LOST CHILD
(C)たまソフト
ヒーローになりたかった人達へ
すべてはこの一言から始まった……
あの世界ノ全テから、気付くと実に4年の月日が流れていました……。
2004年、ロストチャイルドの発売決定。
あのたまソフトが次はどんなゲームを出すのか……私も楽しみにしていた一人です。
しかし、第一回の延期発表から気付けば何と2年もの歳月が流れていました。
今度こそ発売、今度こそ発売とのオフィシャルの発表に何度騙されたことか……!
しかし! しかしである!
2006年3月24日!
ロストチャイルド
は
つい
に
発売
されたのだ
!
と言うことで、今回のお題は待ちに待ったロストチャイルドであります。
余程のメーカーでなければ、4年もタイトルを出さなかったら消えてなくなるものですが、発売されて良かったです。
ロストチャイルドは前作「世界ノ全テ」とはまったく異なる世界観を持っている様で、話も学園物では無い様子。
しかも、ゲームシステム自体もアドベンチャーのみではなく戦闘を織り交ぜたものとなっています。
プリンセスうぃっちぃずやマブラヴなど戦闘パートのあるアドベンチャーが最近流行っているようなので、丁度良い時期に出たのかもしれませんね。
ただ、私は戦闘場面が多い美少女ADGには若干抵抗感を持っていたりするんですよね(SLGやRPGは別)。
とは言っても、Phantomや痕は好きなので食わず嫌いなだけだと思いますが……。
どちらにしても独自の世界観のあるゲームは好きなので、今回はそれを払拭させるだけのものであることを願います。
*現在、バージョンアップファイルと言う名の修正ファイルが出ています。
これを当てないと攻略が極度に難しくなったり、快適にプレイ出来ないようです。
また、イベントCGも追加されるようです。これはアップデートしなきゃね。
注意事項としては、プレイ前にアップデートしないといけないようです。
第一回
さて、今回は悲惨なことにゲームの前にHDDの整理から始めねばなりませんでした(泣)
約5.6GB。流石にこの容量ですからDVDです。
……もう6GBでは驚きませんよ。去年8GBとかあったし(^^;
ちなみに、公式ではインストール前に10GB以上の空き容量確保を推奨しています。
4年かけただけはあると言うことでしょうかね。
ディスクレスは可。良いですね。……でも、容量を考えるとディスクレス不可でムービー読み込みでも良かったかも(^^;
始まると、もうゲームでも見慣れたメディ倫の審査マークが出て、たまソフトの文字が流れます。
今回は不気味可愛いネコのマークは出ないんですねー。
タイトルに移行すると、とても格好良い音楽とセンス溢れるサイバーな画面が。
背筋がゾクゾクして参ります。
開始すると、顔が映らない謎の少女のプロローグが。何とも意味深で、ここでも期待が高まり、そのままOPムービーへ!
このOPがまた格好良いんだ。特に歌!
俺ってヒーロー?みたいな錯覚がしますな(<?)
ボーカルは片霧烈火さんで、今回も上手いです。
流れるアニメは素晴らしいとまではいかないですが、特に粗すぎると言うことはなく、まずまずの出来。
初っ端からバトルスーツに身を包んだ連中が出てきて、スーパーメトロイドの様相を呈し始めます。
ここだけを見ると完璧な駄作を匂わせるのですが、その前に期待させるプロローグが流れているのが大きい。
OPムービーが終わると、何やら幼馴染みか何かに起こされると言う定番の風景が始まり呆気にとられるのですが……呆気に……ってあれ?
何か別の呆気にとられるぞ?
どうもバージョンアップのパッチを当てても不具合が残るようで……。
オートメッセージ速度を上げると、速度が上がった分だけ音声がカットされるようです。
つまり、遅い乃至オートメッセージを切ると「おはようございます」は「おはようございます」ときっちり再生されますが、速度を上げると「おはようござ」で切れてしまい、完璧に再生されないんですよ。
これはさらに修正ファイルが出る可能性がありますなあ。
しかも、プレイデータは保存されないパターンだと思うのでこれは一時プレイを保留した方が良いかしら。
他にもまだ不具合抱えてそうな予感が。
いきなり不安になってきたぞ……(汗)
第ニ回
本作は第一話、第二話……と言う構成で進行していく模様。
第一話を終えたんですが、終わったところで歌とスタッフロールが流れ、第二話突入時に再びOPと同じムービーが流れました。
去年のスクールデイズと同じ手法ですね。こう言うのは嫌いじゃないです。
第一話を終えて。
このゲーム、声が凄く良い。主人公もサブキャラも付いてますが、全員かなりマッチしている。
男の声で良いと思えるのは久々ですよ。
だからこそ、システムが駄目と自信を持って言える。
こんなに良いボイスを使っておいて、先に述べたオートメッセージ時にボイスが途中でカットされる仕様は酷すぎる。
今時こんなことしてる所ありませんよ。明日辺り修正ファイル出ないかなあ?
