キミキス

キミキス公式





TLSから10年……






あれから僕たちは、






どれだけの人と出会い、






どれだけの恋をしてきたのだろう?






キスでしか伝わらない想いがある……



キミキス



もう一つの真実のラブストーリーが、
今、僕たちの前に色鮮やかに蘇る。






第一回


 一応3周年企画なので少し気合を入れて始めてみました。
 まあ、することはいつもと変わりないんですけどね(^^;

 こんばんは。YAMAです。
 キミキスの話をする前に、トゥルー・ラブストーリー(以下TLS)の話をしておかなくてはなりませんね。
 ほとんどの方がご存知かと思いますが、TLSシリーズとは、1ヵ月後に転校する主人公が転校までに好きな女の子を見つけて告白すると言うSLGです。
 TLS3になって期間が卒業までの1年間に変わりましたが、コンセプトは変わっていません。
 女の子との出会いと別れを通して真実のラブストーリーを堪能する……そんな純粋なゲームなのです。
 何が面白いかと言うと、言わずと知れた「下校システム」
 女の子と帰りながら会話を盛り上げていくシステムは、単純そうに見えてはまると抜け出せません。
 *詳しくは公式ページを参照して下さい。

 2006年――
 ときメモと肩を並べる恋愛ゲームの金字塔トゥルー・ラブストーリー発売から実に10年が過ぎました。
 キャラデザの松田氏は引退し、2003年に発売された「True Love Story Summer Days, and yet...」はタイトルが英字になり、雰囲気がどこか違ったものになっていました。
 それ以後、TLSシリーズの製作発表はされておりません。

 今年発売されたトゥルーティアーズと言うゲームは、どうやらTLSのスタッフによって作られているようです。
 TLSシリーズは終わりを告げ、新たな段階へと進む時が来たのでしょうか?

 さて、何故この様な話をしたのかと言うと、今回の「キミキス」はTLSシリーズのスタッフが作成しているからなのです。
 最早タイトルに「トゥルー」の文字は見当たりません。
 しかし、キミキスは確実にTLSの流れを汲んだゲームに違いありません。
 だから、私にとってキミキスは「もう一つの真実のラブストーリー」なのです。

 前置きが長かったですね。次回から開始しますので。




第ニ回


 各ヒロインファーストインプレッション。



●菜々……毎度お馴染み情報提供妹。

 今回もヒロイン達のお兄ちゃんへの印象を教えてくれます。
 しかしあれですね、今回の妹はモロにお兄ちゃん大好きっ娘ですね。
 今までこれほど露骨な妹はいなかったんですが。
 TLSの妹はいつもお兄ちゃんを叱咤激励しているイメージがあるんですが、菜々は逆に甘えん坊ですし。
 何かプレイヤーに媚売り過ぎじゃないのか……















 だがそれがいい!

 声も野川さくらだし文句ありません。
 と言うかいきなり非攻略キャラの妹からと言うのはどうなんだ。

●星乃結美……憧れのヒロイン。

 今回のメインヒロインはこれまでと変わってますね。
 これまでは学園のマドンナ、高嶺の花的存在がこのポジションにいたんですが、結美は違う。
 内向的で人見知りとはこれまた。
 大変時代に逆行している感じがたまらなく良い
 思いっ切り私の好みですので問題無しです。

●里仲なるみ……主人公に憧れる妹の友達。

 これまた毎度お馴染み妹の友達。
 これまでは引っ込み思案で内気な結美的キャラが多かったんですが今回はその逆で元気っ娘。
 ショートカットが良く似合う……ってこのゲームはショートヘアーの娘が多いですね。

●水澤摩央……年上の幼馴染み。

 ついに年上の幼馴染み登場。
 はっきり言って年上の幼馴染みと言う設定はあまり好きでは無いんですよ。
 やけに気が強いキャラが多い印象があるので。
 たまに悠姉さんのように優しい人もいるのですが……。
 ただ、摩央の場合はどうやら年齢差を意識しないフランクな会話が多く、威張ったところも無いのが好印象。
 意外と良いかもしれない。

●咲野明日夏……スポーツ少女。

 サッカー部所属のスポーツ大好き少女。
 今一つ攻略のモチベーションが上がらないヒロイン(汗)
 苦手では無いんですけど、毎度この手の設定のヒロインを敬遠しがちです。
 いかんですね……と分かってはいるのですが何とも。

●二見瑛理子……無愛想な天才少女。

 TLSにはいなかったタイプですね。
 こう言う紐緒さんっぽいミステリアスな娘は好きです。
 理科室にこもってるのも面白い。
 これで白衣を着てれば完璧なのに(笑)

●祇条深月……大人しいお嬢様。

 キャラがまだ掴めません。
 何度話しても断られるんですもの(泣)



こんな感じです。
 このタイプのゲームはシナリオはあまり気にする必要がないので、ザクザク好きな娘から狙っていくのが私の基本。
 と言うことで、早速メインの結美から狙っていこう。




第三回




「こんなヌルゲー一昨日来やがれですぅ」(注)









↑最終日前日の状況↑









!??



