ゆのはなプレイ記



ゆのはな
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ゆのはな公式

 んー、このゲームは何だろう……。ラブコメ……で良いのかな。公式とパッケージを見る限りではシリアスな話ということは無さそうです。バカゲーの臭いもしないでもないのですが、何となく面白そうなことは事実。守銭奴の神様が死んだ主人公を蘇らせて、主人公からその代金を要求するという限りなく失笑を誘う設定に惹かれる。惹かれるのか(汗) とにかく何か面白そうだから買ったんだよ!

 今のところ修正ファイルは出ていませんので、そのままプレイしてみます。ネタバレは極力防ぐ方向で。



第一回


 標準インストールで700MB、フルインストールで1.5GB以上必要です。今のところ余裕があるのでフルインストールを選択。

 ストーリー中ではなく、ゲーム開始と同時にムービーが流れます。クリック一発でスキップ可。主題歌「冬だより」は優しい感じでまずまず上手い。私はこういう歌は結構好みです。ムービーは、イベントCGをバンバン使い込みつつ登場キャラを紹介していく方式。それほど真新しい工夫は見受けられません……というかCG見せ過ぎでは!?(汗)

 ムービー後にストーリー開始。最初に主人公が事故って死んでしまい、それをゆのはが助ける……という件から。事故から復活して、話の後半で「私、実は神で死んでいたあなたを蘇らせたんです」何て言われるのが普通なんだろうけど、ゆのはなはまったく逆。主人公も主人公でゆのはが神であることを素直に受け入れてしまうんだから、何と言うか最初から神がいることを前提にしているので、こちらとしては逆に素直にプレイ出来ます(笑) 会話の掛け合いが面白いですね。テンポが良いですし、これもまた私としては素直に笑わせてもらってます。中々良い買い物をしたかも。




第ニ回


 各キャラ紹介が終わってプロローグが終了。
 ゆのはがメチャメチャ可愛いです(^^;
 ここまで神様キャラと妹キャラを演技し分けられるともう笑うしかない。学芸会を見ているみたいなんだけど、ゆのは役の声優さん非常に良い仕事してると思います。うー、本気でこんな妹が側にいたらと思わざるを得ない。とにかく甘え上手すぎっ!! こんな娘に甘えられたらそりゃ飴でも鞭でもくれてやるわぁあっ! ……鞭? とりあえず抱きっ!(謎)
 絵も可愛いですし塗りが鮮やか。若干安定感には欠けますが、表情もコロコロ変わるので見ていて楽しいですね。

 個人的には尚樹さんと良いお友達になれそうなんですが(ぉ MARUって丸のことですかい(笑) あちこちに見え隠れるパロネタの使い具合が上手いですね〜。テキストが結構好みかも。とにかくテンポが良い。読んでいて飽きない……これ、かなり重要ですね。クセがある、というかかな〜り悪ノリしている感があるんですが、とにかくノセられたらどこまでも読み進めさせるパワーを持ってます。ただ、逆に引く人はとことん引くだろうなあ(^^;




第三回


 三日ほど日にちが開きましたが、穂波クリアー。

 いきなり幼女に特攻した俺に拍手を!
 いつもはロリっ娘は後々までとっておくのですが、ゆのはなはメインっぽいゆのはが一番幼そうなので、欲望の赴くままにストーリー的に一番差し障り無さそうな穂波を攻略しました。

 感想としては、まさに「冬の暖かい物語」だな、と。
 前半はドタバタギャグ、中盤からヒロインとの恋愛が描かれて、後半はややシリアスに決める。パターンとしては基本路線ですね。気になったのはギャグが多い割に恋愛の過程の描写は弱いところ。まあ、不自然な展開は無かったのでこんなものでしょうか。暖かいジョークも面白かったですし(笑) というかゲーム中あちこちで使われてるギャグが古いよね(^^; 「街はきらめくパッションフルーツ」とか「これで明日はホームラン」とか時代を感じてしまいます。ゲームで使うことによって、これらの懐かしい言葉もまた生きてくるんでしょうか(笑)
 褒められる点としては、他キャラとの横のつながりが最後まであるところ。ゆのはな町の様な狭い舞台ならではの人々の連帯感が感じられて、なかなか好感触です。

