○ジェネレーションネクスト ユーゴスラビアは去年の9月のインディアナポリスで行われた 世界選手権に優勝した。 ストヤコビッチ、ディバッツ、ドロブニャク、ラドマノビッチ・・ NBAのロースター選手ばかりだ。 しかし他にもいた。 新しいユーゴのリーダーともいえるミロス・ビュヤニッチ。 昨年のニックスの2巡目選手である。 22歳パルチザン・ベオグラードのPGで欧州リーグのMVPで あり、得点王である。 しかし、今回の記事の中心に彼をおくつもりはない。 アメリカの次に優れたバスケ国ともいえるユーゴの他の新しい タレントを紹介したい。 はじめに紹介するのがザルコ・カバルカパ21歳。 もし彼の名前を知っているのであれば、インディアナポリスで 活躍したからであろう。 この若いタレントはフォワードでプレーしており、PFとしても プレーできる。 テレビで見るのとライブで見るのでは違う。 テレビではただの1人の選手だが、実際見ると、彼が6−7で なく、6−11であることが理解できるだろう。 走れるし、シュートも打てるし、パスも出せるのだ。 もう1人がブラゴタ・セクリッチ。 ジュニアの時はSFだったが、たいした選手でもなかった。 今はPFとしてプレーしており、素晴らしい身体能力を持って いる。 彼はアップテンポな試合で生きる選手である。 ただ欧州ではその展開では勝てないので、よりゆっくりとした 状況で経験を積む必要がある。 またスラブコ・ヴェラネスは7−6のビックマンだ。 コートで彼を見ればすぐに経験不足であることに気付く しかし彼の大きさ、腕の長さだけで彼の名前を思い出すことが できる。 ゴール下での彼の存在は無視できないものであるが、守備は 下手で、数分彼とプレーすると彼はベンチに消えているだろう。 ネナド・カスティッチはニュージャージーに指名された選手なの で有名だろう。 19歳で7フィーター。 ローポストでプレーが出来、攻守でリバウンドが獲れ、身体能力に 優れたタレントである。 素早い動きができるので、センターをやればスピードで圧倒でき、 PFをやれば、大きさで圧倒できる。 やや得点力などにかけるが、経験を積んで自信をつければ、 やれるようになるだろう。 アレクサンダー・バブロビッチ19歳は6−7のSG・SFである。 攻撃面で3Pをコンスタントに叩き込め、ドリブル力もある。 欧州トップクラスの選手でもある。 イヴァン・コルジェビッチ18歳は練習マニアである。 試合前も後も練習を重ね、1人でも練習している。 疲れ知らずで、ボールハンドリング・シュート練習はいつもの ようにやっている。 外からの得点力、速攻からのドライビングが彼の武器でもある。 そしてダーコ・ミリチッチ。 7−0でNBAドラフトでトップ3に予想されている。 ダーコは素晴らしい体を持った素晴らしいアスリートで、走れる パス出せる、リバウンド取れる、ブロックショットもできる。 改善点も多いが、恐るべきポテンシャルを感じる選手だ。 コスタ・ペロビッチはもう1人のビックマンだ。 17歳の少年は7−3でまだ身長が伸びている。 一見ジャイアントベイビーだが、プレーはベテランのように プレーする。 守備のポジション取り、パスも上手い。 ただ体はひょろっこいが。 まだいる。 マルコ・レキック。 6−11。 力強さ、スピード、跳躍力はこの面子の中でも一番である。 ミリチッチやペロビッチと同じ世代というのがツキのなさを 感じさせるが、PFとしてもプレーしだした。 シュート力もあるが、もうちょっと経験を積む必要がある。 プレドラグ・サマルジスキーはマケドニア人であるが、ベオグラー ドに住み、パルチザンでプレーする。 16歳で6−11. 大きな肩、強靭な身体で走れるし、リバウンドも取れる。 献身的で、インサイドで得点も取れる。 彼の年代では経験を積んでいるほうであり、評価をあげつつある。 最後に16歳のウロス・トリピコビッチ。 彼は年長の連中と一緒に練習をしており、素早い動きとボール ハンドリング能力、そして完璧なシュート力が評価されている。 みんなよく練習する選手で、トップになりえる選手だ。 身体能力、闘争心、自信に満ちた選手である。 他にもユーゴには大物がいることを忘れないでほしい。