4/1(火)

 今年はエイプリルフール企画はなしです(^^;

 今期のアニメが一通り終わりましたね。まだ北海道に住んでいて、最も深夜アニメにはまっていた2002年以来(あずまんが大王、シスプリ〜Re Pure〜、ちょびっツなどが放送されていました)、久々にアニメに没頭しました。とにかくハイクオリティーな番組が多かったと思います。以下に感想を。


ARIA The ORIGINATION

 まさか泣きながら出勤することになるとは……。
 出勤時刻が遅いので、朝起きてからゆっくり録画しておいたアニメを見るのが私の日課なのですが、今回のARIAにはやられたな〜。灯がアリシアさんに「この数字……」と聞くシーンの美しいこと! じわっと流れる音楽の切なさも相まって、灯が涙を流した瞬間に涙腺が決壊。久々にアニメの最終回で泣きましたよ。
 幾度となく心温まる物語を届けてくれたARIA。あまりに酷かった第2期が嘘のようで、第3期は最初から最後まで素晴らしいアニメーションを見せてくれました。人物も背景もとにかく最高級の出来で、本当にネオ・ヴェネツィアにいるような気分にさせられました。毎回OPに手抜きがないのがたまりませんでした。普段は空気のような内容(そこがまた良い)のARIAですが、実はしっかりストーリーとして成り立っていたんだ……と終わってみて気付かされました。プリメ的視点で言えば、いつも側にいるのが当たり前だった娘がいつの間にか数々のイベントを経て成長していたような。そんな気分です。卒業シーズンに合っていたのも良かったですね。私は原作を読んでいないのですが、これで終わりなんでしょうか。このアニメは、のび太が延々と5年生を繰り返し続けるように終わることがないイメージがあっただけに、不思議であると同時に心にポッカリと穴が開いてしまったような気分です。


CLANNAD

 相変わらず素晴らしい動画でした。ストーリーをとっても、原作ファンもある程度納得出来る内容だったと思います(少なくとも私は納得)。
 ただ、原作を知らない人はこのアニメを見て一体どう思ったのでしょう? 原作ファンは、アフターでああなってこうなってこの問題が解決……ということが分かっていると思うのですが、原作を知らない人にとっては、幻想世界の少女やOPの子どもなどがまったく意味不明のまま終わってしまったと思います。果たして、これを評価して良いものなんでしょうか? アフターと分けること自体は良いと思うのですが、視聴者のモチベーション維持のためにも、あまり期間が空かないことを願うばかりです。とりあえず、ゆきねぇと芽衣LOVEということで。


true tears

 地上波に降臨したOVA。それがtrue tearsです。
 True Love Storyファンにしてみてば、地上波アニメがつくられないまま、結局TLSが終わって(?)、その派生であるキミキスとtrue tearsがあっという間にアニメ化されてしまったことは皮肉でしかないのですが、その鬱憤を吹っ飛ばすクオリティーを見せてくれました。
 OPからその予兆はありました。true tearsというタイトルが出てそれに乗っているヒロインがひとりずつ音楽にあわせてポーズを変えた瞬間、これは来た!と思いました。モブシーンにすら一切手抜きがなく、あらゆるものが動き切っている素晴らしさたるや。アニメはやっぱりこうじゃないとなあ。実はCATVで見ているので最終回は今週なのですが、ストーリーも古臭いながら良い味を出していると思います。それにしても……このアニメの正ヒロインって裕美で良いんですよね?<希望的観測


機動戦士ガンダムOO

 鉄道模型のようなタイトルのガンダムです。ちなみに深夜アニメではありません(^^;
 基本的に宇宙世紀しかガンダムと思っていない私にとっては、OOもガンダムっぽいロボットアニメに過ぎないのですが、ネタとして面白いことは面白かったです。特に「ロックオン、目標を狙い撃つ!」が出た瞬間に毎回爆笑させてもらいました。……と、敵を作りそうな発言は控えるにしても。
 おそらく第2期をやるのでしょうけど、かなり纏めきれないまま終わった感があります。キャラクターを出しすぎまして使い切れてませんでしたね。サジとかほとんど有効活用できてませんでしたし。キカイダーの設定も唐突でしたし。ただ、登場人物をあっけなく殺す点は新鮮だったので評価したいと思います。破壊兄弟とか、ピストルでパンパン撃たれて終わりとは。お当番制でお亡くなりになるならまだしも、5秒程度で一気に二人も逝くとは思いませんでした。まあ、良くあんな設定でここまでやったな、という感じには脚本は頑張っていた気もします。いずれにしても、後期に期待ということで。


