「TORG〜ひとつのインフィニバース」人物別テーマ
2003.02.09現在
ケイス |
メタファーとしてのアメリカ一国主義の脱出。 |
楓 |
自分ひとりで立ちうる土台の確立。現代日本人の象徴。「虚」と思い込んでいた土台の発見。存在の不確かさの克服が課題。 |
クライロック |
原体験の克服と矛盾の受容。自己の信念の確立。 |
ヴァン |
正義を守ることと、悪に染まった兄弟を救うこと、その間での葛藤。 |
アドルファス |
貴族としての尊厳。支配する立場ではなく、導く者としての貴族。 |
バルダ | 500年前への望郷の念。使命と孤独の間の揺らぎ。楓にとってのメンター。 |
デニス |
文明の需要と生命の謳歌。クライロックにとってのメンター。 |
ガーウェイン |
消極的中立と積極的中立。フランスという近代民主主義国家。第五共和制の分裂・崩壊を前にした土台の喪失。 |
ミシェル | 神への依存が果たして信仰か。でも、この視点自体が日本人的?テーマにするためにも西欧での神や宗教の考え方について 調査の必要あり。 |
カミーユ | Gのメンター。彼の持っている秘密はゴッドネットのバグ、「飛び穴」の情報。教皇側も気付いていないこの「飛び穴」を使うことでゴッドネット内を移動できる。煉獄へとつながる飛び穴。TORG観のバスティーユとしての煉獄。 ゴッドネットは予想外の誕生であり、そういったバグが隠されているという設定で。 |
ラディゲ(ケイス) | レーモン・ラディゲと同姓同名。そのことを昔から馬鹿にされていた。恋人への嫉妬とは違った支配的な愛?16歳という状態。彼の殺人の後始末。ケイスの記憶回復が表向きの内容。しかしその真のテーマはケイスを傍観者としてラディゲの人生を追わせていくこと。ラディゲ(元)の人間像を構成、葛藤を見ていく。萩尾望都のような世界。 |