(注)私はヌルゲーなんて思ってませんので(汗)







 おかしい……(汗)
 一周目まさかのバッドエンド
 TLSは得意な部類だと自負していたのにこのザマはなんだ_| ̄|○
 ま、まあ、一周目は様子見だよね様子見! ハハハッ!

 今回システムが結構変わったようで、話しかけているだけでは駄目らしい。
 話しかけること自体が下校システムみたいなものなので、会話すら容易に応じてくれない。
 特定のイベントを消化しないと先に進めない。
 そもそも、下校システムそのものが存在しない

 ううむ。難しくなったのか簡単になったのか今一つ判断しがたい。
 ストーリーを重視するような作り方をしているために、自由度が若干失われた気はします。
 ただ、戦略性は増して面白くなっていることは確か。
 ポイントはヒロインに話しかけることの出来る話題の数が決まっている点。
 話すヒロインを決めつつ相手に合う話題をストックする必要がある。
 後、一周して分かったのですが、袋から出る話題の順番はランダムではなくて並べた順番なんですねー。
 とりあえず、対策は練れそうなので次こそは……!




作戦会議




星乃結美(変化前)
学校生活世間話部活制服委員先生
勉強自宅学習成績受験
運動体育水泳スポーツダンス
娯楽音楽映像読書
おしゃれショッピングファッションアクセサリー化粧水着
食べ物食事甘いものドリンク手料理
美容健康健康ダイエット
恋愛プライベート将来
行動ほめる見つめる微笑むかっこつける手を握る




星乃結美(変化後1)
学校生活世間話部活制服委員先生
勉強自宅学習成績受験
運動体育水泳スポーツダンス
娯楽音楽映像読書
おしゃれショッピングファッションアクセサリー化粧水着
食べ物食事甘いものドリンク手料理
美容健康健康ダイエット
恋愛プライベート将来
行動ほめる見つめる微笑むかっこつける手を握る


1.赤色は好感度アップ
2.青色は好感度ダウンまたは変化なし
3.白色は不明





第四回


 祇条さん爆萌え。

 いきなりだなおい。そう言えば萌えとか言ったの久し振り。
 二周目に入った途端に祇条さんがよく話しかけてくれるようになりましてね!
 ゲームのキャラに「話しかけてくれる」とか本気で使ってる辺りで何かが狂っているような気がしますけど気にしない。

 いやー、やっぱり清楚で従順でお淑やかな絵に描いたようなお嬢様は良いですな。
 何ですかね、最近奇抜なお嬢様が多すぎですよ。
 ツンデレだったりツンデレだったりツンデレだったり。
 いえ、別にツンデレが嫌いと言ってるわけではないんですよ。
 ただ、正統派なヒロインが好きなだけ。
 え? もう飽き飽きだって?







 何とでも言うが良いっ!!







 お嬢は俺のもんだぁあっ!!

 そんな祇条さんLOVEなお兄ちゃん、一緒に攻略頑張りましょう。



祇条深月(変化前)
学校生活世間話部活制服委員先生
勉強自宅学習成績受験
運動体育水泳スポーツダンス
娯楽音楽映像読書
おしゃれショッピングファッションアクセサリー化粧水着
食べ物食事甘いものドリンク手料理
美容健康健康ダイエット
恋愛プライベート将来
行動ほめる見つめる微笑むかっこつける手を握る




祇条深月(変化後1)
学校生活世間話部活制服委員先生
勉強自宅学習成績受験
運動体育水泳スポーツダンス
娯楽音楽映像読書
おしゃれショッピングファッションアクセサリー化粧水着
食べ物食事甘いものドリンク手料理
美容健康健康ダイエット
恋愛プライベート将来
行動ほめる見つめる微笑むかっこつける手を握る




祇条深月(変化後2)
学校生活世間話部活制服委員先生
勉強自宅学習成績受験
運動体育水泳スポーツダンス
娯楽音楽映像読書
おしゃれショッピングファッションアクセサリー化粧水着
食べ物食事甘いものドリンク手料理
美容健康健康ダイエット
恋愛プライベート将来
行動ほめる見つめる微笑むかっこつける手を握る




 祇条さんはほとんどの話題に好印象を持ってくれます。
 紅茶とベルギーチョコレートが好きなようです。
 後、ヨガをするそうです。




第五回




ウソダ……





ウソダ……









ウソダドンドコドーン!?







第2話
炎のバッドエンド












第六回


(C)Formura1 2005

やりました! ついにやりました!

タクティカルご主人様フィニーッシュッ!!



