マリみての福沢祐巳タンは狸カワイイ
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627 2005/09/12(月) 16:43:44 ID:cooctx9p
名無しさん@お腹いっぱい。(sage)

「志摩子さん、中指を立てるってどういう意味? 」
「ちょうど5本ある指の、真中で一番長い指でしょ? 奥まで届くのよ」
「はあ――? 」
「だから好きな人の前で立ててみせるといいのよ。それが大好きの印なの」


早速やってみた


「ねえねえ、瞳子ちゃん」
 とたんに瞳子ちゃんは頬を赤らめながら近づいてきた。
 そして「ぱくっ」とわたしの中指を口に含んでしまった。

「わわわっ瞳子ちゃん!」
 思わず引っ込めようとした私の手首は
 もう瞳子ちゃんの両手で抑えられていた。
「うみはま、はんひゃいまふはらほろわわひひへふははい」
(祐巳さま、咬んじゃいますからそのままにしてください)

 瞳子ちゃんの唇が指を上下する様子は
 見ているだけでドキドキしてくる。
 でもそのうちに瞳子ちゃんのお口のなかで、舌が。
 舌がまったくべつの動きをしていることに気付いてしまう。
 思わずもう一度手を引いてしまったけれど
 もちろん瞳子ちゃんはわたしを放してはくれなかった。

 ひざが震える。内またになる。からだのどこかが変化してゆく。
 つらいようなむずがゆいような、そんな感じ。
 いつのまにか閉じていた目を開けると
 瞳子ちゃんもそんな風になっているのか、切なそうな表情になっていた。
 それでも唇の動きは止まらず、より激しさを増していく。
 そんな立て続けにやって来る感覚に、つい心をうばわれて身体は弛緩して。
 中指以外をぎゅっと握り締めていたこぶしもつい緩んでしまったとき。
 瞳子ちゃんはいったん指を離した。
 私の指先から光の曲線が瞳子ちゃんの下唇に伸びる。
 綺麗だって自然にそう思ったとき。
「っぷぁっ、はぁ、はぁ、あむっ」
「ぁあ、え!瞳子ちゃん、あ、あ、あぁ、、」
 瞳子ちゃんの上唇が私の開いた手の平をついばんだかと思うと
 今度は中指だけでなく薬指も一緒にお口の中へ導かれてしまった。
 一本、指が増えただけ。それだけ。
 いえ、そんなものじゃなかった。それだけじゃ済まなかった。

 そう、わたしは指と指のあいだに舌をはわされたことが。
 こんなにゾクゾクすることだなんて知らなかった。
 人差し指と中指のあいだ。
 中指と薬指のあいだ。
 薬指と小指のあいだ。
 瞳子ちゃんの舌はひとつのところに留まらなかった。
 それでいて執拗に、そして焦らすように場所を変えてはいずり回る。
 だからもうわたしの手は瞳子ちゃんの唾、いえ蜜でべとべと。
 さっきとは比べ様もないほど溢れ、その熱い雫が手首まで垂れてゆく。
 そして音。
 粘膜が立てる湿った音と
 粘液が起こす啜るような音。
 それが指と指のあいだからひときわ大きく聞こえて。
 その振動がわたしの指にじかに伝わって。
 そのさざ波は全身に伝わっていって。
 いつの間にかわたしは中腰になって両膝を擦りつけ
 握り締めた反対の手で下腹部を押さえ付けるようにしていた。
 そうでもしなければ立っていられなかった。
 瞳子ちゃん、瞳子ちゃん、瞳子ちゃん!
 わたしの頭の中は瞳子ちゃんでいっぱいになっていた。
 いえ、きっと声にしてその名を繰り返し読んでいたに違いない。
 そんな思いにふともう一度瞳子ちゃんを見て、わたしはどきりとする。
 瞳子ちゃんはわたしを見つめている。
 その瞳は辛そうで、、何かを堪え、何かを待ち望んでいている。
 そう、待っている。求めている。わたしを求めている。
 だからそっと。
 タイミングを計って。
 瞳子ちゃんの唇に合わせ指を前後する。
 始めは少しずつゆっくりと。そしてだんだん深く早く。
 そう、わたしも瞳子ちゃんを欲している。
 瞳子ちゃんの切なげな表情は花がほころぶかのように一変した。
 指が抜かれるたびに高揚し赤く染まった頬はへこみ
 濡れそぼった唇は追いかけるように伸びて歪み。
 わたしの指の動きに合わせて、瞳子ちゃんの整った顔は台無し。
 でも、だからこそ可愛い、美しい、いとしい。いとしくてたまらない。
 だって瞳子ちゃんの表情は喜びに満ちているんだもの。
 瞳子ちゃんが何か言ってる。
 でもわからない、だって自分でさえ今、何を口走っているのかわからないのに。
 動かしつづけていて腕が重い、でも止められない。
 光が来る。
 だんだん目の前が白んでくる。
 わたし、何か叫んでる。
 瞳子ちゃんの声も聞こえる。
 全身に力が、、、

 今しゃがんだりしたら、制服にシミがついちゃう、、、
 あ、でも今日はペチコートしてるから大丈夫かな、、、

 全身の力が抜けてゆきながら、ふとそんなことを思っていた。
 いつの間にかふたりとも床に座り込んで。
 わたしは瞳子ちゃんと強く抱き締め合っていた。
 だんだん蘇る普段の感覚。
 でも腕の中の暖かさ。
 背中に廻された手の暖かさ。
 合わさった胸の暖かさ。
 その始めての暖かさには今までに経験のない、感動があった。

パチ、
パチ、パチ、
パチ、パチ、パチ、パチ、、、、

 そして喝采。

「え、、、えっええええええぇっ!」
 わたし達はいつの間にか沢山の生徒達に囲まれていた。
 みんな頬を赤らめ腰と膝をもじもじさせながら、拍手をしていた。
「紅薔薇のつぼみと瞳子さん、お美しかった、、、」
「きっとお似合いの姉妹になりますよ!絶対です!」
 みんな口々に賛辞を唱え、わたしたちを称えだした。

「そ、、そうだった、、ととと瞳子ちゃん、、」
「ど、どうしましょう、、祐巳さま、、、」

 そういえば。
 ここはミルクホール、なのだった。

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