 Hシーンは意外と濃い。通常の純愛ものより多いです。尺の長さもさることながら、風呂場の攻め合いに胸が高鳴ってしまったのは秘密だ。やー、ロリっ娘に攻められていると言うだけで興奮ものですが、シチュエーションが良いですな。好奇心にかられてイタズラし合う二人に燃える。何かこういうこそこそっとした展開が中学生くらいに戻った何処か恥ずかしい感覚を呼び覚ましてくれて燃えるものがありますね〜。 これで明日もホームランだ!(ぉ
 一周してみて音楽がKanon調に聴こえてならないのですが、如何でしょうか(^^; SNOWも鍵の音楽に似てましたが、ゆのはなはSNOW+Kanonと言うような感じがしました。と言いつつも、ずば抜けて良い音楽は無かったのですが悪い音楽も無く。ほんのりとしたストーリーに合っているのではないかと。




第四回


 あぁ〜ん、わかばぁ〜、わかばぁ〜、可愛い〜。

 ということで、わかば編進行中。でもこのキャラって非常に影が薄いと言うか存在感が無いですね(ぉ 可愛いんですがポジション的に微妙すぎ。ゆのはは神様で個性バツグン。ほなみんには霊感があったし何よりロリ体型。椿さんは何気にパワーヒッター。由真は由真でレズで妄想壁が面白いから許す。榛名さんは胸がでかいからよし(ぉ そんなヒロインたちの中にあって、わかばは何か特技があるということでもなく、しいて言えば明るくてやや天然ってことぐらいですか。これでは弱いのだよ。一緒に住んでいる割には、いつも他の人と一緒に登場することが多いし、今一つインパクトに欠けるんですよね〜。もう少し進めたら何かが見えてくるんでしょうか。というかいっつもジャージっすね(爆)




第五回


 わかばクリアー。

















 ………………















 うぉおお面白くねえぇええっ!!!

 というのが正直な感想です(汗)
 最後までわかばを真剣に好きと思えなかった。可愛くて良い娘だと思うんですよ? でも恋愛の対象として見れなかった。攻略可能なヒロインを恋愛対象と思えなかったなんて滅多に無いことですよ。あまりにも鈍感すぎるのよね、わかばが。で、主人公が一人で舞い上がってる。全然主人公に感情移入出来ませんでした〜。後半、若干恋に目覚め始めつつあるわかばが描かれてますけど、そこから告白のシーンまでの描写があまりにも弱すぎ。わかばの思考に私がついていけませんでした_| ̄|○ それに、風呂場でのHシーンもわかばの思考回路がさっぱり理解出来なかった。いくら風呂屋の娘でもなあ……。無知にも程がありますぜ。というか、若干照れたりしてくれた方が私的に嬉しかった。天然も良いけど、やりすぎると駄目ってことです。

 その代わり、笛お婆さんのエピソードは感動的でした。わかば編は、わかばそのものより脇のキャラクターについての話の方が面白かった。キャラ同士の絡み合いがあるのは良いけれど、それが原因でヒロインのストーリーが減ってしまうというのはやはりまずいんじゃないかなあ。由真の扱いももう少し深く掘り下げてくれた方が良かった。強烈な個性があるだけに、単なるギャグ要員で終わっているのは勿体無いです。わかばの心理描写が足り無すぎたし、絵本を描くきっかけなどのエピソードなども殆ど触れられなかったし、わかばの過去についてももっともっと語られないと。その人のことを深く知っていくことによって初めて好きになっていけるんですよ。それをすっ飛ばして好きになる、というのはやはり少し厳しいかな、と。わかば編のライターさんはもう要修行ですな。

 *ゆのは編はわかば、穂波、椿の三人をクリアーしないと行けないんでしょうかね? 三人それぞれが過去のゆのはな町について何らかのエピソードを持っているようなので、それをすべて知らないと無理なのか。わかば編と穂波編のゆのはの結末が違っていたので、その辺りが最後に明かされるのかもしれません。期待して良いのか!?