 お嬢クリアー。
 流石に3周目はきっちりクリアー狙いでプレイしました。
 このゲームってついつい狙っていない女の子と会話させてしまう魔力を持ってるんです(^^;

 しかし何ですかね……
 キミキスはSLGですから、シナリオは本当のことを言うと大したこと無いんです。
 それなのに何故か大きな感動があるんだ。
 ときメモやTLSやセンチなど往年のコンシュマーギャルゲーをクリアーした時に得るあの感動が。

 伝説の樹の下で告白された時の感動……。
 転校の日に想いを確かめ合った夕暮れの高台……。
 長旅の末、手紙の差出人をつきとめた卒業式の夜……。

 やっぱり恋愛シミュレーションゲームは良いです!
 長らく音声付紙芝居ばかりやってきたせいか、痛切にそう感じます。
 アドベンチャーが駄目と言うことではないんです。
 しかし、10年前、夢中になって遊んでいた「ゲーム」。
 言わばギャルゲーの原点の一つに、自分が帰って来ることが出来たのが無性に嬉しいです。
 パソコンのエロゲーでは味わえない何かがここにあるんだ。




第七回




デコちゅ〜<挨拶
妹じゃないけど(^^;

 星乃さんクリアー。
 やっぱり正統派メインヒロインは良いですな!
 恥ずかしがりやなのに積極的と言うか。
 この微妙なギャップがたまらない。
 メインっぽい性格では無いんですが良いキャラ付けだったと思います。
 私なんか校舎のあちこちでキスをする度にもうドッキドキですよ(^^;





「ん……」





「どのキスもYAMA君の想いが伝わって来る……」





「どこにも行くなって言ってくれてる気がする」

















Excellent!!



 あー! 可愛いなー! もー!!
 もう一度言うけどやっぱり正統派ヒロインは良い!

 しかし、敢えてここではシナリオにも注目したい。
 確かに大したこと無いんですが、TLSを意識したつくりになっていて嬉しかった。
 ラストシーンが1の綾音ちゃんを連想させるのと、歴代テーマの逆バージョン。
 やはりこれはもう一つのTLSですよ。
 杉山氏は「キミキスとTLSは別物」とは言ってますが、やはりTLSの流れがきっちり入ってますね。
 最初にも言ってますが、星乃さんの性格が良かったです。
 綾音ちゃんから「1年の頃から好きでした」と聞いた時、思わず「嘘だろ(^^;」と思う部分がありました。
 しかし、こういう目立たない内気なタイプのヒロインならそんなことは感じないわけで。
 リアリティーがあるんですね。
 普通だけどメイン……とても良かった。





貴女の困り笑顔が大好きです。





第八回


 ……ところで、個人的には当社比150%の気合で更新しているつもりなんですが、どうも受けがよろしくないようで。
 まあ、最近エロゲー関連の更新しかしてなかったから無理も無いかもしれません。
 誰も見ていないなら、自分が楽しめるように更新すれば良いので、古い話をガツガツ入れて一人で懐かしむことにします。

 なるみクリアー。
 うーん、今一つ盛り上がり損ねてしまって残念。
 シナリオに起伏が無いんですよ。
 主人公のことが最初から最後まで好きでそのままゴールインしてしまうのでは少々……。
「萌えなかったのか?」と聞かれると大変心苦しいですが、萌え切れなかったんです_| ̄|○
 基本的に年下属性なのに何故だろう……とても悔しい。

 これだけで終わるのもアレなので下らない突っ込みを入れてみよう。
 TLSの時からそうだったけど、主人公が明らかに怪しい人ですな。
 校舎で友達に会って「何してるんだ?」と聞かれたら「用も無くフラフラとしてるだけ」って。
 星乃さんは「普段用が無い時は教室でじっとしている」と言います。
 ゲーム中この発言を聞くと「星乃さんって活動的な娘ではないのかな」と思うわけです。
 しかし、少し考えるといつも用もないのにフラフラと出歩いている主人公の方がかなりの変人だと言うことが分かります。
 それに、毎晩夜な夜な眠たい妹を叩き起こして学校での自分の評判を聞くのも明らかにおかしい。
 後、なるみも今時「わーい、わーい」は無いと思った(^^;















 だがそれがいい!

 これら全部を含めて面白いわけです。
 文句あるかー!




