9/19(水)


 突然ですが、昔読んだ印象的な漫画について語ります。

『部屋においでよ』

部屋においでよ

 これは床屋に置いてあった一冊を待ち時間に読んでいたら気に入ってしまって全巻揃えた漫画です。第一巻の発行が'91年、最終の第7巻が'94年ですから20年近く前の作品ですね。私が読んだのは'00年代に入ってからですが、ドラマ化もされていたようなので、ご存知の方も多いことでしょう。

 偶々飲み屋で居合わせた、カメラマンを目指す大学生塩村ミキオと、ピアニストを目指す5歳年上のピアノ教室の先生水沢文。酔った末に文の部屋で一夜を共にし、それをきっかけに同棲生活が始まる……というのが第一話の内容です。空から突然女の子が降ってくる……というようなハプニングが起こるでもなし、実にノーマルな導入なのですが、その有り触れた様子が気に入ってしまった次第です。
 序盤は期待通り、幸せな雰囲気に満ちた普通のラブコメで、楽しく読んでいました。そのまま進めば良かったのですが、3巻辺りから元彼が現れたり仕事が忙しくなってすれ違ったり、とトラブルが発生していきます。まあ、良くあるパターンですね。しかし、この漫画は違いました。トラブルを乗り越えてハッピーエンドかと思いきや、最終的に破局してしまうというショッキングな結末が用意されていたのです。
 物語が進むにつれ、ミキオは夢を叶えて売れっ子カメラマンになっていき、文もまたCDデビューしてピアニストへの道を駆け上がっていきます。二人はすれ違うことが多くなり、文は必死に連絡を取ろうとしますが、ミキオは仕事を優先させ、最後に「今のオレにはカメラしか見えてないんだ。今のボクには、文さんは重荷でしかないんだ」と文に告げます。この二人のラストシーンは、ラブコメといえばハッピーエンドというイメージを抱いていた私にとって半ばトラウマになっており、今読み返してもやるせなさが込み上げてきます。

 そんな漫画を何故何度も読み返してしまうのかといえば、ミキオが文を捨ててまでカメラマンとして夢を追う姿勢に共感を覚えてしまうからです。これがプロ野球選手や宇宙飛行士を目指す話であればまた違ったのですが、職業柄、カメラマンとは一緒に仕事をする機会が多いですし、手段こそ違えどベストカットを掲載して良い本を作りたいという信念は同じなので、気持ちが良く分かるんですよね。だから、仕事でどうにもやる気が起きなくなった時はこれを読んで、編集者になりたかった頃のフレッシュな気持ちを思い出すのです。とは言え後半は文さんが可哀想で見ていられないので、二人が精一杯夢を追いながらも幸せに同棲している2、3巻までを、エンドレスに読み続けるだけなんですが。

 しかし、夢を追い続けるっていいですね。ちなみに私の今の夢ですが……



















 空から降ってきた女の子と同棲することです。

9/25(火)


 ルートダブル - Before Crime * After Days、やっとグランドエンディングまで辿り着くことが出来ました。総プレイ時間はなんと60時間。疲れて寝落ちしていたりした分を引いても50時間は固いでしょう。普通なら全文章読破級のプレイ時間なんですが、メッセージ達成率はなんとたったの49%。これだけ時間を割いているにもかかわらず半分にも満たないとは、恐るべきボリュームです。

 その内批評を書きますが、結論としては稀に見る大作でした。超能力者がテーマになっている点でいきなり現実感を 同じ監督作品のEver17とジャンル的に近いので



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