みいこの秘密1 朝、目が覚めると、お尻のまわりが濡れていました。 (あん、やだぁ……) 美衣子はまたおねしょしてしまったみたい。 でも、大丈夫。なぜって美衣子はオムツをつけているから。 お布団やお気に入りのイチゴ模様のパジャマを汚す心配はありません。 今朝は特に寒いみたいです。部屋の中なのに、吐く息が白いもの。 オムツはじっとりと湿っていて、冷たい。美衣子は思わずクシャミをしてしまいました。 「……クチュンッ」 そのとたんアソコがじわっと温かくなりました。 眠っている間にたっぷりおしっこをしたはずなのに、美衣子はおしっこをちびってしまったのです。 昨日の夜、お兄ちゃんに無理矢理飲まされたビールのせいかなぁ。 部屋はがんがんに暖房がかかっていて汗ばむくらいで喉が渇いていたし、オレンジジュースで割ってあったから、口当たりがよくて、まだ中学生なんだからいけないって思ったけど、美衣子はつい何杯も飲んでしまったのです。 夢の中の美衣子は、ひとりで知らない町を歩いていました。 お腹はおしっこでパンパン、今にも漏らしそうなのに、公衆トイレもおトイレを貸してくれそうなお店も見当たりませんでした。 民家におトイレを貸してくださいと頼もうと思ったけど、おしっこは今にも出口を突き破って溢れてきそうで、そんな暇はありませんでした。 半泣きになりながら、美衣子は丈の高い草でぼうぼうの空き地に走り込みました。そこなら、しゃがんでおしっこしても、丈の高い草で隠れるだろうと思ったのです。 (あーん、待ってよう) 下着にジュワッとおしっこが広がる。美衣子はあわてて下着をおろしながらしゃがみこみました。 しゃがむとすぐ、しょわ〜〜っ、と大きな音を立てて、おしっこがアソコから勢いよく出てきました。 地面を美衣子のおしっこが泡立ちながら流れていきます。働き者の蟻たちが、いきなりの土砂降りに驚いて右往左往していました。 ごめんね、でも、すごく気持ちいいよ……止まらない……。 ためにためたおしっこを勢いよく放出するあまりの快感に、みいこがウットリしていると、 「こらっ!」 背後から男の人の怒鳴り声が。 「女の子がそんなところでおしっこしちゃ駄目だろう!?」 あわてておしっこを止めようとしましたが、止まりません。 「ご、ごめんなさい!」 美衣子は泣きながらあやまりました。でも、たまりにたまったおしっこをすぐ止めるのは無理です。勢いを増したおしっこは、その間にも一メートルも先の草を叩いていました。 焦って指でおしっこの出口を押さえたものの、蛇口を手で押さえたのと同じで、おしっこは飛び散り、美衣子の太腿や靴下を汚すだけでした。 「ひっ……ふぇ〜ん」 おしっこを漏らしながら、美衣子は立ち上がりました。怖くて後ろを振り向けません。 すると、美衣子の肩を声の主がガシッと掴みました。 恐怖のあまり、一瞬、美衣子のおしっこは止まりました。だいぶオモラシしてたからだと思うけど。 「まったく、美衣子はオムツをしているんだから、外でおしっこなんかしなくてもいいのに、馬鹿だなあ」 え? 美衣子が振り向くと、そこにいたのはお兄ちゃんでした。 美衣子にお酒を飲ませ、おねしょするといけないから……と、オムツをつけた張本人です。 「うわーん、お兄ちゃんのバカバカ!」 美衣子はお兄ちゃんの胸を拳でぽかぽか殴りました。 いつもはこんなこと言ったり、やったりはしないけど。去年、両親が事故で死んだ後、身寄りのない美衣子を引き取ってくてた親戚のお兄ちゃんを、美衣子は大好きなのです。 正確には美衣子が引き取られたのは、お兄ちゃんのご両親にです。 けれども、おじさんもおばさんも仕事でとても忙しく、めったに家にいないので、美衣子の世話はもっぱら大学生のお兄ちゃんがしてくれているのです。 来年、受験の美衣子の勉強も見てくれるし、いつもはとても優しいお兄ちゃんなのですが、時々、今日みたいな悪戯なことをするのです。 お兄ちゃんは、おしっこで下半身びしょ濡れの美衣子を抱き締めてくれました。 「ごめんな、びっくりさせて。安心しておしっこしていいんだよ」 そう、美衣子はオムツをしているんだから、おしっこしても大丈夫なのです。 夢だから、変だとも思わずに、美衣子はお兄ちゃんの胸の中で、残りのおしっこを安心して全部お漏らししました。 シュー、ショショショ……シュィーッ…………ポタポタ。 最後の一滴まで出してしまうと、美衣子はまた深い眠りに落ちていってしまったようです。 あんまり寒いので、お布団の外に出たくありません。でも、下半身はおねしょのせいで冷たくて気持ち悪い。おしっこでお腹はパンパンで、痛いくらい。 美衣子は冷たいオムツに広がった先刻のぬくもりの誘惑に抵抗できませんでした。 このままオモラシしてしまおう。そしたらきっとあったかくて気持ちいい……。 ショロ…… 緊張を解くと、オムツの中にふんわりとしたあたたかみが広がりました。 (気持ちいい……) 美衣子の口から、思わずうっとりとした溜息が漏れました。 