○オフシーズンの格付け オフシーズンの動きで、NBAチームの様相は大きく 変わった。 スーパースター、そしてジャーニーマン達により、 大きく様相が変えられた。 開幕してみないとなんともいえないが、とりあえずの オフの格付けをしてみたいと思う。 マイアミとヒューストンがよく評価されている。 それぞれシャックとマグレイディーを獲得した。 最大の勝利者はデンバーという説もある。 マイアミやヒューストンと違って、3つの未来の1巡目 を放出して、ケニヨン・マーチンを獲得した。 もともとデンバーには多くの1巡目があったので、 将来的に困ることもない。 ナゲッツはマーチン獲得だけでなく、キャンビーとの 再契約にも成功。 それにより、キャンビー、マーチン、カーメロ・アン ソニー・・さらにネネと強力フロントコートを作り あげた。 シャックなきウェストの有力候補にもなりえる存在に なった。 一方でマイアミはオニール獲得でイーストの有力候補 になった。 3人のスターター、バトラー、グラント、オドムを放出 しはしたが。 マイアミの課題はウェイドとシャックに集まるマーク の隙からジャンプショットを決められる選手の存在が 必要であろう。 ヒューストンはマグレイディーの獲得で、ヤオそして マグレイディーの得点力が期待される。 ただPGを誰がやるのかとか疑問も残るが、ルーが 可能性として高いか。 チェンジオブペースのできるいいベンチプレーヤーで あることは認めるが、優勝するチームのPGとしては インパクトがない。 ジョワン・ハワードを獲得しもしたが、これからどう バックコート陣の強化に励むかが最終的な評価の つけどころになるだろう。 ユタも顕著な勝利者といえるかもしれない。 ただサラリーキャップオーバーになりそうであるが。 デトロイトからオカー、そしてカルロス・ブザーを かっさらった。 2人ともエースキリレンコのフロントコート陣に より強みを与える存在になるだろう。 ユタはプレーオフで活躍できるチームになった。 他のチームの動きはちょっとしたものになった。 サンアントニオは静かに価値あるオフシーズンを 演出した。 ジノビリと再契約を決め、ブルース・ボーエンとも 再契約に合意した。 ブレント・バリーも獲得し、しっかりと軸をかためて いる。 契約を打ち切り、その間隙をぬってブザーを奪われた クリーブランドはダメージを補う動きを行った。 オーランドからグーデンを獲得し、そこそこの貢献が 期待できそうだ。 さらにエリック・スノーを獲得。 若いチームを上手く纏め上げられる選手であろう。 フェニックスはまだなんともいえないチームである。 スティーブ・ナッシュを獲得し、Qリチャードソンも 獲得した。 センターがいないチームであるが、外からのシュート 力で対抗するつもりだ。 プレーオフにいける可能性は十分にある。 デトロイトは優勝したせいもあり、チーム戦力の維持 につとめた。 オカーこそ失ったが、マクダイスを獲得し、さらに 最大の目標であったラシードウォレスとの再契約にも 成功した。 リーグの多くのチームがデリック・コールマンに興味を 示さない中、デトロイトは過去にフィラデルフィアで 活躍したコールマンを獲得。 もしコールマンがやるようであれば、デトロイトは 強力な層ができる。 ミネソタはあまり動かなかったが、特に動く必要も なかった。 スプリーウェル、そしてハッセル、ホイバーグのキープ に成功。 昨年ベースでNBAタイトル獲得に走る。 負け組の代表格はニュージャージだろう。 新しいオーナー・ブルース・ラトナーは、クリッパーズのドケチ オーナードナルド・ステアリングの後釜になれそうだ。 彼はスターターの4割を捨てた。 代わりに受け取ったものは3つの1巡目ドラフトピックと1つの 2巡目ピックだけだった。 さらに彼はスーパースターPGジェイソン・キッドすらも疎外しよう としている。 昨年、優勝チームとたった1勝差で敗れたチームを一瞬にして 崩壊させた。 レイカーズはマイアミから3人のスターター候補を獲得した。 シャックこそ失ったが、十分6、7、8シードぐらいは取れそう だ。 ダラスはなにをしようとしているのか不明だ。 ナッシュを放出し、ジェイミソン、ウォーカー、フォートソンを 放出した。 ジェイソン・テリーに、スタックハウス、レイトナーといった 将来の悩みの種になりそうな選手まで獲得している。 そしてどうなるかよくわからないデヴィン・ハリス、パベル・ ポコルジン、さらにカルロス・ブースに怪我がちなアラン・ ヘンダーソンと獲得した。 正直プレーオフにいけるチームとも思えない。 色々あったが、このまま各チーム補強が終了というわけではない だろう。 まだ色々ありそうだ。