12/7(水) |
夕食のおかずに目玉焼きでもつくろうかと思ったところ、油が無くなりそうでした。 買い物行かないとならないなあーと思ったところ、突如ベルが鳴り始めまして、「どちら様ですか」と訊ねたところ、「読○新聞です」とのこと。 しめたっ! 大チャンス到来っ!! YAMA「はいはい、どうされましたか。先月の集金はもう終わっていますが」 新聞屋「あ、いつもお世話になっております。実は、来月以降のご契約を是非とも頂きたくてお伺いしたのですが!」 YAMA「はあ、そうですね、まだ向こう3ヶ月の契約はどこともしておりませんが、まだ考えているところです」 新聞屋「是非とも我が読○新聞をお願いします!」 YAMA「う〜ん、どうしましょう。今月まで読○さんでしたし、変えてみようかとも考えてるんですけど……」 新聞屋「そう仰らずに! うちでしたら色々とサービス品もお付け致しますので」 YAMA(掛かったな……!)「ふむふむ……例えばどんなものでしょうか」 新聞屋「実はですね、現在キャンペーン中でして、ご契約いただいた方に読得ポイント3000点分を進呈しているんですよ! このポイントを集めていただけるとお鍋ややかんやその他色々と役立つものと交換出来るんですよ」 YAMA「ふむふむ……これは良いですね。ですが、この前契約した時は商品券や洗剤をいただけたんですが、今はこれは貰えないんでしょうか?」 新聞屋「……いえいえ、洗剤も勿論お付け致しますよ」 YAMA「商品券は?」 新聞屋「も、勿論お付け致しますとも! はい、これでどうです!?」 YAMA「3枚(1500円)か……。前は3000円分持ってきてくれたんですけどね」 新聞屋「うっ……ではこれでどうです?」 YAMA「3000円ですか。もう一枚付けられませんか?」 新聞屋「わ、分かりました! 勉強させていただきましょう! ではもう一枚、これでご契約いただけますよね!」 YAMA「そう言えばトイレットペーパーも付けてくれていたような気が……どうしようかな」 新聞屋「わ、分かりました。トイレットペーパーもお持ちいたしますとも」 YAMA「ところで洗剤ですが、どれくらいお持ちいただけますか?」 新聞屋「ちょっと待って下さいね」 ……トントントン……(階段を降りてトラックからダンボールを持ち出す) 新聞屋「はい、これぐらいでどうです? 8個も!」 YAMA「へー、ダンボール1個分もくれるとは! 16個ですか!」 新聞屋「え? 半分ですよ、8個!」 YAMA「流石読○さんは違うなあ! でも、もう4個付けて20個にしてくれると嬉しいなあ!」(と言って印鑑を取り出す) 新聞屋「わ、わ、分かりましたよ! もう4個お付けしましょう!」 ……トントントン……(再びトラックまで戻って4個洗剤を持ってくる新聞屋さん) YAMA「ご苦労様です。でも、洗剤だけでは……。漂白剤も何本か欲しいなあ」 新聞屋「お付けしましょう!」 YAMA「悪いですね、3本も貰っちゃって」 新聞屋「それでは、ここにお客様のお名前を……」 YAMA(ここからが本番だ……)「そう言えばサラダ油が切れていたなあ……」 新聞屋「そうですか……。実は只今、油や醤油の方はお持ちしていないもので」 YAMA「ん? 油だけではなくて醤油まで持ってきてくれるんですね!?」 新聞屋「い、いえ……」 YAMA「え? 持って来てくれるんじゃないんですか? 朝○さんなら一発で持って来てくれるんだけどなあ……」 新聞屋「そ、それは……」 YAMA「油と醤油があれば契約しようと思うんですけどね……残念です」 新聞屋「分かりましたよっ!! 後でお持ちしますよ! ではここにお名前をっ!!」 YAMA「いやあ、助かります。これからもよろしくお願いしますね」 新聞屋「ハハハ……またよろしくお願いします……」 YAMA「あ、ちょっと待って下さい。ついでにここに積んである今月の新聞持って行ってくれると助かります。お願いしますね、はい」 新聞屋「重っ……! ……では……ありがとうござい……ました……」 いやあ、私は油一本貰うだけのつもりだったんですけどねえ! とはいえ…… 流石にこれはやりすぎたかもしれん…… 中高生のみんな! 新聞は毎朝読もうね!……と言うお話でした。 |