○タブセユータインタビュー Q 日本のような野球国でなぜバスケットを? A ぶっちゃげ、母と姉がバスケをしていたからなんだ。 同様に野球もやってたけどね。 Q バスケに専念しはじめたのは・・・ A もともとバスケの方がプレーしていたし、だんだんと 野球よりもバスケの方が上手くプレーできるようになっ ていた。 おのずと野球をしなくなり、バスケをするようになって いったよ。 Q どうしてブリガム・ヤングハワイ大学に? A 他も考えたけど、そこが海外の生徒にいい英語プログラム を持っていたんだ。 だからそこを選んだ。 Q アメリカの文化のどこらへんに馴染めた? A 音楽だね。 ポップス、RアンドBは日本でも馴染みが深い。 そして映画。 日本の人間はアメリカ映画を好んでみている。 バックトゥーザフューチャーは僕が好きな映画さ。 Q 日本人初のNBA選手としてのマーケティングについて どう考えてる? A サンズでプレーできるようになれば、日本にとって本当に 大きな意味のあることだと思う。 誰もいなかったし、特に僕のように身長も小さい選手 がそうなればなおさらだよ。 もし日本人の子供達が僕のジャージをきてくれれば、 それは素晴らしいことだし、本当にうれしい。 できれば、多くの日本の子供達がバスケを始めてくれれば いいね。 イチローやノモのようにメジャーリーグで日本人選手が プレーして、日本の子供達は野球をしようとした。 だから僕で、同様のことが起きてくれればと思う。 Q 最近の例ではヤオ・ミンのことがありますが、それに ついてはどう思う? A ヤオ・ミンは中国だけでなく、アジア全域に「ヤオの ようにプレーしてみたい」と思う気持ちにさせてくれた。 それは僕にとっても同様だった。 ヤオは大きい選手だし、僕は小さい。 だからあらゆる人々が「自分もNBAでプレーしてみ たい」と思ってくれるといいね。 Q ヤオと話した? A 去年のプレーシーズンで一度話す機会があった。 アジアカップで高校時代に対決したことがあった。 もちろん僕は彼を知っていたからこう聞いたよ。 「俺のこと覚えてる?」って。 そしたら「覚えているよ、高校時代戦ったよね」って。 Q 去年の夏との違いは? A 1年NBAのサマーリーグとプレーシーズンを経験して 自信がついた。 去年マイナーリーグでもプレーした。 プレータイムを貰ったとき、いつでもいいプレーができ ればいいと思う。 その自信はある。 バルボサもいるが、彼が疲れているとき、彼をバックア ップしたい。 Q 最初にレギュラーシーズンでプレーしたとき、どう 感じると思う? A 想像できないね。 夢がかなったって感じかな。 そうなることを希望しているよ。 Q フェニックスはどう? A 暖かい都市だね。 いい街だよ。 静かだし、人々は優しい。 Q あなただと認識されてない? A そうみたいだね。 できれば認識されるようになりたいね。 Q サンズは新しい選手が多々加入した。 今年はどうですか? A 僕はただチームのメンバーとしてロースターに入りたい。 だから今の状況でチームについて語るのは難しいよ。 ナッシュやQリチャードソンがいる。 いいチームだと思うよ。 Q ナッシュと練習できるのはどう。 A とてもうれしいよ。 有名な選手だからね。 オフコートでもいい人だし、みんなに気をつかって、 みんなに話しかけてくれる。 Q ナッシュからどんなことを学んだ? A 全てだね。 でも特にどうやって大きな選手に立ち向かうかといった 点かな。 だからいつも彼がどうやって大きな選手と戦うかを 見ているよ。 彼はドリブルしつづけ、そしてフリーになればシュート を放つ。 フリーの選手がいればいいタイミングでパスを放つ。 彼は真のPGだといえる。 他の選手も彼がいいパスを放ってくれるから楽しいと 思う。 彼はコートでも真のリーダーといえる。 彼みたいになりたいね。