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 大塚商会 / グループディスカッション (一次面接)
本日1コマ目は大塚商会。一次面接という名目ではあるものの、内容はグループディスカッション。6人一組で与えられたテーマについて話し合います。グループディスカッションは二回目なのでもうちゃんとできるぞ。ある程度コツもつかんだ。さぁ!お題は何!?


「みかんや桃の缶詰はあるのに、どうしてバナナの缶詰はないの?」


知るかっ!
と思わず突っ込みたくなるようなテーマ。いや、そういう不思議系がでることはネットである程度知ってたんだけどね。実際出されるとどうしたもんかね(笑)
でも具体的な内容、かつ身の回りのものであるために話やすいとも言えます。むしろこういう単純なテーマだからこそ、難しい言葉でごまかすことができず、その人の論理的能力や相手を説得する能力を図りやすいのかもしれません。俺は他に缶詰にされてない果物を挙げて、その共通点を探してみようよってな提案をしてみました。結論は…どうなったんだっけ?あんまり覚えてないや(^^;
ここではあまりしゃべらなかった2人が、最後に発表することになります。なので、発表が嫌な人はできるだけ発言しておくべし!みんな同じくらいの発言量なら、ランダムに当てられるようですが。

さて、これは毎年変わっている可能性が高いのですが、一通り俺が調べ出したものでは他に以下のようなテーマがあったようです。


「オープン価格はなぜ良いのか?」
「なぜ車は右側通行と左側通行の国があって、統一しないのか」
「地動説と天動説とあるが、地動説が正しいのがどうしてもわかりません。相対的に考えた場合、地動説はどうして正しいのかを証明しなさい。」
「なぜ、暖房などの暖かい空気は上に昇るのに、山に登ると寒いか?」
「電話での‘もしもし‘という言葉が禁止されたらどうなるか?」
「プッシュホンと電卓で数字の位置が違うのはなぜ?」
「コンピュータウィルスについてどう思う?」
「指揮者は何をしているのだろう?演奏者はみな楽譜ばかり見ていて個々の演奏をしている」
「カレンダーと手帳は日曜日の位置が違うのはなぜ?」


おそらくこれら10種類のパターンを使いまわしてるね。10種もありながら同じテーマを出されたグループも多いようだし、俺が行った時の控え室もかなりの人数がいたので、筆記ではほとんど絞ってないと予想できます。さらに今後の選考も4次面接まであるらしい。一回の選考ではそれほど絞込みをかけない企業なんじゃないかな?
とりあえずグループ内で仲良くなった友達と軽く話ながら午後に備えて学校に向かうのでした。


2003/3/25(TUE)




 スカイシンクシステム / 一次面接
なんだかなーと言いつつも、穏やかな社風に惹かれていたスカイシンクシステム。一応選考を受けるつもりだったのですが…
今日の予定の通り、最後に志望度トップレベルの住商情報システムの選考が控えてることを考えると、ちょっときついなー。ということで先日メールでお断りしてしまいました。
その返信メールも、大変丁寧にこの先の就職活動を頑張るように励ましてくれており、ほんとに優良企業なんだなという印象。
ここで迷惑かけた分、住商情報システムでは絶対に合格しなくては!


2003/3/25(TUE)




 住商情報システム / グループディスカッション (一次面接)
学校で友達と別れた後は、住商情報システムのグループディスカッション。この会社は筆記とこのグループディスカッションで相当な人数を絞り込むらしいので、気合を入れなければ!!


待合室で待たされたメンバーとスムーズに討論できるように、全員に声をかけて和みムードを作ろうと励むが、どいつもこいつも強そ〜(^^; なんだかam/pmや大塚商会で一緒になったメンバーとは雰囲気が違う。やっぱりこてこてなSI企業だと、応募者も本気でSIに絞った人ばかりなのかな。聞いてみたところ案の定、全員業界の焦点は定まってる様子でした。
グループディスカッションの面接官はオープンセミナーで司会をしていた人事の方。話は面白いし、突っ込むところはかなり鋭い。おそらくできる社会人ってのはこんな感じなんだろうな…。もし1:1の面接になったら、すべて搾り取られそうな…、そんな迫力を持った人でした。