■Tea Time with 雪さん■


雪さん
YAMA「……くっ、悔しすぎるっ!!」
雪さん「どうかなさったんですか? そんなにうなだれて……。はい、温かい紅茶が入りましたよ」
YAMA「ありがとう。……いつも雪さんの入れてくれる紅茶は美味しいなあ」
雪さん「うふふ。ありがとうございます。それにしてもこのコーナー、とても久し振りな気がするのですが」
YAMA「そ、そんなことは無いよ。雪さんの気のせいだよ」
雪さん「いいえ。調査の結果、実に半年振りですよ。YAMAさん、私のこと……嫌いなんですか?(うるうる)」
YAMA「そ、そんなわけないじゃないかっ! 単にタイミングが合わなかっただけだよ! 別に雪さんが変わっちゃったからとかそんなことはないよ!」
雪さん「私、何か変わりました?」
YAMA「駄目だなぁ、そこは『フフッ、なぁに? 照れちゃってたわけ? かぁわいいんだぁ』と返してくれなくちゃ」
雪さん「え? 何のことですか?」
YAMA「いいから、そう言えば良いんだって」
雪さん「YAMAさん、私がそんなこと言うキャラでは無いことを知っているのに……。もう知りません! 行きます!」
YAMAあ〜っ! ごめんごめん! もうからかわないから、二人で話そうよ。だって久しぶりなんだもん。ほら、そこに座って、座って
雪さん「は、はい……」
YAMA……こうして、雪さんと再会した
雪さん「YAMAさん、さっきから何か言動がおかしいですよ?」
YAMA「気にしない気にしない。どうせいつものことだから。ところで、どうして悔しがっているのかだったね」
雪さん「そうです」
YAMA「二人連続で萌え切れなかったからなんだよ」
雪さん「先程クリアーされた明日夏さんのことですか?」
YAMA「予想はしていたんだけど、実際そうだと落ち込むね」
雪さん「YAMAさんはスポーツ少女に何故か萌えられませんものね」
YAMA「う〜ん、苦手では無いんだけど、どうしても萌えられないんだ。プレイヤー的に盛り上がれずに、友達以上恋人未満で終わってしまうと言うか。3の翼子は好きだっただけに残念な結果になったよ」
雪さん「まあまあ、そう落ち込まずに。まだキミキス一番人気を争う瑛理子さんと摩央さんが残っていますよ」
YAMA「そうだね。本当は結美ちゃんの人気が出て欲しいんだけど、近年は直球正統派は避けられるからなあ。幼馴染み属性としては、本命(本当は結美だけど)の摩央姉ちゃんを残して、とりあえずえりりんから攻略しにいくかな」
雪さん「頑張って下さいね♪」





第九回


 ふむ……。
 ミステリアス系のヒロインはいつの時代も人気がありますな。
 えりりんの場合はミステリアスとはまた別かな。
 クールで無口系のキャラに分類されるとは思いますが。
 ご多分に漏れず、私もこのタイプのヒロインは好きでございます。
 最近では……

 姫川琴音(To Heart)、七瀬優(センチ)、八車文乃(青空)、樋口遙(Never7)、小町つぐみ(Ever17)、小西智子(世界ノ全テ)

 この辺りのキャラクターですかね。
 目に見えて優しいわけではないのですが、決してツンデレではない。
 どこか謎があって孤独を好んでいそうでいて、実は一途で甘えっ娘。
 大変、惹かれるものがあります。えりりんもこのタイプに違いないでしょう。

 しかし!
 私は幼馴染みと妹属性なのであります。
 クールデレの軍門に下るわけには……!

















あク^ェrチュ9オp@?!





第十回




陥落



 えりりんクリアー。
 えぇ……やられましたとも。
 いくら私が幼馴染み属性で妹属性であろうとも、えりりんが爆萌えであると言う事実は覆せないことを悟りました。
 後半はひたすら頬が弛みっ放し。
 海って最高ーっ! ヒャッホォオオーウッ!!
 とか叫びまくってました。
 意外とこの娘はコメントが優しいんですよねー。
 かっこつけたり笑ったり、選択肢は行動がお勧めですな。
 後、クールな奴ほどからかい甲斐があります。
 ●を怖がって驚いてるところとかこれまた可愛い。
 それと、忘れちゃいけません……。
 小さい娘最高ーっ! ヒャッホォオオーウ!?
 いえ、別に私は危ない人では(^^;




第十一回


 恵クリアー。
 ここまでツンデレが出なくて良い感じだと思っていたら案の定ツンデレ登場。
 少し項垂れながら始めたのですが、それ程ツンツンしたキャラでなくて助かりました。
 おかしいかと思われるかもしれませんが、私はツンデレ苦手なんですよ(汗)
 一応隠しキャラなので、詳しいことは書かないでこれくらいにしときますね。

 それにしてもこの周回は参った。
 お嬢と星乃さんも前とは別ルートで同時攻略を狙っていったんですよ。
 すると、アタック後に必ず誰かが登場して

「随分仲が良さそうだったけどあの娘誰? 私、あなたのこと信じて良いんだよね……」

とか問い詰めてくるんです(ちなみに3回同じヒロインに問い詰められると菜々チェック表から消滅します)。
 私は、誰かに会って会話したらアタックマークに到達しない時でも必ず下校に誘うんですよ。

 休み時間に屋上で恵のストーリーイベントを見て仲良くなったあの日は酷かった。
 次の昼休みに図書室でまだゲージがアタックマークまで足りない星乃さんと会って下校デートの約束を取り付けます。
 放課後には音楽室で祇条さんと出会い、アタックイベントを起こしてキスをするわけです。
 この瞬間は「よっしゃー上手くいった! 三人攻略成功ヒャッホォオオーウッ!」と思ってたんですよ。
 しかし、考えてみると音楽室は恵のテリトリー
 祇条さんと別れた後、どんよりとした嫌〜な音楽が鳴って恵登場。

