○バテルはデンバーで視界良好だ 2001−02シーズンのナゲッツのシーズンの終盤に 最大のニュースといえば、なにもニュースがないこと である。 大体デンバーはこの時期監督交代、ロッタリーピック、 そして誰をFAで獲得するかといった話が主である。 今の主な話は中国人センター・メング・バテルが 2002−03シーズンでロースターに入れるかと いう話である。 バテルは終盤の6ゲーム中5試合でスターターとして プレーし、平均19分6点6Rと貢献した。 2ヶ月前にNBAキャリアをスタートした彼としては そこそこの成績である。 とはいえ、シュートアベレージの低さ、そしてフット ワークには改善が必要であるが。 ☆マイク・エバンスAC 「彼は調整している最中だよ」 「彼には能力があるし、外からのシュート力もある」 「インサイドでもいいものを持っている」 しかしバテルには教える必要のないものを持っている。 6−11と290の優れた体格だ。 彼はデンバーの中でも唯一のピュアセンターといえる。 ラフレンツが2月にトレードでいなくなり、バンダウェイ がデンバーのペイント内の強化のために早急に彼を獲得 した。 プレシーズンキャンプにもバテルは参加していたが、 中国バスケ協会の北京ダックスとの契約が残っていた ために、獲得できず、カットせざるを得なかった。 ダックスのシーズンが終わり、ドアは開かれた。 デンバーはバテルとワンジージー以来二人目の中国人 NBA選手として契約した。 すでにプレーオフは不可能になっていたが、バンダウェイ は来年以降を見据えて彼を獲得した。 (契約はシーズン限りだったが) 内部モンゴル出身で、バテルは9歳のときにバスケを 始めた。 すでに6フッターであったという。 ☆バテル 「NBAと中国のスタイルはかなり違う」 「攻撃面でNBAの方がよりスピードを要求される」 「バスケはもっともポピュラーで人気のあるスポーツ である」 「ワンと私がNBAでプレーしはじめていらい、より ポピュラーになった」 ヤオ・ミンが今年のドラフトで指名されれば、より 中国人選手の門戸が広がる。 ☆バテル 「ヤオは非常に能力のある選手だよ」 「将来性も高いし、きっとNBAでいいプレーができる」 もしワンとバテルとヤオの3人(歩く万里の長城)が NBAで来年プレーすれば、ますますマーケットは 拡大していくだろう。 中国経済界はゆっくりと国際化されている。 多くの選手が太平洋を越え、多くの興味がNBAに 注がれるだろう。 バテルは5月に北京に戻る。 デンバーでのプレーを楽しみ、またデンバーに復帰でき ることを期待している。 壁は多いが。 彼は肉体的には問題ない。 経験を積めば、もっといい選手になるだろう。