今回のお題は「ある企業が新製品を投入することで、業界シェアトップを狙っている。その新製品をどうしたら最もうまく宣伝できるかを、3つの案から選べ」というもの。
15分間自分で考えた後、35分間を使って全員で話し合うというメニュー。最終的な発表は必要ではなく、話し合いの様子を面接官が見て、判断するようです。面接官の手元には履歴書やエントリーシートなどの提出資料は一切なく、学歴や他の要素は一切参考にはせず、約50分の中の行動のみで判断しているようです。周りが全員自分よりずっと高学歴だったために、これは俺にとってナイスな対応!等身大の自分をしっかり評価してもらえれば、充分に勝負できそうです。
かくして、グループディスカッションが始まるわけですが、ふと疑問が…。俺は大学で経営学を学んでいるため、どのような状況でどのような広告戦略にでるのが常識的に最も望まれるのかはある程度分かっています。ってか広告論をやりたくて大学に入ったわけだし。でも他のメンバーは違うし、果たして俺がその"常識"を当てはめて議論するべきなのか?ということ。「一般論ではこうですよ」と言ったらそれで終わっちゃいそう気もするし、自分の考えがないように評価されかねない。難しいところだが、今回は大学で学んだ知識は一切無視して、その場で与えられた材料だけの展開で考えをまとめました。これが吉となるか凶とでるか…


いざ討論は始まるわけですが、それぞれA案2人、B案2人、C案2人。意見まっぷたつなわけですが(俺はC案)、みんな一歩も譲らない。譲らないというより、自分の考えをばんばん前面に押し出して、それぞれの理論展開してました。「ははぁ〜、そんなこと考えるわけだ。」と思わず関心(^^; もちろんこっちも負けてられないので、まずは最もリスクが高いとされるB案の2人を仲間に入れました。B案2人はあっさり俺たちの主張を聞いてくれて、自分の意見を修正。即座にどこがまずかったのか、自分で感じたことをまとめて残りの討論に活かそうとしてくれました。この辺の機転の良さや相手の意見を柔軟に取り入れる姿勢も高い評価ポイントのようで、面接官がシャカカカカカ!っと何かをメモしていました。
残るはA案2人。10分ほど議論を交わすうちに1人はC案に入ってくれました。残る1人を説得して全員の意見をまとめたらグループディスカッション終了!…のはずだったんだけどね。こいつ、タダモノではなかった!!
1:5という立場にいながら、一切主張を崩さずC案のデメリットを実に上手についてきました。その突き方が、たとえ話を使ったりして、本当にうまい!思わず「あ、A案の方がいいや」と思わせる話し方で、自分の主張を相手に納得させるための術を知ってる。こいつは強えぇ…
ただ、A案は最もリスクは少ないが、リターンも最小限のもの。また市場に対する宣伝効果も一回きりで、持続効果がない。C案はリスクを伴うが、持続的なシェア一位の可能性を秘めた案。彼の言い分では、とりあえず、当面の目標は現時点での一位獲得であり、その後のシェアよりも今クライアントを喜ばすことが先決だというもの。確かに企業にとって頼まれた数字だけを返して瞬間風速的な一位を取らせれば顧客は満足するのだろうけど…、俺はどうもこの"とりあえず今だけ儲けさせよう"っていう考えがどうにも納得いかず。そのことについて、その後の信頼関係だとか、競合他社の今後の追随の対応を今しておくべきだとか、なんとか反論するも決定的なものがなかった。残りも3分切り、そろそろ結論をまとめなければ…というところで、突然彼が意見を一転。C案に乗ってきた。いきなり意見を変えたので、逆にとまどってしまったが、素直にお礼を言って最後にC案で決定し、その理由を各自で確認してちょうど終了時刻。最終的に俺の意見が通って良かったー(^^;


…でも、おそらく意見を変えた彼は納得したわけじゃない。残り3分しかない状況で5人の人間を誘い込むのは難しいし、意見が割れたまま終了するのも全体の雰囲気を悪くしかねない。それを悟って、素早く自分の意見を修正し、「他の案の良いところが自分の案を悪いところをカバーできることを見落としていた」と持ってきたんだと思う。
ここからは推測だけど、彼は残り数分になったら即座に一番まとまりやすい案に切り替えられるように頭の中で考えを構成していたんじゃないかな?そして、その時間が来た瞬間に主張を変え、最も人数の多い案に賛同する。そのための理由もあらかじめ準備していたんじゃ…
うーむ、すごいやつもいるもんだ。みんな頭の切れる人ばっかりだったけど、彼は会議とか話し合いの場に慣れてるんだろうな。あー、携帯番号聞いておけば良かった(>_<)「俺だけ落ちる」っていう状況が怖くて、今日はだれにも聞かなかったんだよな…。

さて、帰りの電車の中でリクナビチェックをしていると、さくら情報システムから三次試験へのお知らせが。なんと次は適正試験。ここにきて筆記やるのかー。これで落ちたら悔しいだろうな…

2003/3/25(TUE)


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