144 名前:To Heart2 柚原このみ :2005/06/13(月) 20:01:36 ID:mQ0JNzC0
過去のとある事情から、「女の子が苦手」だという主人公河野貴明だが
妹のような幼馴染の柚原このみに対しては、苦手意識を持つことも無く、
月に一度このみの両親が出張する時のお泊りで布団に潜り込んでも
まだまだ子供らしいなと思う程度で気にすることも無かった。
だがこのみの高校入学、友人の向坂雄二の「このみは男子に人気がある」という発言等から
次第にこのみに対して複雑な感情を抱くようになり、ある日家に勉強を教えに行った際、
占い雑誌にこのみと貴明の名前で愛称占い(結果は最高)を行っているのを発見し、
気まずさからこのみにどう接すればいいのか分からなくなり、避けがちになってしまう。
そのままお泊りの日が訪れこのみ母の頼みを断れずこのみを家に上げることになり、
気まずい時間が流れるのだが、寝る前に貴明が「このみがこのみでなくなるような気がした」と
誤魔化し半分だが打ち明け、このみは「自分は自分のままだ」と答え表向きは丸く収まる。
その後しばらく今までのような時間が続くが、学校の帰り街でこのみの昔の友達に遭遇し
このみとの仲は進展したかと冗談半分で聞かれつい恋愛感情はないと答えてしまい、
このみは泣きながら走り去ってしまう。雄二の姉である環のアドバイスもあり
ようやく自分がどうしたいか、どうするべきか分かった貴明はこのみを探しに行き、
河原で飼い犬と一緒に落ち込んでいるこのみを見つける。このみの独り言から本当はこのみが
貴明に振り向いて欲しくて女らしくなりたいと考えていたことを知るが、貴明にその悩みを
聞かれたと気づいたこのみは今のは冗談だと言い張り再び逃げようとする。
しかし今度は自分もこのみが好きだと伝え、ようやく幼馴染から一歩先に進んだのだった。
147 名前:To Heart2 小牧愛佳 :2005/06/14(火) 16:13:02 ID:YVz3RCYS
貴明は「女の子が苦手」なはずなのだが、クラス委員長の小牧愛佳が
いつも学校中から頼みごとを受けて忙しそうにしているのを見てられなかったのか、
愛佳の遠慮にも関わらず多少強引に仕事を手伝うようになる。
ある日愛佳の日課でもある図書室の書庫整理中、お互い異性が苦手な事を知り
愛佳の提案により異性に慣れる練習として書庫内限定の恋人ごっこを行うことに。
最初はぎこちないものの、共同作業や書庫でのお茶会を通じて仲良くなっていく2人だが、
ある日図書委員長と出くわし、書庫の整理は図書委員でもない愛佳が勝手に行っていること、
書庫の蔵書自体を大学等に寄付してCD貸し出し用の倉庫に変える予定だと告げる。
それでも愛佳は作業を辞めるつもりは無く、誕生日のデートを通じて2人の仲は更に進展し、
書庫を残す価値があると証明するために蔵書から貴重な本を探す作業も始めるのだが、
そんな中愛佳は自分には病気の妹が居ること、その妹がこの学校に来るかもしれないこと、
書庫の整理は元々はほとんど学校に行ったことのない妹の居場所を作るためだったと告白し、
愛佳の遠慮がちな性格は妹に掛かりきりな両親に迷惑をかけないための物だったと知る。
結局強制的に書庫から追放され、貴明と一緒にいたい、でも迷惑はかけられないと嘆く愛佳に
貴明は自分も一緒にいたい、もっと迷惑をかけてもいいと思いを告げる。
そして愛佳の妹である郁乃の手術当日、手術が終わったら何か欲しいものはないかと
尋ねる愛佳に対し郁乃はもう5月中頃なのに「桜が見たい」と答える。
長い病院生活とその症状から時間間隔が曖昧なための発言だが、愛佳達はそれに答えようと
町中や学校を駄目元で探すが当然見つかるはずもない。自分は結局郁乃に対して
何もしてあげられないと泣きだす愛佳だが、貴明はそんなことはないと証明するため
愛佳の生徒手帳を持って後者に向かう。一人泣き続ける愛佳だが、顔を上げると
季節外れの桜の花びらが舞い散っている。今まで愛佳が助けてきた生徒達が事情を聞き、
恩返しのために自分達の制服のタイを切って撒いた物であり、愛佳が今までやってきたことは
無意味ではなく、そのやさしさが学校中に伝わっていたことが証明されたのだった。
162 名前:To Heart2 向坂環 :2005/06/21(火) 13:58:48 ID:MJVY1s9m
貴明にはこのみ、雄二の他にもう1人幼馴染がいた。雄二の姉向坂環(以下タマ姉)である。
小学校の頃に山奥の全寮制エスカレーター校「九条院」に入れられていたのが、
雄二曰くこっちに戻ってくるという。喜ぶこのみに対し、貴明と雄二は振り回される日々が
