夜這い

239氏



「あたちも…ついに、くれすちぇんじ、できるんでちね」
シャルロットは嬉しそうだった。
マナが輝かせる光を浴び、少女は少しオトナへの第一歩を踏み出す。

パァァァァッ……

「……おっ、シャルロット女の子らしくなったじゃんか」
「シャル…可愛い……」
順にデュラン、ケヴィンの台詞である。
彼らはシャルロットがプリーステスに成長した様を快く見受けていた。
自分達も成長している。デュランはナイト、ケヴィンはバシュカーへと。
そして彼らも、少しだけオトナへの道へと歩み始めていた。
「これで一先ずクラスチェンジは終ったな。まだもう一クラスあるみたいだが」
デュランが軽く腕を伸ばし背伸びをする。
「いずれ、旅をしていく内に、体得できるさ」
ケヴィンは舌足らずな言葉で答える。
「するとシャルロットはもっとかわいくなりまちよ!」
ふんっ、と鼻息を強く意気込むシャルロット。
「それはそうとでち。あんたしゃん、さっきあたちをぶじょくしたでち」
ビシッと小さな指を使いデュランに向け指摘する。
「え?俺なんか言ったか??」
少しびくりと背筋に冷たいものを感じ、否定するデュラン。
「いったでち!よぉーーっく、きこえたでち。おんなのこらちくなったといったでち!」
「なっ、それのどこが悪いんだよ!?」
身を怯ませ、一歩一歩と後方へ下がっていく。
シャルロットはそれに気づき、一歩一歩と前へ歩み寄る。
「あんたしゃん、れでぇにたいちて、そのせりふはもんどうむよーのしょばつでち!!」
「 !? 」

言うが早いか、シャルロットはクラスチェンジをする精霊石まで辿り着く末の
戦いで稼いだ必殺技ポイントを出し惜しみも無く、デュランにぶちかました。

「むっきぃ〜〜〜!! ぼかすかっっ!!!」


ボカスカボカッ!!!


「いててっ」
デュランは結構なダメージを喰らう。
「ちょ、シャルロット……、やり過ぎだと思う」
「もんだいなしでち。ほら、ヒールライト」
咎めるケヴィンに聞く耳持たず、シャルロットは反省の色を変えず
やった事には変わりは無いからとりあえずとヒールライトでデュランを癒した。
「……たく。技の乱用だ」
チッ、とデュランはふて腐れる。
そのやり取りを少しばかり良いな……と思っているケヴィンだった。
「俺も素直になれたらな…」と。

夕刻が近づくにつれ、デュラン達一行は急いでアルテナの町で一晩を明かそう宿を取る。
デュランは先程までの戦いの疲れを即座に癒そうと思い、食事の時にできるだけ
栄養になる物を胃袋の中へと注ぎ込み、後は寝るだけとベッドに横になった。
シャルロットはその間もゆっくりとちみちみ食事をし、美味しそうに頬張る。
ケヴィンは罠に嵌められ泥にかかってしまったとシャワーを浴びると出たっきりだ。
「ん〜。ここのりょうりも、おいしーでちねー♪」
はみゅはみゅと、慣れない(実際は慣れてるが)実に子供らしい手つき(?)で
お口の中に詰めたものをゆっくりゆっくりと噛み砕く。
幾ら少しオトナっぽくなったとはいえ、基本的な動作は変わらないものだ。
それにまだまだ、シャルロットはあまりにも幼い体付きでもある為、早く食べる事はできない。
「はふ〜。ごちそうさまでちた」
シャルロットは満足げにお腹をポンポンッと叩き、椅子に持たれ掛けた。
丁度その時、ケヴィンは帰ってきた。
「シャルロットも、もう食べ終わったんだな」
「はひー。けっこー、おいしかったでち。デュランしゃんはあじあわないからよくないでち」
と、シャルロットはデュランが寝ている部屋に視線をやり、溜息を零す。
「お腹が空いてて、疲れているんだ。仕方が無い」
ケヴィンは宥めるようにそう言い、自分もご飯にありつこうと席を座る。
「じゃ、シャルロットはおふろにはいりまち。みなしゃん、ばらばらでさみちーけど、
 またきかいがあるとき、ゆっくりしたいものでちね」
そう言って手を振り、パタリとその場を出る。
「朝はみんな、一緒」
ケヴィンはそう呟き、出されたメニューを美味しく頬張った。


その夜、シャルロットは寝息を立てながら物音が聞こえてるのを耳にした。
「……むにゃむにゃ。……んん〜…、なんなんでちかぁ〜?」
こしこしっと目を擦り、寝ぼけた虚ろな瞳で辺りを見渡す。
「……なにも……ありまちぇんねぇ」
不思議そうにキョロキョロとするのだが、それでも何もわからない。
「……きのせいでちね。……ふぁぁあああ。れでぇによふかしはたいてきでち」
諦めたのか、のそのそとぎこちなく毛布に再び包まるシャルロット。
眠たさが加速し先程の物音は忘れたかのように深い眠りにつく。

周囲は誰も居ない。
デュランとケヴィンは別の部屋で寝ている。
当然、シャルロットは女の子だから、それを察して別々の部屋にしているのだ。
(ゲーム上で一緒に寝ているのは敢えて無視して)