それに、バックログで音声再生されないのも痛い。
また、スキップやオートメッセージの機動にメニューを毎回呼び出さなくてはならないのも面倒くさい。
バックログの後、オートメッセージが解除されるのだから、一発で機能させて欲しかったなあ。
スキップが若干遅い気がしますが、オートメッセージスピードは良いんだから、勿体無い。
前の世界ノ全テ-remind of you-の方が格段に良かった。
半ば必要機能が揃っているだけに悔やまれる使いにくいシステムです。
また、音楽鑑賞が出来そうにないのはサントラ売り上げを見込んでのことだろうけど、良い音楽を使っているだけにがっかり。
……と、ここまで不満を述べましたがゲーム内容そのものは面白いです。
流れるような展開の早さと飽きさせないテキストが素晴らしい。
アドベンチャーと言うのはこうでなくては。
それではいつもの各キャラファーストインプレッション。
●藍……おそらく本作のメインヒロイン。エーテルと言う不思議エネルギーを使って化物をしばくレイリアと言う種族の少女。
とりあえずロリということは分かった<だから私はロリコンじゃないんだって!
うーん、典型的な綾波系ですね。綾波系自体は嫌いじゃないんですが、まだ謎が多すぎて何とも判断しがたい。
ただ、顔が少々怖いのがどうにもこうにも……。目の色が黄色と言うのがあれなんだろうか。
●時任桃子……子離れ出来ない母親。
歳があまり離れていないと言う設定に作為的なものを感じますが、私は母親キャラに対しては一般的な母に対する愛情以外のものが芽生えることがほとんど無いのでどうと言う程のことはありません。
良いお母さんでございますねチャンチャン。
●矢野暁美……クラスメイトで友達の元気っ娘。ショートカットで貧乳。
元気っ娘……と言う程はしゃぎまくってるわけではないですが、ポジション的にはTo Heartの志保と言うことになるんでしょうな。
大した特徴は無いんですが、こう言う娘がいると何だかホッとします。
好きでもなく、嫌いでもなく。
●小崎由良……転校生。可愛くて気立てが良く人当たりも良い王道ヒロイン。
俺の彼女確定。
幼馴染みと妹がいないんでは、この手の王道ヒロインに流れるのは、最早、必然と言う名の鎖に縛られた運命なのか。
●陽子……保健の先生。眼鏡っ娘。苗字は失念しました。エロい。
年上の女教師が主人公に保健の勉強を……って本当にやるんかいっ!!
眼鏡と言うのは減点要因ではありますが、知性的で小悪魔なキャラにぴったりなので今回は良し。
しかし、年上キャラに萌えるわけには……!!
●恠……美人のお姉さん。英語教師と言う設定で主人公たちに迫る。
行儀良く御しとやかなお姉さんは大好きでございますよ。
しかし、敵っぽい奴のパートナーでは_| ̄|○
男性キャラは今回は割愛。
とりあえず由良から狙って見ようかと思います。
第三回
久々の更新ですね(汗)
ここ一週間、予定がぎっしり入っていたもので……。
とりあえず、第二話「藍」終了。
大体戦闘システムも理解しましたし、音声ブツギリトラップにも慣れました。
いやー、面白いです。
ニトロプラスのゲームと雫時代のLeafを足して2で割った様な感じですね。
不気味熱い<言いえて妙?
日常と非日常のギャップの魅せ方が上手いんですよ。
信じられない事態に幾度も遭遇して既に非日常の世界に漬かっていると知りながら、必死に自分の日常を守ろうとする……
こう言うのが私は大好きだったりするわけで。
まだ主人公が「ヒーロー」と言う感じはまったくしないんですが、むしろそこが良い。
相変わらず、弱っちくてちっぽけだけど何とか一生懸命やろうとしている「人間」がどう言うものかを上手く描いてくれてます。
完璧過ぎて格好良過ぎる俺様生まれてからずっと最強男より、おたおたしながら追い詰められて最後の最後で必死に足掻きながら喰らい付いていく――だからと言って、決してヘタレ野郎じゃない。
そんな人間臭い奴の方が私はずっと好きです。
ヒイロよりアムロの方が好きなんです。
やはりそっちの方が応援したくなるでしょ……って私だけ?
しかし……一・二話を終えて、平均一話辺り約4〜5時間掛かりました。
少しずつ謎が解明されていく様は良いのですが、一体全何話あるんだろう<勿論自分でクリアーして確かめますけど(^^;
戻る