○インディアナ州出身のドラフト選手の不在は一時的なものである 最近、NBAでドラフトが行われる場合、インディ アナ州の高校及び大学からドラフトされない傾向に ある。 去年も同様である。 インディアナのバスケット熱が落ちているのだろう か? それとも他の州が上昇しているのか? ただ単に一時的なものなのだろうか? 1つだけ明らかなことがある。 ☆ゲーリー・ドナ(Bマガジンの編集者) 「変遷してるのさ」 「つねにグレン・ロビンソンやラリー・バードが 出てくる訳ないよ」 インディアナ州は数年に渡って、多くの有望な タレントを供給している。 全NBAオールスター出場選手のうち、に21人の 選手がインディアナの高校、大学出身者である。 しかし、グレン・ロビンソンとブラッド・ミラーの 2人が最後のインディアナ出身者で彼らは1990 年にインディアナの高校を卒業している。 ショーン・ケンプやスコット・スカイルズは、 優勝すらできなかったが、彼らは長い間、NBAに 在籍し、インディアナ州のタレントの質を証明して くれた。 まだインディアナ州はNBAにおいて、十分な 貢献を果たしているといえる。 まだ10人の選手がリーグのロースターに残って いる。 これは州の人口と比較して立派な成績といえるだろ う。 今年のドラフトはどうやらインディアナ州出身の 選手はドラフトされなそうだが、将来かならず ドラフトされるだろう選手がいる。 ローレンスノースのセンター、グレグ・オデンは すでに2006年の1位指名候補といわれている。 ローレンスノースのクリス・ヒル、ブルーミントン のシーン・メイ、パイクのクリス・トーマス、 インディアナ大学のブライシー・ライトも有力候補 である。 しかし、インディアナにおいてバスケットボール界 において絶対的な存在でなくなりつつあるのは確か だ。 もちろんまだまだ大きな存在であるが、 ☆マクギニス 「他の州が明らかに進化している」 「あらゆるところで優れたバスケ選手があらわれて いる」 インディアナにおいて、他のスポーツの成長も、 バスケ界からのタレント流出につながっている。 インディアナ州は1911年にバスケットで全米 チャンピオンに初めてなったが、野球は1967年 フットボールは1973年までチャンピオンになる ことはなかった。 ここ何十年とバスケットはインディアナ州において 絶対的な存在であったが、今はそうでない。 ビリー・シェパード(1968年のインディアナ州 のミスターバスケットボールを受賞)は、かつて バスケットに注目していたトップアスリート達が 他のスポーツを今しだしているという。 ☆シェパード 「子供たちはバスケットボール以外にも、色々ある ことを理解している」 「他のスポーツも強くなってきて、その影響でバスケ ットの人材にダメージを受けている」 州の高校のコーチたちは補足要因としてプレースタ イルについて言及する。 他のスポーツではチームの中心選手的な選手が バスケットにおいてはチームの中の1人としての 役割を求められる。 ☆パット・ラディー(州のベテランコーチ) 「インディアナ州のコーチはチームバスケを教える」 「彼らはそのことにプライドを持っている」 しかしもしインディアナの高校から多くのNBA 選手を供給しようと考えても、変更を求める必要 はない。 ☆スティーブ・ウィッテ(元コーチ) 「私はインディアナが最も才能ある選手がいる 地域だと理解されていたとは思わない」 「優れたコーチによって最も基本が出来、チーム コンセプト持った選手がいる地域だと理解されてい ると思っているよ」