○ラシード次第 ポートランドは興味深いシーズンを行っていた。 序盤、新HCモーリスチークスは苦しんだが、盛り返し つつある。 そして主力選手ばかり目立つチームだと思われていたが、 サポート選手がいいプレーをし、さらにラシードが 活躍すると、ポートランドも波にのってきた。 かつて、ウォレスは退場選手だった。 黙っていることができず、かつてのマイク・ダンリービー でさえもウォーレスの感情を制御することはできなかっ た。 昨年のウォレスはどうにもならなく、テクニカルファール を量産した。 しかし実際ウォレスは相変わらず今年も黙っていない ケースが多いが、退場までは至らない程度になった。 そんな変化をオフィシャルも感じ取り、なかなかテクニ カルをとらないようである。 それでも彼とボンジウェルズのテクニカルだけで、 リーグ1位のテクニカルファールをポートランドは 誇っているが。 とはいえ、ウォレスが悪いシーズンであるわけでない。 オールスター選手ほどではないが、オールラウンドの 能力を発揮し、キャリアハイの平均20点8Rと チームには貢献している。 ただ彼はシュートアベレージという点で問題はあるが。 それでもチークスは自由に彼にプレーさせている。 彼が3Pを打ちたければ打たせるようにしている。 それが彼の今のいい状態につながっているようだ。 ポートランドは今現在幸せにみえる。 最高の時ではないが、チームは上昇している。 それでも疑問は残る。 ラシードがいつ爆発するか。 オフィシャルもいつまで我慢できるかわからないし、 チークスもいつまでラシードにやりたいようにやらせ ておくかわからない。 ラシードについては誰もわからないのだ。 結局ラシード次第であるが、このままいければ、 ポートランドはいいポストシーズンを迎えられそうだ。