○アンソニーは復活している NBAにはルーキーから移り変わろうとする選手のために あらゆる誘惑がある。 高額契約を結んだ選手は、自分らを囲むものに気付いていない。 そしてたまに、プロであることを学ぶ厳しいレッスンを受ける ことになる。 デンバーのアンソニーがいい例である。 彼は明らかにNBAのスターの1人になろうとしていたが、 1年ちょっとたったところで、彼がバスケに専念していない 事件がおきた。 アメリカの五輪代表でのラリー・ブラウンとの対立、そして 空港で本人のバックからマリファナが出てきたことなど・・・。 すぐに友人が自分のものであると名乗り出たために、事なき を得たが。 ☆アンソニー 「俺はいまなんにも心配していない」 「とにかく一生懸命バスケをしている」 「今の一番の楽しみは、バスケをすることなんだ」 バスケに関しては、アンソニーは本当に上手くプレーできる。 シラキュース大学で2003年に1年生として、NCAA チャンピオンシップに輝いたりもした。 デンバーでのルーキーイヤーも十分な活躍を残し、五輪こそ ケチがついたが、また彼の活躍は戻りつつあるように見える。 12月4日に早くも2000得点をあげ、レブロン・ジェイム ス、コービーに続いて3番目に若い2000得点選手になった。 ここ5試合平均26、6点、シュートアベレージ49パーセント ☆ジェフ・ブゼデリックHC 「彼はここ数試合素晴らしいスタッツをマークしている」 「彼はシュート確率もいいし、シュートセレクションもよく なってきている」 「色々な方法で点を取れる素晴らしいポイントゲッターに なった」 「ドライブもできるし、速攻にも走れる」 「セットオフェンスからでも得点が取れるし、ファールも 取れる選手だ」 「ジャンプショットがなくても、かなりの点が取れるだろう」 「攻撃面はこのままどんどん進化していってほしい」 「守備面においても、彼は進歩を遂げている」 「日々、試合後に彼と共に練習を続けさせている」 デンバーはケニヨン・マーチンを始めとする多くのニュー カマーを中心に発展している。 アンソニーはこのチームの可能性に期待しているという。 ☆アンソニー 「新しい選手達がそろい、時がたてば、チームはどんどん よくなっていくと思う」 「どんどん選手達が1人2人となじんでいけば、チームの ケミストリーはどんどんよくなるだろう。 どうやってアンソニーとともにケミストリーをあげていくか。 チームの中心選手として、彼がどうプレーするかといった 挑戦が始まる。 ☆アンソニー 「俺は自分のプレーをしっかりやる」 「一生懸命、全力を尽くすつもりだ」 アンソニーのチームメートも彼に多くの信用を置いている。 それはアンドレ・ミラーのコメントにも現れている。 ☆ミラー 「彼はよりよくなり続けているし、バスケに相当集中できて きている」 「彼はリーグでも屈指の素晴らしい選手になれる可能性が あるだろう」 「彼は勝つために、日々頑張りつづけると確信しているよ」