原因 マグレイディーはオフシーズンにキャプテンに指名された ものの、早々に不満を持ち、やめるといいだした。 ○今後 オーランドはドラフト上位ピックが予想される。 さらにギャリティー、ヒルの復帰が予想される。 ☆シカゴ・ブルズ もしかしたらプレーオフもと思われていたが、またもや イーストビリ2に終わりそうだ。 3年目のカリーとチャンドラーに期待していたが、カリー はシェイプに失敗し、チャンドラーは腰痛に苦しんだ。 チームは序盤から低迷し、コーチを解任し、ローズと マーシャルを放出した。 ○主な原因 パクソン、カートライト、ピペンで再興を目指したが・・ ○今後 ドラフト上位ピックを得られる。 そして今期トレードデッドライン時に、カリー、チャン ドラー、クロフォードを放出しないといったが、それら の選手でオールスタークラスの選手の獲得に走ったと してもおかしくはない。 ☆フィラデルフィア・セブンティーシクサーズ 少なからずプレーオフは固いと思われていたが、11位 に沈んでいる。 アイバーソンとグレン・ロビンソンの2人が重要な時期に 怪我でいなくなった。 それ以外にもチームは怪我に苦しんだ。 ランディー・エイヤーズを1月に解雇し、クリス・フォー ドをすえたが、アイバーソンと終わりなき闘争をはじめ だしている。 ○主な原因 エリック・スノーは優れたクォーターバックスタイルの PGであるが、アイバーソンの存在によりそれを生かす ことができていなかった。 ○今後 アイバーソンを放出するのかいなか? それともフォードを解任し、他のコーチを呼ぶのか? 重大な決定をキングはしなくてはならないだろう。