234 名前:Missing Blue ミッシングブルー[sage] 投稿日:2010/07/19(月) 09:29:43 ID:vow92hvV [1/3]
俺、牧村功司。聖遼学園高等部2年生。父親は画家。両親とは別居中。
でも幼馴染の沙夜と、ひょんなことから彼女になった瑠羽奈に囲まれて、
それなりににぎやかで楽しい毎日を送っている。
まぁちょっと聞いてくれよ。
聖遼学園の女子の制服ってのは、他で見ないほど変わってるんだよ。
そんな秋のある日、俺のクラスに瑞希っていう女の子が転校してくる。
黒い上着に黒スト、なんて地味な制服姿がかえって新鮮だ。
と、そんなどうでもいいことを考えている俺に瑞希は何かを差し出す。
直径2、3センチほどの丸い玉。「水晶」っていうものらしい。
瑞希はそいつを俺の手に握らせて、「思い出して・・・」と迫ってきた。
瑞希は今日転校してきたばかりだから、会ったことはないはず。
でも会ったことがあるような気もする。これって記憶喪失、なのか?
他にもいろんな女の子たちが登場しつつ、毎日が過ぎていく。
ルートによっては妖精やら人魚やら、明らかにおかしい奴も出現するが、
俺は何も疑問を挟まずにそいつらの存在を受け入れる。
体育祭が終わって、もうすぐ文化祭がやってくる頃、
俺は真実を知ることになった。
いろいろと不思議なことが起こるこの世界は、簡単に言うと夢の世界。
俺のイメージを膨らまして、現実と化したもの。あの妙ちきりんな制服も俺のイメージ。
本当の学園の制服は瑞希が着てる黒い上着のヤツだ。
そして、本当の俺は今、病院で意識不明になっている。
瑞希とつきあうことになったが、喧嘩ばかりでギクシャクとしている。
絵を描きたいと思うが、親父ほど才能が無いのがくやしい。
他にもいろいろイヤなことがあって、逃げ出したいと思うようになった。
俺はマラソンの授業をサボろうとして、道路を横切る。そのとき、トラックがやってきて――。
生と死の境で、現実から逃げたいと泣き叫ぶ俺の声に、サキュバスである瑠羽奈が応え、
この世界が生まれたのだった。
235 名前:Missing Blue ミッシングブルー[sage] 投稿日:2010/07/19(月) 09:34:08 ID:vow92hvV [2/3]
この世界はあと数日で消滅してしまう。
さあ、俺はどうする?
現実に還るのか、それとも幻想に留まるのか?
瑞希ルート(現実寄り)
記憶を取り戻すのは怖いけど、俺は勇気をふり絞った。
俺は瑞希が幼馴染だったことを思い出した。
幼馴染だと思っていた沙夜は、俺のイメージが創り出した存在だった。
沙夜と最後のデート。そして、沙夜は消えた。
世界が消えていく。俺は水晶を握り締めながら横になった。
俺は病院のベッドで目を覚ました。側には瑞希が微笑んでいた。
沙夜ルート(ちょっと現実寄り)
いつも真剣な表情で絵を描いている沙夜。
ある時、沙夜は俺の「絵を描きたい気持ち」が具現化した存在だということに気付く。
やがて世界に限界が訪れる。学校も、駅前も、俺の家も、すべてが白い霧に包まれ、消えてしまった。
(沙夜ノーマルエンド)
最後の瞬間、沙夜は俺に「いつも一緒にいるから、大丈夫だよ」と言った。
俺は病院で目を覚ました。退院した後、絵を描き始めた。
沙夜が言った通り、俺の中に沙夜の存在が感じられた。
(沙夜トゥルーエンド)
最後の瞬間、俺は沙夜を抱きしめる。そして俺たちは、世界と共に消滅した。
(ここで見れるCGが、家庭用限界ギリギリだという話題?の裸で抱き合うCGです)
瑠羽奈ルート(幻想寄り)
現実には戻らず、瑠羽奈と一緒に行くことを決めた俺。
俺と瑠羽奈は新たな夢に向けて旅立つ。
236 名前:Missing Blue ミッシングブルー[sage] 投稿日:2010/07/19(月) 09:41:31 ID:vow92hvV [3/3]
※解説
ノーマルエンドとトゥルーエンドでは
トゥルーエンドの方が要求される感情値(好感度のようなもの)が高いです
トゥルーだからと言ってそれが真実とは限りません