GAG STORIES |
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スーパーエルオリオブラザー(ズ)
【エピローグ】 エイト×1
(最終回です)
さて、なんだかんだでエイトはサザンビーク城に乗り込み、チャゴス王子と対峙することになりました。
ここまでほぼ裸一貫でやってきたエイトは、完全武装した王子を見てポカンとしています。
「……ブタ?」
「カメだ! カメ!」
トゲトゲの甲羅を被り、身を固めているチャゴス王子。彼にはどうやらエイトの魔法は効かないようです。肉弾戦になるだろうと読んだエイトは、あの甲羅をどう攻略しようかと考えました。
「ミーティア姫を結婚式から連れ出した不届者め! 成敗!」
どうやら自分を正義と信じてやまないチャゴス王子は、二人の婚約を破ったエイトを目の仇にしている模様。彼の中ではミーティア姫を攫い、助け出そうとしてノコノコ現れたエイトもやっちまおうという計画だったようです。
「死ね! エイト!」
あれから少しは戦闘にも積極的になったらしく、ナイフを片手にエイトに突進してくる様は彼の成長ぶりを見ているようでエイトは内心ではホッとしました。
そうして城の玉座で二人が戦っていると(時間は無制限です)、
「チャゴス! 何をしている!」
お城を離れていたクラビウス王が帰ってきました。
「あっ! 父上!」
ギクリとするチャゴス王子に合わせて、エイトもまた動きを止めました。
「エイトはお前の従兄弟。仲良くせんか!」
「えー!」
「えぇー!?」
いきなり知らされる驚愕の真実に二人は合わせて青ざめます。従兄弟とはいえ二人は恋敵。血の繋がりで許せるものではありません。
「とにかく殺し合いはいかん!」
クラビウス王の計らいにより、エイトとチャゴス王子の果し合いは強制終了されました。加えてチャゴス王子の部屋に囚われていたミーティア姫も無事に返され、いきり立つトロデ王にクラビウス王は懇々と謝罪と説得を試み、何とか国家間の核戦争は免れました。
チャゴス王子はベルガラック浸りの毎日以上に謹慎を命じられ、ミーティア姫はトロデーン城に無事帰還。賠償請求に関しては弁護士に一任することになりました。ここまで来るとただの配管工であるエイトの介入するところではありません。彼は義理の弟であるククールと、ラジオで大国間の協議を聞くだけになっていました。
「つか最大のショックはチャゴス王子と従兄弟だったことか?」
出番のなかったククールは残念そうにエイトに言いました。
「うーん。ボクの労働がムダだったことかな」
エイトは水道管の配管工事伝票に起票しながら、溜息混じりに言いました。ヒーローなるもの、過酷な冒険に対して一切給金が支払われないのは前の旅より理解ってはいましたが、いち配管工として営業をして暮らしている身分としてはやはり残念でなりません。
「領収書きるか?」
ククールは明細なら作ってやるぞと付け加えましたが、エイトは首を左右に振って断ります。
「いいよ、」
一連の騒動にやや疲れたエイトは、久しぶりのベッドに横たわって身体を休めようと昼寝の体勢に入りました。ククールはそんな彼を労って部屋を出ると、静かに階段を降りていきます。
エイトがようやく心地よい睡魔に身を委ねていったとき、
「アニキ! 大変でがす!」
また土管からキノコ城侍従のヤンガスが出てきました。
「またミーティア姫が攫われたでげす!」
「……」
この土管の事といい、エイトはキノコ城の警備体制に深い疑問と懸念を隠しきれませんでした。
配管工から近衛兵に転職する日はそう遠くないのかもしれません。
(おわり)
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【あとがき】 |
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色んな○リオシリーズが混ざってて読みにくいですね。
(転職システムはDQ3だし)
DQ8以外のゲームを知らない方にはサッパリな小説です。
また両ゲームを愛されている皆様、申し訳ありませんでした!
ちなみにキャスティングは、
・○ リ オ :エイト
・ル○ージ :ククール
・○ーチ姫 :ミーティア姫
・デイ○ー :ゼシカ
・キ○ピオ :ヤンガス
・高○名人:トロデ王
・ク ッ ○ :チャゴス王子
です。
魔法のメラは「ファイヤー○リオ」の状態を示していました。
分からなかったらゴメンナサイ!!!
ここまで読んでくださった冒険者さま、
くっだらないネタにお付き合いいただき、誠にありがとうございました。
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