「あの娘一体誰!? 私、あなたのこと少しは見直したと思ってのに……」

と思いっ切り悲しまれます。
 何とか宥めすかして誤解を解く主人公(と言うか誤解でもなんでもない)。

「僕はなんて酷い奴なんだ……。こんなことばかりしていてはいけない」

 恵が去った後に主人公はこう呟くんですよね。
 まったくその通りだと自分でも思い、自己嫌悪に陥りつつ出口に行くとなんと星乃さんが待っています。その途端

「待った? さあ、一緒に帰ろうか!」

とにっこりと笑い、意気揚々と星乃さんと帰りにソフトクリームを食べながら楽しく帰るのです。
 私は何も悪くない。




第十ニ回


 摩央姉ちゃん絶萌え。

 チョークスラムの後にツームストンパイルドライバーを喰らって首の骨をへし折られるくらいの破壊力がある。
 これなら人気が高いのも分かります。
 真剣に年上萌えするのはいつ以来でしょう?
 下手したらCanvas以来じゃないかしら(汗)

 よし! 今から摩央姉ちゃんのどこが素晴らしいのかを語ってやろう!



 摩央チェックが良い!

 以上!



 すみません、嘘を付きました<(_ _)>

 私的にどこがツボなのか。



1.年上でも威張ったところがない。

 ゲーム開始前はもっとツンツンしたタマ姉タイプかと思ってたんですよね。
 それが蓋を開けてみれば歳の同じ友達感覚で親しく話してくれるわけで。

2.幼馴染みである。

 本来は一番重要なポイントですが、年上である点で相殺されるかと思いきや。
 1のポイントが利いてこの属性が私に生きてきます。

3.優しい。

 不思議な優しさがあるんだよなあ。
 言葉の端々に滲み出る、主人公を見守っているかのような雰囲気。
 からかっていも必ずその後で本気でフォローする摩央姉ちゃん。
 実はいつも主人公を気にかけている心配性でもあります。
 年上の優しさかと思わせつつもそうではない。
 幼馴染みだからこそ出せる優しさがここにあるんですよ。

4.意外と素直。

 変に気取ったり強がったりするところがない。
 実に素直な反応を返してくれます。
 自分の反省点は認め、正しいことは正しいと受け入れる。
 この前向きな姿勢が人間として好きです。

5.主人公を頼りにしている。

 年上キャラはギリギリまで弱さを見せないところがあるけれど、摩央姉ちゃんはそうではありません。
 いつも主人公を頼りにしていて甘えてくる。
 そこに媚が無いから、こちらも素直に助けてあげたくなるんですよね。



 最近は複雑な性格をしていたり強烈な個性があったりするキャラクターが多いですよね。
 そこにはどうしても作り手側の意図がかなり入ってきてしまうんですよ。
 それはそれで良いんです。プレイヤーに訴えることは必要です。
 しかし、同時にそれはプレイヤーが入り込む余地を少なくしてしまっている気がします。
 合わなかったらもうお終いなんです。
 このゲームのキャラクターはその意味で間口が広い。
 だからと言って無個性なわけでは無い。
 女の子の素直な可愛さが凝縮された形がここにあるんです。

 その最もたる象徴が摩央姉ちゃんだっ!!

 久々に一人のヒロインについて長く語った気が(^^;




第十三回


 摩央姉ちゃんクリアー。
 大変満足しております^^
 イベントCGは確かに妄想をかきたてるものが多かったんですが、摩央姉ちゃん自身はエロいってわけでは無いんですよね。
 前にも書きましたから詳しくは書きませんが、本当に素直で良い娘だと思いました。
 ストレートな萌えがここにある。



※キミキストピックス

●カミカゼはどこで起こる?

 結美:噴水広場
 なるみ:噴水広場
 摩央姉ちゃん:噴水広場
 明日夏:噴水広場
 えりりん:フェンス
 お嬢:噴水広場

 えりりんは屋上、それ以外は昼休みに食堂に行けば見れそう。
 確率はみさきの着替えよりは高いはず?

●プラモが変わる!

 主人公の部屋で「スタートボタン」を押すと「跳び箱イベント」を起こしている場合、回想を見ることが出来ます。
 この時、かなり低確率でプラモがシャア専用ゲルググからガンダムに変わることがあります。
 発声条件は不明。
 頑張って出してみましょう。

ふじざきさん
 摩央姉ちゃんは大変良いです(笑)
 年上属性の無い私が萌えて、年上属性の方が萌えないわけがありましょうか。いや、ない!
 と言うことでお時間ありましたらお勧めです〜。
 現在パソゲー熱が停滞してるんですが、私も近々七彩かなたをやらねば。





第十四回


 この回はもしかすると見る方によってはネタバレと思われるかもしれません。
 ストーリー内容に触れることではありませんが、一応お知らせしておきます。
 ページを少し下げたところから始まります。
















