背の肌を舌で濡らす。
彼女は逃れようとして身を反らす。
それも愉しませるスパイスにしかならない。
かかえこんだ腕の中で執拗に繰り返す。
幾度も繰り返してきた愛で方に
いい加減慣れてもよさそうなのに
望む反応を彼女は返してくる。
内にある本当の気持ちを晒すことも知らずに。
痩せた肌の下にある、羽になりそこねた骨を
歯で少し甘噛みすると小さく声があがる。
その声はかすれて喘ぐ息に色をそえる。
腰を引き寄せて次に行われる行為を
受け入れさせる体勢に導く。
「ミリアリア」
耳元で名前を呼びゆっくりとその場所を満たしていく。
細くひきつれた彼女の息。
白い肌が沸き立つように細胞の形を顕にしていく。
行為に呼応する肌が得も知れぬ快感を物語る。
与えているのが自分なのだと手応えを感じる瞬間。
押し殺した嬌声。無意識に俺の名前を呼ぶ。
追い詰めて陥落する心を曝け出す。
抱いた時だけ独占できる。
体も。心も。すべて自分のものだと感じられる。
お互いを必要だと確信する為の儀式。
この短い時間に得られる凝縮した幸福がある限り。
――やめられない。
求めることを。
だから――あきらめられない。
生きることを。
end.
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エロ汁絞り出してみた。
ポエムしかでてこなかった。これが限界。
_|￣|○
(H17.6.9)
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