キミキス pure rouge

 さて……わざわざ最後に持ってきたわけですが。
 俺の星乃さんをどうしてくれるんだ!?と叫びたいのは山々なのですが、それは一先ず置いておきまして。
 まず、果たしてキミキスは原作を忠実に再現出来たかと言えば、答えは完膚なきまでにNOです。ですが、私にとってそれは問題ではありません。オリジナル設定を作っているのですから、端から原作をトレースする気はないわけです。ですから、原作と比べる意味もないのです。ですから、正確に言えば、ゲームのキャラクターに対する思い入れとアニメのキャラクターに対する思い入れは別物として考えるべきです。
 その点を含めて、俺の星乃さんをどうしてくれるんだと。つまり、それだけアニメ版キミキスは、アニメ単体で星乃さんの魅力を描き出すことに成功していたのです。……にもかかわらず、あの仕打ち。一体何なんでしょうかあの最終回は。最後に公園でひとり佇む星乃さん。この物語を通して、4人のヒロインは、何らかの形で成長しているんです。星乃さんは引っ込み思案な自分を変えられたことが成長なんです。それが最後のシーンからは一切感じ取れない! もし光一に振られるにしても、最後の場面は祇条さんなどと一緒にいるべきなんですよ。最悪それだけでもOKなんです。 本当に星乃さんファンとしては散々な結果に終わってしまいました。

 このアニメは、最終話の演出を除けば、内容は概ね良かったと思います。主人公が二人という異色の作戦は機能していました。光一が上手くいけば一輝が上手くいかないという流れ、最初に好きになったヒロインに一途な一輝と逆転した光一……などとにかく対称性をアピールし、飽きないストーリーを生み出すことに成功した点は褒めても良いと思います。そして、こんな残念で痛々しい展開でも、何とか全員を愛することが出来たことは幸いでした。要因は、登場人物全員に明確な悪意が一切なかったこと。普通、こうした三角関係的な物語を作ろうとすると、どうしてもスクールデイズが出来てしまうわけですよ。そうすれば、最早ヒロインへの愛どころか憎しみがピックアップされてしまうんですね。敢えてそうしなかったことは、スタッフの最後の良心だったのかもしれません。

 ところで、原作はこうした痛々しいシーンがないゲームか、あるいは三角関係がないゲームかと言えば、実はそんなことはありません。何人ものヒロインと仲良くしていれば、ヒロインを傷つけるシーンもありますし、当然別れ話だって持ち出されます。ですから、痛さという点で、このアニメは原作のトレースを狙っていたのではないか……と思えなくもありません。そう考えると、そこに敢えてスポットを当てたスタッフには、若干の意地悪さも感じてしまいますね。まあ、話を面白くするという点では正解でしたが。

 いずれにせよ、ひたすら星乃さんを持ち上げておいて、最後に地獄に叩き落とした事実は変わりません。これは、アニメ全体の出来云々を抜きにした厳然たる事実ですし、星乃さんのファンを落胆させたことも事実でしょう。あれほど魅力的に描いていたのに、スタッフは星乃さんが可愛くないんでしょうかね? 話が戻ってしまいますが、あの終わり方は、苦労して作り上げてきたプラモデルをスレッジハンマーで粉々に叩き壊すことと同じです。もう、光一と結ばれてほしいとか高望みはしません。ラストだけ……ラストだけで構わないので、何とかしてほしかった……。

 当サイトでも再三再四褒め称えてきたことですから、DVDは全巻買います。初めの頃はものすごく良いアニメだと思っていましたし、今もそれほど悪いアニメだとは思っていませんので。


 以上。久々に長々と日記を書きました。4月からのアニメは、一休みな雰囲気ですがさて。


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