      ,.ィ , - 、._     、
.      ,イ/ l/       ̄ ̄`ヽ!__
     ト/ |' {              `ヽ.            ,ヘ
    N│ ヽ. `                 ヽ         /ヽ /  ∨
   N.ヽ.ヽ、            ,        }    l\/  `′
.  ヽヽ.\         ,.ィイハ       |   _|
   ヾニー __ _ -=_彡ソノ u_\ヽ、   |  \   
.      ゙̄r=<‐モミ、ニr;==ェ;ュ<_ゞ-=7´ヽ   > 実はこのゲーム
.       l    ̄リーh ` ー‐‐' l‐''´冫)'./ ∠__   妹が攻略可能だったんだよ!!
       ゙iー- イ'__ ヽ、..___ノ   トr‐'    /    
       l   `___,.、     u ./│    /_ 
.        ヽ.  }z‐r--|     /  ト,        |  ,、
           >、`ー-- '  ./  / |ヽ     l/ ヽ   ,ヘ
      _,./| ヽ`ー--‐ _´.. ‐''´   ./  \、       \/ ヽ/
-‐ '''"  ̄ /  :|   ,ゝ=<      /    | `'''‐- 、.._
     /   !./l;';';';';';';\    ./    │   _
      _,> '´|l. ミ:ゝ、;';';_/,´\  ./|._ , --、 | i´!⌒!l  r:,=i   
.     |     |:.l. /';';';';';|=  ヽ/:.| .|l⌒l lニ._ | ゙ー=':| |. L._」 ))
      l.    |:.:.l./';';';';';';'!    /:.:.| i´|.ー‐' | / |    |. !   l
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     l   |:.:.:.:l;';';';';';';';| /:.:.:.:.:| i=!ー=;: l   |    l. |   | /   //
       l  |:.:.:.:.:l;';';';';';';'|/:.:.:.:.:.:.!│ l    l、 :|    | } _|,.{::  7 ))
        l  |:.:.:.:.:.:l;';';';';'/:.:.:.:.:.:.:.:| |__,.ヽ、__,. ヽ._」 ー=:::レ'  ::::::|;   7
.      l |:.:.:.:.:.:.l;';';'/:.:.:.:.:.:.:.:.:.|. \:::::\::::: ヽ  ::::::!′ :::|   .:/
.       l |:.:.:.:.:.:.:∨:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.!   /ヽ::: `:::    ::::  ....::..../ 




         ナ ゝ   ナ ゝ /    十_"    ー;=‐         |! |!
          cト    cト /^、_ノ  | 、.__ つ  (.__    ̄ ̄ ̄ ̄   ・ ・
ミミ:::;,!      u       `゙"~´   ヾ彡::l/VvVw、 ,yvヾNヽ  ゞヾ  ,. ,. ,. 、、ヾゝヽr=ヾ
ミ::::;/   ゙̄`ー-.、     u  ;,,;   j   ヾk'! ' l / 'レ ^ヽヘ\   ,r゙ゞ゙-"、ノ / l! !ヽ 、、 |
ミ/    J   ゙`ー、   " ;, ;;; ,;; ゙  u ヾi    ,,./ , ,、ヾヾ   | '-- 、..,,ヽ  j  ! | Nヾ|
'"       _,,.. -─ゝ.、   ;, " ;;   _,,..._ゞイ__//〃 i.! ilヾゞヽ  | 、  .r. ヾ-、;;ノ,.:-一'"i
  j    /   ,.- 、  ヾヽ、 ;; ;; _,-<  //_,,\' "' !| :l ゙i !_,,ヽ.l `ー─--  エィ' (. 7 /
      :    ' ・丿   ̄≠Ξイ´,-、 ヽ /イ´ r. `ー-'メ ,.-´、  i     u  ヾ``ー' イ
       \_    _,,......::   ´゙i、 `¨ / i ヽ.__,,... '  u ゙l´.i・j.冫,イ゙l  / ``-、..- ノ :u l
   u      ̄ ̄  彡"   、ヾ ̄``ミ::.l  u   j  i、`ー' .i / /、._    `'y   /
              u      `ヽ  ゙:l   ,.::- 、,, ,. ノ ゙ u ! /_   ̄ ー/ u /
           _,,..,,_    ,.ィ、  /   |  /__   ``- 、_    l l  ``ーt、_ /  /
  ゙   u  ,./´ "  ``- 、_J r'´  u 丿 .l,... `ー一''/   ノ  ト 、,,_____ ゙/ /
        ./__        ー7    /、 l   '゙ ヽ/  ,. '"  \`ー--- ",.::く、
       /;;;''"  ̄ ̄ ───/  ゙  ,::'  \ヾニ==='"/ `- 、   ゙ー┬ '´ / \..,,__
、      .i:⌒`─-、_,....    l   /     `ー┬一'      ヽ    :l  /  , ' `ソヽ
ヾヽ     l      `  `ヽ、 l  ./  ヽ      l         )  ,; /   ,'    '^i


<ごめん、一回やってみたかった(^^;



