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◆非日常は馬鹿と一緒にやってくる！？◆とある日曜日 健と結実はあまり行かないペットショップで猫用の餌を買ったのだが そのときに店の主人から猫用のシャンプーをサービス品として渡された。 そのことに気を良くした健はさっそく自宅に帰ると 自分の飼い猫「パイ」と結実の飼い猫「ヒカル」。 そして、たまたま抜け出して来ていた隣の「アンリ」を 庭先で洗ってやることにした。 まずは埃を掃うために一匹づつブラシを掛けてやり 続いて大いに騒ぐ猫達をなだめつつシャワー、そしてシャンプー 「そろそろ泡を流そう」 というときにいきなりの爆音と共に健は全身に泡を被ったのである！ 一瞬何が起こったのか把握出来ずに「ポカーン」としていた健だが 慌てた様子で自分の名前を呼ぶ結実の声に我に返り 目の前の信じられない光景に声を上げた 「裸の女の子ーっ!!!、しかも３人も！」 嬉しいやらビックリするやらであたふたしている健の顔面に 次の瞬間衝撃が走る。 「いつまで見てるのよっ！！」 と同時に「バキッ！！」 健が気を失う前に見たものは結実の手の甲であった。 そう裏拳である… しばらくして気が付いた健が見たものは 自分の服を適当な組合せで着ている３人の女の子と 珍しく悩み込んでいる結実の姿だった。 状況が把握できない健は 眉間にシワを寄せたまま唸っている結実に声を掛けた。 「なぁ、いったい何がどうなってるんだ？？」 健の声に対し、結実は「困ったなぁ」という表情で口を開いた。 「うんとね、この娘達が言うには…」 結実の答えはこうだ。 この３人の女の子は本当は猫で それぞれ「パイ」「アンリ」「ヒカル」だと言うのだ。 たしかにピクピクと動いている耳と フワフワと揺れている尻尾が付いてるし特徴も残っている。 しかし、何でまた人間の姿なんかになってしまったのか。 今度は健が眉間にシワを寄せることになるのであった…。 |
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