○ポストヴァンエクセル時代 デンバーでのヴァンエクセル時代は終了した。 100年ぐらいに感じるヴァンエクセル時代はダラス とのトレードにより3年半で幕を閉じた。 キキ・バンダウェイGMはデンバーが再び前に進み 出したという。 自己中PG、さらに年俸高のタリック・アブドゥール・ ワハド、ラフレンツ(もったいないか)エイブリー・ ジョンソン(不運だ)を放出し、ハワード、ティム・ ハーダウェイ、ドネル・ハーヴィーと1巡目と金銭。 しかし、今シーズンについていえば、そのトレードは ドーナツ症候群の悪いケースになるだろう。 ロースターには中心選手がかけている気がする。 さらにPGはティムハーダウェイ、そしてルーキーの ケニー・サッターフィールド。 膝痛に悩むハーダウェイに35分以上のプレーを求める ことになりそうなのは大きな疑問である。 今シーズンはさておき、そのトレードは大きな意味を 持つだろう。 シーズンオフまでくすぶり続ける可能性のあったニック ヴァンエクセルという膿を除去し、さらに約5年半にも 渡り、ダン・イッセル時代が生み出した不要選手、くす ぶりつづけてきたアブドゥール・ワハドをやっと放出 した。 代わりにデンバーは2003年シーズンで終わる異常 契約選手ジョワン・ハワードを獲得した。 この契約が終われば、デンバーは適当な契約をハワード と結ぶべきであろう。 彼の獲得でマクダイスとハワードといった選手を並べて 使用することができる。 マクダイスは膝の怪我から復帰したばかりのために、 まだプレータイムを制限されるだろうが、ハワード、 マクダイスのコンビはポストで強力な威力を発揮し てくれるだろう。 新しい時代の始まりになるかもしれない。 ハーヴェイも決して抱き合わせ選手でなかった。 ベンチからなかなかの貢献をしてくれており、チームに 必要な選手になっている。 今回のトレードは金銭面が大きい。 デンバーは次の2シーズンでサラリーキャップに大きな 余裕を得られるだろう。 来年以降はダンカンやアンドレミラー、そしてマクダイス といった選手が無制限FAとなる。 もしチームに素晴らしいスコアラーやセンター、PG といった選手をドラフトやFAで獲得すれば、相当な ものになる可能性がある。 このまま負けると、マクダイス、ハワード・・・さらに デューク大学のPGジェイソン・ウィリアムス(もしく はヤオ・ミン)がチームに加わる可能性だってある。 それでもFA選手達がデンバーを拒むと、またデンバーの 忌まわしき歴史が続く可能性も否めないが。