 どうやらキミキスは一人攻略すると恵が攻略可能になり、メインの6人を攻略すると妹の菜々が攻略可能になる様です。
 しかし……ついに妹が攻略可能になる日が来るとは。
 いえね? TLSの伝統からして着替えイベントや風呂イベントがあるのは予想していましたし当たってました。
 それにしてはイベントCGの空きが多かったので、今回はイベントが多いのかな〜くらいにしか考えてなかったんですよ。
 ほら、TLSの妹イベントって発生率がやたらと低くて10周して1回見れるかどうかくらいですし。
 まさか攻略出来るとは思ってもいませんでしたよ。
 TLSの妹は攻略不可なだけあって結構本物に近いものがありまして、可愛いんですがキャラ的に恋愛感情が芽生えることはありませんでした(私的には)
 キミキスもその辺りは同じで、シリーズ的には最もプレイヤーにアピールしてますが、飽くまで「可愛い妹」としか感じられなかったんです。
 それがTLSの良いところであり、好きなところだったわけですが。
 いやはや、思い切ったことをしましたな。
 そちらがその気なら受けてたとうでは無いか!
 でも、義理の妹とか言われたらすごく安易で嫌だなあ……。
 楽しみでもあり不安でもある。
 うーん、このゲームで妹は攻略不可のままで良かった気もしますが攻略してみないと結果は分からない。




最終回


 菜々クリアー。
 全員クリアーしました。
 まだCGは全部埋まっていませんが、プレイ記としては今回で終わりにしようと思います。

 いやはや満足のいく出来でした。
 何かね、菜々に話しかけるたびに

「え? 菜々とお話してくれるの? わーい! なに話す、なに話す?」

と大喜びで寄って来る菜々の可愛いこと!
 こうして仲の良さそうな兄妹の姿を見ていると大変微笑ましい気分になりますね。
 さらに、話題で「エッチ」を振った時の反応が

「菜々にはまだその話は早いよぉ……」(///)

とかめっちゃ可愛いの! めっちゃ可愛いの!!
 こんなセクハラ紛いな会話でも実にナチュラルに初々しい反応を示してくれるのが嬉しいです。
 兄妹ならではの反応だと思いますね。
 いやー、私もこう言う会話を楽しんでみたいですな。今度妹相手に試してみよう。
 ……いえ、冗談ですよ?

 ストーリーの流れですが、全員の中で一番良かったと思います。
 変に考えすぎず、ストレートに兄と妹と言う観点から淡い恋と言うものを表現出来ていました。
 TLSシリーズらしい(違うのですが)、素直で綺麗なストーリーでしたよ。
 この回、妹に欲情してしまう主人公でしたが、全ストーリーで一番まともな思考回路をしていたことも付け加えておきましょう。



 さて、それでは纏めに入りましょうか。
 始めに書きましたが私にとってキミキスは「もう一つのトゥルーラブストーリー」ですから、TLSと照らし合わせる面があります。
 若干と言うかかなりTLSプレイヤーとしての補正込みの纏めとなりますが御了承下さい(^^;

●キャラクター。
 最も心配していた高山氏の絵ですが、思ったよりも可愛くて良かったです。
 松田氏の絵のファンとしては、クセが無い高山氏の絵は若干物足りなく感じたのは否めませんでしたがTLSに必要な要点は抑えてますね。
 それは「現実路線」から逸れないこと。
 髪の色は茶色までで至って大人しめでありながら洗練された誇張のない制服。
 どこにでもいそうな女子高生がここにいます(重要)。
 対して性格付けやキャラ設定はやや突出した面が窺えます。
 このシリーズはゲームだけどどこにでもいそう……そんなヒロインが味噌だったんですよ。
 しかし、キミキスのヒロインはゲームでしか会えないヒロインが多くなりました。
 お嬢や瑛理子はその典型ですし、菜々もこの部類に入ると言って良いでしょう。
 別にこれが悪いと言っているわけではないのですが、ともすればキャラゲーと誤解され兼ねない要素の一つではあります。
 キャラの性格を強烈にすることによってどうしてもプレイヤーに媚びた雰囲気が出てしまう。
 これによって、折角の自然な雰囲気が無くなってしまうのが残念です。
 ただ、メインヒロインの結美に関してはこれまでのメインヒロインの中で一番どこにでもいそうなヒロインでした。
 ストーリーも自然でしたし、ここは評価したいと思います。
※どこにでも――とは現実に……と言う意味です。ゲームでどのメーカーでも見かけると言う意味ではありません。

●声優。
 声にはあまりこだわらない私ですが、TLSに関しては毎回密かに楽しみにしていたりします。
 今回も期待通りでしたね。
 メンバーがビックネーム揃いと言うことはどうでも良いんですが流石に上手いです。 雰囲気出てましたよ。
 普段SLGをしない方でゲームには耐えられなくても声に助けられた方が多かったかもしれませんね。

●音楽。
 OPに主題歌が無かったのが残念でたまりません。どうしたんでしょうか。
 BGMは良かったです。
 一番好きなキャラ別BGMでは結美ですかな。
 全体的に大人しめでゲームを上手くサポートしていました。
※そう言えばTLS1の主題歌は仲間由紀恵が歌ってたんだもんなぁ……。

●グラフィック。
 背景は普通の出来栄え。
 イベントCG枚数は各キャラ20枚前後でTLSから特に変わりません。
 これを全部見るには「仲良し」ルートと「好き」ルート、あるいは真ん中のルートの2乃至3ルートを通る必要がありそうです。
 ランダムイベントもありますが、上手くいけば一人当たり3周以内に全CGを見ることが出来るのでコンプリート難易度は下がったと言って良いでしょう。
 妹イベントもかなり起こりやすいですし、カミカゼもこれまでのTLSから比べるとずっと起こりやすい。
 一番見るのに苦労するのは主人公の部屋の「ゲルググ→ガンダム」のプラモ変化だと思うのですが如何でしょうか。

