「TORG〜ひとつのインフィニバース」人物別テーマ
2003.02.09現在

ケイス

メタファーとしてのアメリカ一国主義の脱出。
権利と義務をよく理解している。冷静にものを考え、情熱をもって行動に出る。しかし彼の生真面目さは、自分達の世界のリアリティを守り続けることが
本当に正しいことなのかという疑問を抱くことになる。何故なら自分達の世界が最上のものとは言えないからだ。異世界の理解によって解決される予定。

自分ひとりで立ちうる土台の確立。現代日本人の象徴。「虚」と思い込んでいた土台の発見。存在の不確かさの克服が課題。
「自分」が虚ろであることに悩んでいるということは、つまり自分自身にしがみついていることを表わす。よって、彼女にはしがみつくべき「自分」が
存在していると考えざるをえない。その部分をもう少し突き詰める必要あり。
彼女が強気なのは虚勢をはることで、自分の中の虚ろをおし隠そうとしている。また、そんな自分の弱さを知っているために、他人の弱音に対してかなり厳しい。
他人に弱さを見せられると、自分の弱さを見ているような気がして耐え切れないから。
ケイスに惹かれたのは、彼が自分の弱さに挫けることのない強い人間であるから。その強さが彼女の「世界」を揺さ振る。

クライロック

原体験の克服と矛盾の受容。自己の信念の確立。
保守的な村で育ったために白人に対する植え付けられた偏見を持つ。この旅で彼は価値観の破壊、そして再構成といった作業を行う。
よって、すぐ彼をケイスと和解させることだけは避ける。少しずつその変化と葛藤を表に出していくべき。

ヴァン

正義を守ることと、悪に染まった兄弟を救うこと、その間での葛藤。

アドルファス

貴族としての尊厳。支配する立場ではなく、導く者としての貴族。

バルダ 500年前への望郷の念。使命と孤独の間の揺らぎ。楓にとってのメンター。
デニス

文明の需要と生命の謳歌。クライロックにとってのメンター。

ガーウェイン

消極的中立と積極的中立。フランスという近代民主主義国家。第五共和制の分裂・崩壊を前にした土台の喪失。
消極的中立はポシビリティの理解によって積極化?

ミシェル 神への依存が果たして信仰か。でも、この視点自体が日本人的?テーマにするためにも西欧での神や宗教の考え方について
調査の必要あり。
カミーユ Gのメンター。彼の持っている秘密はゴッドネットのバグ、「飛び穴」の情報。教皇側も気付いていないこの「飛び穴」を使うことでゴッドネット内を移動できる。煉獄へとつながる飛び穴。TORG観のバスティーユとしての煉獄。
ゴッドネットは予想外の誕生であり、そういったバグが隠されているという設定で。
ラディゲ(ケイス) レーモン・ラディゲと同姓同名。そのことを昔から馬鹿にされていた。恋人への嫉妬とは違った支配的な愛?16歳という状態。彼の殺人の後始末。ケイスの記憶回復が表向きの内容。しかしその真のテーマはケイスを傍観者としてラディゲの人生を追わせていくこと。ラディゲ(元)の人間像を構成、葛藤を見ていく。萩尾望都のような世界。
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