○チェイニーは馬鹿げている。 ニックスはただ悪いのではない。 ニックスは悪いだけでなく、退屈である。 ドン・チェイニーはもう救いようもない。 先日行われたニックス対レイカーズは最低に近かった。 シャックはあっさり30点を重ねた。 ニックスの小さなフロントコートを蹂躙し、マディソン スクウェアガーデンを沈黙させた。 ドン・チェイニーは30分後にメディアの前に出てきた。 チェイニーは楽観的な人間である。 バンガンディーのように感情を表にださない。 しかしそんなチェイニーでさえニックスには悲観的に ならざるをえない。 シャーロットに記録的な大敗(111−68)もした。 もうプレーオフの望みもない。 コーチをスケープゴードにしたいところであるが、 チェイニーには輝かしい歴史がある。 2度のチャンピオンリング、そして1度のコーチオブ ザイヤー。 しかしいまはそうでない。 バンガンディーはたった1度しか4連敗をしなかった。 しかしチェイニーは今シーズンだけで5連敗を2度も した。 チェイニーをスケープゴードにするチャンスである。 ニューヨークポストのマーク・バーマン氏もホーネッツ 戦の大敗後に「いまこそチェイニーの首を切れ」と 書いたが・・・。 ヒューストンもスプリーウェルも安定しない。 トーマスは常にファールトラブルになり、チームの 守備は崩壊している。 ☆チェイニー 「私はいまこのチームにとって必要だと思っている」 「チームを強くするためにどうすればいいかわかって いるつもりだ」 今、チェイニーは自分たちの長所を理解しているつもり らしいが、実際のところニックスの問題はそんな長所が なんにもないことに気付くことであろう。