●シナリオ。
 キミキスはSLGですので、シナリオはあってないようなもの。
 とは言え、TLSの中では一番ストーリーの流れにこだわっていたように思います。
 おかげでかなりゲームとしての自由度が下がってしまったのが問題ではあるのですが。
 キャラと同じでゲームだけど誰でも体験しそうなイベントを見ていくのがTLSの魅力でした。
 これに関してはキミキスもある程度は守れていたのですが、やはりお嬢や瑛理子は設定が設定だけにストーリーが少し大きくなってしまっていた感があります。

●システム。
 いつものPCゲーム的視点から見ると少々使いにくいのですが、PS時代から比べるとかなり使いやすくなりましたよね〜。
 あの頃は、オートメッセージ無し、スキップ無し、セリフを話し終わるまで次のセリフに進めない、など今考えるとLIBIDOも真っ青のゾッとする様なシステムでした。
 それでも楽しかったですし何周でもしたものです。
 それに比べたらキミキスは、オートメッセージあり、(遅いけど)スキップあり、セリフを飛ばせる、など格段と操作性が向上しています。
 欲を言えばもう少しスキップ速度を早くして欲しいかな。

●ゲーム性。
 キミキスはSLGですからこれが一番の生命線。
 下校システムが消滅したのは残念ですが、普段の会話が下校システムそのもの。
 ヒロインに合うような話題を振っていくのはこれまでと同じなのですが、このヒロインのしたい会話が主人公と同じ様に毎晩変わっていくのが良かった。
 ヒロインも話題袋を持っており、「この話題が当たったから今日の彼女はおしゃれ系の 話題袋だな。ならばファッションの話題がマッチするに違いない」という風に推理していくことになります。
 しかも、一日に使える話題の数が限定されているので、「今この話題を使うと次に他のヒロインに会った時に困るな」などと色々考えさせられる。
 この戦略性を楽しむには、一人だけ狙っていては意味がありません。
 キミキスをSLGとして楽しむには同時攻略を狙う必要があります。
 これにより、話題袋との格闘に日々真剣に頭を悩ますことが出来るかと。

 一方、今回もヒロイン出現地点がランダムである点には悩まされます。
 ある程度所謂「よくいる場所」が限定されるとは言え、やはり難しい。
 しかし、イベントCGがランダム発生では無くなったので(ランダムはカミカゼとお風呂イベントくらいかと)、難易度はかなり下がっていますね。
 やや物足りない気がしますが、昨今はあまりに難しいゲームは敬遠されるので仕方が無いですかね?
 いずれにしても、これらのゲーム性には毎度のことながら夢中にさせられます。
 意中のヒロインと出会ったり会話がマッチした時は本当に嬉しいですし、逆に誰もいなかった時や会いたくないキャラに会った時には本当にがっかりします。
 これがキミキスの魅力ですよね。
※何だか今回は先生や妹の出現率がやけに高かった気がするのですが(^^;

●シチュエーション。
 今回はキスに焦点を当てることになります。
 このゲームを始める前は、いつでもどこでもキスなんて一体どんなバカゲーだよ……と少しがっかりしていたんですがかなり予想とは違いました。
 確かに一定条件下ではどこでもキスを始めるんですが、その条件まで辿り着くまでに時間をかけてそれなりのステップを踏まえる必要があります。
 その頃には目当てのヒロインに本当にキスをしたいとプレイヤーに思わせることが出来ているんです。
 一見「いつでもどこでも」なんて何も考えていない様に見えて、とても雰囲気作りを大切にしている……
 矛盾していそうだけど実際は緻密な計算の上に成りなっているたまらない「キス」シーンの数々。
 確かにキスを題材にするだけある……と唸らせるものがあります。



●総評。
 こうして最後まで遊んで分かりましたが、キミキスはやはり「もう一つのトゥルーラブストーリー」でした。
 いつまでも変わることの無い、私を夢中にさせるハマると抜け出せないゲーム性。
 絶対に会うことは出来ないけれど、どこかで会うことが出来そうな、素直で可愛い純粋な登場人物。
 キミキスは、我々がこれまでに出会ってきた古き良き時代のギャルゲーの臭いがします。
 この感覚は忘れようとしても絶対に忘れられないものがあります。
 確かに、沢山の優れた美少女ゲームがこれまでに出てきたしこれからも出るでしょう。
 しかし、そうしたゲームに触れるきっかけとなった90年代のゲーム。







「あの頃は良かった」















「でも、今も良いよね」

 キミキスは、私にそう思わせてくれるゲームなのです。
 移植物が大数をしめるようになっている今日のコンシュマーギャルゲー業界ですが、こうしたオリジナルのギャルゲーがいつまでも出続けてくれることを願ってやみません。



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