○タトゥー王 チェロキー・パークスはNBAの多くの選手の羨望の的である。 ダンクができるとかでない。 守備が上手いとかでない。 外からのシュート力でもない。 しかし彼は多くのファンを持ち、選手から興味を抱かれている。 ☆ラリー・ヒューズ 「俺が見る奴といえば、チェロキーだな」 ☆コーリー・マゲッティー 「最高の奴?」 「チェロキーだね」 プレーのことを話しているんではない。 タトゥーの話である。 ボディーアートに関していえば、チェロキーはもっとも派手な選手 といえる。 多くの選手がタトゥーをいれているが、チェロキーは自分がどれ くらい入れているかを把握していない。 それらに特別な意味はあるのだろうか? ☆チェロキー・パークス 「時々そういったものもあるけど、とにかくタトゥーが好きなのさ」 Danger Girlのタトゥーは、足のところにいれてある。 熱帯植物の後ろからそっと外を覗くハダカの女性が描かれている。 ☆パークス 「それは用心を意味するんだ」 「花をつけた植物の側で女が横たわっているんだが、よーく みれば、わかる」 「気をつけろってことさ」 しかし、もっとも目をひくのが、右腕のタトゥーである。 煙の中にいる自由の女神像。 多くの人々が9月11日のテロ事件の賛辞であると考えがちだが、 パークスはそれを数ヶ月前に入れていた。 ☆パークス 「第一次大戦のプロパガンダ用ポスターの物なんだ」 「俺はいつも愛国的な芸術に興味があった」 パークスは様々な箇所に星条旗をいれたりもしている。 ☆ステファン・マーブリー 「チェロキーの足を見ると、色々違うものがあって、見るのも 大変さ」 ☆マクイニス 「毎日ベンチで彼のタトゥーも眺めるのが習慣さ」 「日々変わるからね」 「素晴らしいタトゥーの持ち主だよ」 では、チェロキーがNBAを見渡すと、なにに好感を持っている だろうか。 ☆パークス 「あらゆるものに興味があるよ」 「ベテラン選手のとかが好きだね」 「最近タトゥーをつけて後悔する奴がいるみたいだけど、取り返し のつかないもの以外はそう思わないね」 「たとえば、自分のガールフレンドの名前を書く」 「しかし、永遠にその子を選ばなくてはならない」 「もし次のガールフレンドを探すとしたら、また同じ名前でなくて はならない」 「そうでもない限りは、タトゥーを入れて後悔することはないね」 パークスは将来またタトゥーをいれるかについては考えていない。 ただ彼も自分の姉妹がより多くのタトゥーをいれているので、 これで終わらないことは理解している。 それでも、NBAでタトゥーといえば、彼であることは変わりない だろう。