でも、思いっきり出してしまったら、夜のおしっこをいっぱい吸ったオムツでは吸収しきれないかもしれないと思って、美衣子は用心してちょっとずつ出しました。 少しあったまったら、ベッドから出て、トイレに行こうと思ったのです。 ショ……んっ……ショワ……あん……ショ〜…… アソコのまわりの筋肉を緩めたり締めたりしながら、おしっこをコントロールしようとしたけれど、これが結構難しい。気を抜くと、おしっこはすぐ勢いを増してしまいます。 美衣子はオムツの上から股間を触って、濡れてないかどうか確かめました。オムツ越しにアソコに指が触れると、おしっこのかすかな流れが伝わってきます。 「くふ……ぅ……ん……っ」 おしっこを湧き立たせている泉の源を、美衣子は指でさすりました。こうするととても気持ちいいのです。 美衣子はこの家に引き取られた当時、不安と寂しさからか、おねしょをしてしまうようになったのですが、おじさんやおばさんたちに気づかれないよう始末してくれたのはお兄ちゃんでした。 お兄ちゃんは美衣子のためにオムツも買ってきてくれました。小さい子供じゃあるまいし……と美衣子は最初、オムツをつけるのに抵抗がありました。 でも、オネショしてしまうよりはマシなので、美衣子は渋々、オムツをつけることにしました。 オムツをつけると、お兄ちゃんは漏れないかどうか、ためしにオシッコしてみるようにと美衣子に言いました。 恥ずかしいからいやだったんだけど、お兄ちゃんは怖い顔をして、このオムツで美衣子のオシッコを受け止め切れなかったら、別のオムツを買わなければならないから、そんなことを恥ずかしがっている場合じゃないと言いました 確かにその通りです。大人の男の人であるお兄ちゃんが、オムツを買うなんてすごく恥ずかしかったろうに、美衣子のために買ってきてくれたのです。 そして、美衣子は物心ついてから初めて、オムツにオシッコをしたのです。 最初はなかなか出ませんでした。恥ずかしいのはもちろん、やっぱりおトイレ以外のところでオシッコをするなんて、慣れてないから難しい。 美衣子がそうお兄ちゃんに訴えると、お兄ちゃんは溜息をついて、 「寝てる時の美衣子は、布団の中でもジャージャーおしっこをしてるくせにな」 あきれたように言ったので、美衣子は泣きそうになりました。 「お兄ちゃんの意地悪! 美衣子だって好きでオネショしてんじゃないのに……」 涙目でお兄ちゃんを睨むと、お兄ちゃんは 「じゃあ、俺がオシッコがよく出るように、マッサージをしてやるよ」 美衣子の脚をベッドの上に左右に開き、オムツに包まれたオシッコの出口を触ってきました。 「あんっ……いやぁ、何?」 「こうすると女の子はオシッコが出るんだ。静かにしてろよ」 お兄ちゃんは真剣な顔で、美衣子のアソコをこすり続けました。恥ずかしくて、美衣子は顔を手で覆ってしまいました。 でも、確かにオシッコをする時に似た快感と熱さが出口の周りに集まってきます。 「あっ……あはぁ……んっ……やぁ……」 まだオシッコは出ていないのに、オシッコをする時の快感が濃くなったような変な感覚に、美衣子の息は荒くなり、顔が熱くなりました。 「あ……んっ……お兄ちゃ……んっ……」 出口に熱いものが集まる感覚と同時に、アソコからオシッコがピュッと飛び出ました。 「あー……」 「出たか? いいぞ、美衣子、全部漏らすんだ」 「あっ……はぁ……はぁぁ……んっ」 シュワワワワ…… オムツの中でくぐもった音を立てながら、オシッコが美衣子の股間を濡らしていきます。 「どれ、漏れてないかな?」 お兄ちゃんはオムツの上から美衣子のアソコ全体を手で包み込むようにしてギュッと握りました。 オムツ越しに美衣子のオシッコの流れは、お兄ちゃんの手に伝わっているはずです。 恥ずかしい……でも何とも言えない甘い感覚が、オシッコの出口を中心に広がり、美衣子はもう何も考えられなくなってしまいました。 シー……ショショー…… お兄ちゃんにマッサージをされながらしたオシッコは、普段、おトイレでするものとは全然違いました。 オシッコが出終わった時には、美衣子はまるで100メートルを全力疾走したみたいに疲れて、ぐったりとしてしまいました。 お兄ちゃんは美衣子のオムツを触り、にっこりしました。 「よし、大丈夫だ、漏れてないぞ」 今度はオムツをはずそうとしました。 「あっ、ヤダ、お兄ちゃん、駄目!」 お兄ちゃんから見れば、美衣子なんかほんの子供に過ぎないとわかっていても、抵抗があります。 中学生にしては童顔で小柄で性格も子供っぽいと友達からもからかわれることが多いとはいえ、美衣子だってれっきとした女の子なんですから。 「美衣子は濡れたオムツをどこに捨てるつもりなんだい? オフクロたちにばれないよう捨てるのは無理だろう? 俺が処分しとくからさ」 そう言われると、お兄ちゃんが好意でしてくれていることに文句を言っては悪いような気がして、美衣子は黙りました。 その日から、お兄ちゃんにオムツをつけられて、美衣子がオシッコしたオムツはお兄ちゃんがはずして持っていくというのが、日課になったのです。 NEXT→ |