○パットギャリティーの魔法のシーズン 4年目のNBAシーズン、ギャリティーは過去最高の シーズンを送っている。 グラントヒルが怪我でシーズン絶望になったが、 オーランドマジックは第1シードに向かって頑張って いる。 ☆ホーレス・グラント 「パットは人命救助者さ」 ギャリティーは今までベンチから3Pを供給する選手 であり、守備にも期待されていた。 シーズン序盤は同様の役割だった。 オーランドは未来の殿堂選手パトリック・ユーイングを 獲得したが、怪我がちなこともあり、スターターには すえていない。 オーランドはスタートセンターを色々考えたが、結果と してギャリティーがそのポジションを獲得した。 ☆ギャリティー 「俺は自信があるし、ドック(リバースHC)も、 色々な面で俺を信用してくれている」 ギャリティーはPFにおかれ、センターにホーレス グラントを置く布陣になった。 ギャリティーはPFとしては6−9・238とやや小さめ だが、攻撃面でミスマッチを誘うことができる。 ギャリティーの外からのシュート力は相手ディフェンス を外に引き出すことができる。 ☆ギャリティー 「相手はポストで有利に立てるが、一方でウチがアップ テンポオフェンスやスクリーンなどを使ったときに相手は 苦しい思いをすることになるよ」 実際、オーランドはこの小さな布陣を使って、10つの 貯金を重ねている。 攻撃面でギャリティーは貢献し、4つの攻撃パターンの 一つになっている。 しかしそれ以上に守備での頑張りがリバースHCに この小さな布陣でやれる自信を植え付けている。 ☆リバース 「彼は素晴らしいよ」 「より強く大きな選手を上手く守り、一方で技術を生か して、ポイントを獲得してくれる」 「彼がいて本当に幸せに思う」 しかしチームは彼にはより期待を持っているが故に、 ギャリティーのシュートには不平を持つ。 彼が十分にその仕事をこなしていないからだ。 ☆ダレル・アームストロング 「彼がシュートを決められないと、みんな不満を感じる よ」 ☆ホーレス・グラント 「彼に怒りを感じることもあるよ」 「みんな彼に期待しているし、ボールを持ったら、 きっちり沈めて欲しい」 「だって彼はいいシューターなんだから」 リーグ全体を通しても、彼はいいシューターであるのは いうまでもない。 オーランドにはしばしばトレードの話が来る。 よくギャリティーの名前があがる。 ギャリティーはオーランドのランアンドガンスタイルに うまくフィットしている。 ギャリティーの存在がマグレイディーやマイク・ミラー をフリーにする。 彼の仕事は外に位置して、チャンスがくれば、それを 沈めることである。 ☆ギャリティー 「いつもシュートが上手く決まるわけじゃない」 「突然シュートを打たなくてはならない場面がくる。 「でも、シューターであれば、リズムがよくなるとき がある」 「そんなときは全てがうまくいく」 「フットワーク、ボールのキャッチ、そしてシュート」 「そんなときは楽しくてたまらないよ」