シャルロットが再び眠りについた時、再び物音がする。
もう特に気にせずに睡眠を優先して物音が次第に感じられなくなる所まで寝た。
「………」
シャルロットが眠っているベッドから少し離れた場所で人影が現れる。
人影はシャルロットが居る方向へと向かい、そっとベッドに腰掛けた。
「……シャルロット」
小さく細々とした声で彼女の名を呟く。
ジッと眺めてから、頬を撫で、シャルロットの寝息を確認する。
「むにゃむにゃ……、もーたべられまちぇん……」
シャルロットは寝言を言う。
思わぬ台詞にプッと噴出し笑いそうになる手を抑え、くすぐったさを感じた。
「シャルロット…、好きだ……」
今宵は満月。窓のカーテン越しから光が照らされ人影の正体を現す。
人影は、ケヴィンだった。
優しい目でシャルロットをただ見つめていた。
「シャルロット…、俺……」
思いを伝える事ができない切なさに胸を苦しめるケヴィン。
本当は、こんな時に言うべきじゃない。こんな事をするのは卑怯だ。
正直に真正面に想いをぶちあけたら良い。
だけど、今の関係を潰したくなくてケヴィンは今ここで、打ち明けるしかなかったのだ。
シャルロットの中に、その声は届かない。
「……シャルロット可愛い」
眠っている彼女に対しても照れ臭そうにそう言う。
次第に抑えが利かず、腕を伸ばして撫でていた頬から位置を変え、手を唇に置く。
柔らかい……と思った。その唇に触れたいと思った。
ケヴィンは堪らず、顔を少しずつ降ろしていき、シャルロットの顔の近くへと運ぶ。
唇と唇を重ね合わせ初めての感触に興奮する。
「……ん、……甘い。ミルクの味だ」
ペロッと舌で唇を舐めあげ、味を確認する。
「ん……ん…」
シャルロットが声を立てる。
「……中も、知りたい」
反応した仕草に益々興味を知ったケヴィンはシャルロットの口内まで舌を侵入させた。
シャルロットの舌を見つけ、嬉しそうに舐める。
「んは……」
ピクッと身を仰け反り、シャルロットは反応する。
甘く切なげな声が漏れていく。
「……んっ…ん、レロ…レロ………」
シャルロットのミルクの味!!嬉しそうに頬張る。
そんなことをしてしまってケヴィンは益々抑えが利かなくなってしまう。
次にシャルロットの胸もどんな味がするのか気になり、シャルロットが着ていた
パジャマのボタンを焦りながら外していき、肌蹴て露になる胸を眺めた。
シャルロットのそれは本当に幼すぎるくらいか弱く小さい。
「シャルロット…凄い……」

感涙の笑みを浮かべ、ケヴィンは胸を突いてみた。
ふにっ、ふにっ、と柔らかいことが確認できた。
「んっ……」
いまだ覚めないシャルロットだが、声だけは異様に反応する。
だが、そんなことをケヴィンは気にも留めず続きをしようと手つきが怪しくなる。
「へへへ。どんな感じなんだろう」
と、面白そうに、ふにっ、ふにっ、と今度は揉んでみた。
もう片方の胸はどんな味かが知りたくてケヴィンはお口いっぱいシャルロットの胸を
頬張ってみる。すると、舌からも伝わる弾力がオモチャで遊んでいるみたいで躍起になる。
「はふっ…はふっ……」
けして痛くない範囲でケヴィンはシャルロットの胸を舐めたり揉んだりしている。
それが心地良すぎてシャルロットは夢の中で誰かに犯されているのを感じた。
夢の中でシャルロットは、「なんなの!?なんなの!?」と、何度も何度も叫ぶ。
「いやっ…」と言っても止まず、よくわからない感覚に魅入られてしまいそうになる。
「んはっ……」
夢の中での出来事でもがいている事が現実にもなり、
ケヴィンの前でじたばたと動き出すシャルロット。
「……?シャルロット、気づいてるのか?」
不思議そうにシャルロットの表情を伺うが、起きそうにも無かった。
「きっとシャルは敏感なんだ…。だから気づかずにあがいてる」
ホッと一安心した後、再び行為を続行させた。
シャルロットの胸も好きになりそうだ。唇も美味しくて、胸も美味しい。
だとすれば、女の子の大事なところももしかして美味しいのかもしれない。
そんな発想を思い巡らせ、遂にはシャルロットの身包みを全て剥がして
何も着ない幼く汚されていない綺麗な肌が露となった。
「シャル……綺麗だ……」
ほう…、と息を潜ませ、更に感動する。
そして足を上げさせM字にして内股がが露になる。
「……濡れている?」
トロトロとシャルロットのそこは何かで溢れていた。
それは愛液と言う。
体液が流れる様を見て、ケヴィンは舌をそこに這わせ舐め始めた。
「ひゃんっ……」
シャルロットがくすぐったそうに反応する。
足が少しピリッと痺れてく。
ケヴィンは止めず、無我夢中で舌を動かし中にある全ての愛液を舐め取るように
膜壁を掻き回した。その動きが容赦なく行われるので遂に大きな声が響く。

「ひぁぁああっっ……あぅうううう」

耳がキィーーンと鳴り、ケヴィンは我に返った。
「あぅ……はふ……」
目を擦るシャルロットの姿が見えた。
ヤバイ…、そろそろ起きてしまいそうだ…と察す。
一目散にケヴィンは慌ててシャルロットに衣装を着させ退場していった。

「……ふにゃ…」
こしこし、と目を擦る。
「……!?」
シャルロットはひんやりとしたモノが股に感じることに気づく。
「……ふぇぇぇ。おねしょでちぃ……」
涙目で弱々しくそう呟く。
シャルロットも慌てて証拠隠滅っと、ごしごしと濡れタオルを用意し
必死に拭こうとする。ぱんぱんっと叩き、さも何事も無くお洋服を着替えた。

この日の朝、デュランは不思議に思った。
シャルロットが妙に早起きさんで、ケヴィンが寝坊していることに。
ケヴィンなんかは、起きてもなお眠たそうにしていたことを。



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