再び訪れるかと憂鬱に。そもそもタマ姉が実家から離れた九条院に入れられたのも、
名家のお嬢様とは思えない素行不良振りを見かねた両親の判断によるものだった。
結局タマ姉は貴明達と同じ高校に通うようになり、また毎日振り回されることに。
そんなある日、九条院からやって来た後輩3人がタマ姉に戻ってきて欲しいという。
学校にまで乗り込み、タマ姉と親しい貴明を目の仇にして度々嫌がらせを行うのだが、
問い詰めたところ自分達は本当はタマ姉の事が好きだと衝撃的なカミングアウト。
自分に好意を持つ3人を邪険にするわけにもいかず、タマ姉は貴明と付き合っているから
その気持ちには答えられない誤魔化し、その証明のためにデートを行いキスまでする。
それ以来3人がまとわりつくことは無くなったが、タマ姉はどこか態度がぎこちなくなる。
そして完璧超人であるはずのタマ姉が珍しく風邪を引いた際、雄二が家にいないため
貴明が看病を行うのだが、ふと本当に付き合おうと呟くタマ姉に対し貴明は軽くあしらう。
自宅に戻ってもタマ姉のことが気がかりな貴明は再び向坂家を訪れるが、
さっきの発言の返事を聞かせてと問うタマ姉にだから冗談はよしてくれと答えたところ、
タマ姉は「あの時」も今も本気だった、冗談なんて言ってない激昂する。
「あの時」とはタマ姉が九条院に行く前日であり、半ば強引に結婚式ごっこをしようとする
タマ姉に対し、本当は彼女のことが好きだった貴明は冗談でこんな事をするものじゃないと
断ったのだが、タマ姉は拒絶されたと思いそのまま走り去る。結局貴明は謝る事が出来ず、
この経験から好きになるのが不安→「女の子が苦手」という今の性格が出来上がった。
ようやくタマ姉の本心に気づいた貴明は、今度こそ本心を告げたのだった。
163 名前:To Heart2 笹森花梨 :2005/06/21(火) 15:06:44 ID:MJVY1s9m
ある日の放課後、貴明は廊下で紙束を抱えた少女笹森花梨とぶつかる。
プリントの内容を聞いたところクラブ活動の環境改善に関するアンケートらしく、
軽い気持ちから中身を読みもせずに署名してしまうが、後日それは入部届そのものと知り、
部室と言い張る体育倉庫にに抗議に向かうが、アクシデントから弱みを握られることになり
結局ミステリ研究会の会員第1号にさせられてしまう。マイペースで人の話を全く聞かない
花梨によって毎日のようにUFO召喚儀式、裏山でツチノコ探し、毒物飲料チャレンジと
ろくでもないことをさせられたり、昼食のタマゴサンドを奪われたりする日々が続く。
しかし、錬金術の実験で所謂「混ぜるな危険」を混ぜてしまい先生にこっぴどくしかられた際、
花梨の落ち込む顔をみたくないと思い、彼女のことが気になっている自分に気づく。
後日日曜なのに花梨に呼び出されるが、活動と言ってもスカイフィッシュが映ると言われる
プリクラを撮ったぐらいで、花梨は「活動はこれでお終い」と言いそのまま帰ってしまう。
翌日雄二から錬金術とは別の小火騒ぎに関しても花梨が疑われており、ミステリ研究会が
廃部になるかもしれないと知った貴明は校舎の裏で落ち込んでいた花梨を励まし、
2人の時間を終わらせないために小火の原因を突き止めることに。結局小火の原因は
焚き火とカラスであることを突き止め、同じ原因から山火事が起こりそうなのを発見する。
山火事を未然に防いだ功績によって、ミステリ研究会は正式なクラブに昇格したのだった。
165 名前:To Heart2 自己補足 :2005/06/21(火) 19:33:16 ID:9i9m2EmF
「柚原このみ」
・×愛称占い→○相性占い
・エピローグは修学旅行当日朝のバカップルぶりの描写。
・最後の選択肢で「このみは幼馴染だ」を選択すると、追いかけはするのだが
このみが居るのは河原ではなく公園に。今の貴明の考えを伝えた後、このみの方から
「前借り」と称してキスし、後から追いついたタマ姉と仲良く取り合いに。
「小牧愛佳」
・郁乃は会った当初は愛佳の居ない間に貴明に対し自分は姉をいびって楽しんでいるという
趣旨の発言をするが、実際は姉を取られたくないが故の強がりであり
それを知られてからは貴明にいいようにあしらわれる。
・エピローグは郁乃の初登校と書庫の顛末(部分的に残った?)
「向坂環」
・エピローグは夏祭りの最中にタマ姉が自身のこれからの計画を打ち明ける。あえて1年浪人し
貴明を自分と一緒の大学に行かせたいが、恐ろしく難易度高いので夏休みが終わってから
向坂家に住み込みでの猛勉強をさせるらしい。
「笹森花梨」
・エピローグも既に書いたし補足するところも無いか、本編も恐ろしく短いし。
「残りキャラ」
・双子も由真もるーこも長いし優希は説明しづらいしどうしたものか。