○大統領選は外国人選手の好奇心を誘う。 ザザ・パチュリアがテレビをつけると、必ず大統領選のコマーシャル を見ることになるだろう。 熾烈な争いが続く。 しかしパチュリアがテレビをつけてないときでさえ、大統領選の 影響を回避することはできない。 先日ミルウォーキーのアパートから空港へ向かった。 けれども彼には一つの大きな問題があった。 ☆パチュリア 「警察が道路を封鎖していたんだ」 「俺が知ってる唯一の道だった」 「当然通してもらえない」 「とにかく待たなくてはならなかった」 「なんとかギリギリで間に合ったけど」 それはケリーがミルウォーキーでキャンペーンを張っていたため である。 世論調査によると大接戦である。 アメリカ史上に残る大接戦ともいえる。 そんな対決はアメリカ国民だけでなく、外国人の興味も誘った。 ☆パチュリア 「アメリカを母国のようにおもっているし、自分の故郷に帰るとき 以外はアメリカに住んでいるから、気にせずにはいられないよ」 「政治は俺の仕事じゃないけど、話は聞くようにしている」 「どのチャンネルもそうだしね」 パチュリアはどちらを応援しているかについての言及は避けた。 同様にノヴィツキーもそれについての言及はさけた。 ただアメリカの政治とドイツの政治の違いなどには非常に興味が あるという。 ☆ノヴィツキー 「ドイツでは7つや8つの政党に投票できる」 「アメリカでは二つだけ」 「ドイツでは色々な意見があるけど、アメリカではあれかこれか しかないんだね」 のヴィッキーはキャンペーンコマーシャルなどでブッシュとケリー について時々読んだという。 そして討論なども聞いたという。 投票権はないが。 そして彼はアメリカ国民にとって難しい選択のように感じたという。 ☆ノヴィツキー 「どうなるかわからないね」 「両方ともいい観点を持っている」 「ただ、そして選ばれてしまえば、実際それをやってくれるかど うかはわからないけどね」 ダン・ガズリッチはまた状況が違う。 ガズリッチはオランダで育った。 オランダは立憲君主制である。 ☆ガズリッチ 「アメリカの政治スタイルはいいね」 「リーダーを自由に選べるんだから」 「どうしたいか選ぶ機会があるってことだろ?」 「オランダは王様と王女がいて、決まっている」 「まぁみんな幸せに暮らしているけどね」 「でも、アメリカのスタイルは本当にいいよ」 「オランダ国民だってもっと幸せになりたいだろうし」 ガズリッチがこのスタイルで嫌なのは候補に対する個人攻撃で あるという。 ☆ガズリッチ 「互いに罵り合ってるね」 「自分をよく見せようと」 「それが政治なのかい?」 外国人のガズリッチにはどうにもならない問題だが、彼には 要望がある。 ☆ガズリッチ 「最良の人が勝利してほしいね」 「一番いいことをしてくれる人」 それはバックスのチームメートにも同様だった。 ☆パチュリア 「すべてがよくなればいいね」 「アメリカ人、グルジア人、ロシア人に関わらず、世界の人々に とってよくなればいいよ」