○大事故からの復活 2002年9月13日ダーマー・ジョンソンは友達2人と 車で木に突っ込む事故を起こした。 ちょうど1年が経ち、やっと首の骨折が治り、フェニックスとの 契約に合意した。 ☆ジョンソン 「俺は自動車から出されて、病院にいくまでの全てのことを覚えて いる」 「俺は全ての時間意識があった」 「助手席に座っていた俺の友人が俺に大丈夫かって伝えてきて、 俺を外にひきだしてくれた」 「1度立ち上がってみたが、立っている理由がないことに気付き、 寝転がり、車から離れた」 「そして後部座席に座っていた友人を、助手席の友人がひきずり だすと同時に車は火につつまれた」 「それから少しして数人の少女が煙に気付き、集まってきた」 「彼女らは車を止めてくれたので、俺の友人が病院に運んでくれ と頼んだ」 「運良く、彼女らの1人はナースで、だからなんとかなると 思った」 「俺は起き上がり、車に乗り込んだ」 「頭から大量の流血をしたが、病院までそんなに遠くなく、 病院につくと、俺は歩いて病院内に入り、ベットに座った」 「警察や医者は俺に色々聞いてきた」 「彼らは所属チームのアトランタの関係者やチームメートに連絡 をとっていた」 「俺は3つの病院にまわされ、2番目の病院にはヘリコプターで 3番目の病院には車で輸送された」 「俺は起き上がって、病院にいくとき、自分の状態が深刻である ことを理解していなかった」 「俺は首が折れているなんて思わなかった」 「歩けていたからね」 「ただ頭や他の箇所に傷がある程度にしか思っていなかった」 「病院につくと、眠くてしかたなかった」 「一旦ベットに横になると、すぐ眠りについた」 「次の日起きると、首が数箇所骨折していることを伝えられた」 「彼らは一切動かさないようにと伝えてきた」 「常になにかするときは、周りの看護婦の力なしではできなか った」 「それでもバスケットボールキャリアが終わるなんて決して 考えなかった」 「俺はそういった考えが本当に浮かばなかった」 「周りのみんなはもう絶望だと考えていたみたいだった」 「俺は骨が折れていたが、それを固定すれば、また戻ることが できると思っていた」 「本当に肯定的に考えていた」 「頭の4ヶ所から穴をあけ、ボルトで固定した」 「麻酔が効いているときはなんともなかったが、それ以降は とんでもなく痛く、その4箇所に穴があけられたことを理解 した」 「火曜日に自宅に戻ったが、悲惨な日だった」 「まったく動けなかった」 「病院でもご飯がのどを通らなかったが、家で母が料理してくれ たものでも、ご飯を楽しむことはできなかった」 「固定器具を最初に取り外したとき、それもまた痛かった」 「つけたとき異常にいたかったのかもしれない」 「全ての動きで痛みが走った」 「数日経つと痛みが消え、数週間後には、首のボルトもはず したが、動きは完璧ではなかった」 「それでも、俺はプレーできなくなるとは思わなかった」 「固定器具をはずした時にすぐ、首を回すことができると思って いたが、そうではなかった」 「予想よりも早く治癒していたが」 「そしてリハビリにはいることになった」 ○バスケに戻る 「バスケは決して俺を見放さなかった」 「固定器具をつけ、シュート練習をしていたし、ジムにいき、 レイアップシュートなどをしていた」 「どんどん状態がよくなると、練習に練習を重ねた」 「シーズン終盤には俺は復帰するつもりでいたが、アトランタは そう考えていなかった」 「俺はプレーすればプレーするほどよくなっていくように感じた」 「夏の終わりには以前の俺よりいいプレーができるようになって いた」 「俺はたぶん以前ほど強靭ではなかったが、俺はよりよいバスケ 選手になっているように感じていた」 「今、俺は100パーセントであるし、まったく問題ない」 「どんどんインサイドにもつっこんでぶつかっていくつもりだ」 「みんなは心配するかもしれないが、大丈夫だ」 「これからずっと事故についてきかれるだろうが、それは気に するつもりはない」 「いまの自分があるからね」 「これからNBAに戻って、人々になにが起こるかみせてあげた い」 「俺にとってよくなかったことは認識している」 「アトランタに戻って、スターターになり、巨額の富を得る はずだった」 「しかし今の俺の状況はカットされうる状態だ」 「俺はこんなことになると思っていなかった」 「ドラフト6位指名だったしね」 「アメリカ1の高校生選手だったからこんなふうにカットされたり する立場になるとは思っていなかった」 「まぁでも俺はとにかく一生懸命やるだけだ」 「どうにかなるもんでもないからね」 「あとは神とフェニックスの判断にまかせるよ」