7/11(日)


アマガミ 1―Precious diary (ジェッツコミックス) の感想

 東雲太郎版アマガミPrecious diary(以下PD)。こちらはキミキス版と同様、ヒロイン毎のパラレルストーリーを展開するパターンです。第1巻のヒロインは絢辻編前編。全ヒロイン前後編で出すと12巻にもなるわけで……。5〜6年くらい続く計算になるんですが、そんなにブームが持つんでしょうか(汗) ちょっと心配です。


 クオリティーは、流石に高いです。絵は作者の味が出ていて、必ずしも原作にそっくりではないんですが、漫画版キミキスで慣れてますし問題なし。手抜きのない肌理細やかな髪の毛や変化のある表情、そして所々に挿入される少女漫画のようなキラキラとした演出が、原作に勝るとも劣らない魅力を付与しています。


 気になるのがシンシアリーユアーズ(以下SY)と比較ということになりますが、絵のタイプ、ストーリーは評価基準から抜いて、漫画の構成力で比べると、俄然こちらの方が上と言わざるを得ないでしょう。PDはコマの使い方にメリハリがあってインパクトがあるんです。各話概ね一回は一コマに丸々一ページ裁ち落としか、その面積に相当する見開きを使うシーンがあります。つまり、各話一回は直感的に読者の印象に残るコマを用意しているわけです。贅沢なページの使い方ですけど、ともすればダラダラ感のある展開になりがちなラブコメにおいては必要なことです。


 ひとつ気がかりな点があるとすれば、主人公に紳氏補正がかかっていることでしょうか。何をやっても美しくなってしまうという……。この漫画で主人公が原作の変態性を発揮すると大変なことになるので、止むを得ませんかね。そんなわけで主人公の再現度に関してはPDに軍配が上がります。


 その他、おまけにキミキスのなるみ編が入ってました……って考えてみたらアニマル版キミキスってなるみ編なかったのか! 今気付きました(汗)ということは、アマガミもいかにも脇役的な薫とかはやらないのかしら。可能性はありますね。


 アニマル版1巻の感想はここまで。次回更新はアニメ版の感想です。



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