「なー、ジョージぃ、ここどこだよ〜」
「知らねえよ。だいたいお前がこっちって言ったんだろ」

なにやら言い合いをしているのはウィーズリー家の双子、フレッドとジョージ。

「んなこと言ってねぇよ。ジョージが行ってみようって言ったんだろ?」
「何だよ、フレッドだって乗り気だったくせに」
「そうだけどさ〜」
「まさか迷うなんてな」

どうやら二人は迷っているらしい。

「てかさ、なんかさっきから同じようなとこ回ってない?」
「お前もそう思うか?」
「ジョージも?」
「ってことはアレだな」
「カンッペキに迷子」
「最悪だな」
「だな」

迷子ということが決定的になって歩き回る気力もなくなったのか、フレッドが座り込む。
それにつられてジョージも座った。

「なー、なんか食い物持ってない?」
「あったら自分で食ってる」
「それもそうか」

午前の授業が終わって、食堂へ移動している最中にその扉を見つけた。
いつも通っている廊下なのにその扉を見るのは初めてだった。
好奇心旺盛な二人は迷わずその扉の中へと入ったのだ。
昼食前の、軽い冒険のつもりで。それがこんな事になるなんて。

ジョージはどこら辺にいるのかを把握しようと辺りを見回す。
すると薄汚れた羊皮紙が壁に貼られていた。

「お」
「何?」
「なんか張り紙らしきものがある」
「マジ?行ってみようぜ」

ここから出られるかもという期待を胸に二人は歩き出す。
そんなに遠くにあったわけではないので、張り紙にはすぐに辿り着いた。

残念でした。ここから先へは進めません。
もう一度トップページへ戻って文章をよく読みましょう。


「だってさ」
「…………」

どうやらここから先へは進めないらしい。
一通り目を通したジョージは隣にいるフレッドに話しかけた。
フレッドはなんの返事も返さない。

「もしも〜し?」
「…それで、トップページってどこだよ?」
「さぁ?」

───── 暗 転 ─────

そんなわけでここからは入れません。
トップページへ戻って注意文をよく読んで下さい。





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