第六回


 椿クリアー。



 …………



 やばい……。
 やばすぎるほど面白くない

 ギャグとか由真が小説を朗読するところとか、笑いのツボは結構抑えてくれるんだけど、如何せんストーリーが面白くない。薄すぎるんですよね。テキストの力が圧倒的に弱い。ギャグが面白いのは良いけれど、肝心の本編やシリアスなシーンに入ると極度にテキストの量も質もがっくりと落ち込んでしまうんです。せめてもう少し読ませる量と展開がほしい。あっという間に一日が過ぎ去っていく様は手抜きかと思うほどですよ。どうでもいい文をそいで重要な場面をもっともっとピックアップしてほしいですね。

 参考までにですが、椿編のHシーンは普通です。通常の恋愛もの程度かな、と。若干多かったのは穂波編だけで、わかば編は薄すぎた感あり。これは完璧にロリ狙いのゲームなんでしょうかね?

 ここまで触れてきませんでしたが、演出面は結構頑張っていると思います。最近はそれ程珍しくは無くなってきたものの、雪が降ってくる演出は綺麗ですし、重くも無いので良い感じ。効果音や画面がフラッシュしたりする効果もきっちり使い分けられております。

 最後のゆのは編がどうなるのか……。というかゆのはルートの入り方ってどうなんでしょう。3人クリアーしたから新たに変化するのかな。




■Tea Time with 雪さん■


雪さん
YAMA「ふぅ。とりあえず10日ほどかけて3人クリアーか」
雪さん「お疲れ様です。はい、温かい紅茶が入りましたよ」
YAMA「ありがとう。……いつも雪さんの入れてくれる紅茶は美味しいなあ」
雪さん「うふふ。ありがとうございます。……それにしてもYAMAさん、今回は少しペースが遅いんですね。」
YAMA「基本的に新作は1週間で攻略するから今回は2倍か。ちょっと今月は忙しかったからね」
雪さん「あまり無理はなさらないで下さいね」
YAMA「うん、分かってるよ。ただ……」
雪さん「ただ……何でしょう?」
YAMA「今回のゆのはな何だけど、ここまでプレイしてきてストーリーが全然面白くないというのが心配なんだよね」
雪さん「でも、最初から過度の期待を込めていたわけでは無いのでしょうし、こんなものかとも思いますよ?」
YAMA「う〜む、そう言われるとそうなんだけど、ここまで中身が薄いとは思ってもいなかったんだ」
雪さん「確かに少しばかり各キャラ個別ルートが長い割にはどうでも良い会話が多すぎる様な気はします」
YAMA「そうだろう? それに、どのサブキャラもゆのはの過去と何らかの関わりを持っていそうに見せかけておいて、それで終わってるんだよね。特に渋蔵なんて重要そうだから関連しそうな椿を最後まで取っておいたのに全然ゆのはと関係無いことばかりしてるし」
雪さん「その辺りをまとめてゆのは編で語るのかもしれませんよ?」
YAMA「そうだと良いんだけど。とりあえずここまでの僕の予想は誤っていたようだよ」
雪さん「まあ、そう仰らずに。たまにはこんなこともありますよ」
YAMA「にしてもなあ……。一体どうやったらゆのはフラグが立つのか。今のところ立ちそうに無いんだよなあ」
雪さん「あ!? YAMAさん! ここ見て下さい!」
YAMA「どうしたの、雪さん……
ってレジェンド降臨だとー!?





第七回


 ということで、ゆのは編プレイ中なんですが、ゆのはがメガ可愛いっ! ここまで穂波、わかば、椿と攻略していく内に、邪魔ばかりしてくるゆのはに少々鬱陶しさを感じていたのですが、何のことは無い大逆転。憎さ余って可愛さ100倍ですよ。恋仲になった途端に裏が表になったというか。これまでの演技が素になるもんだからもうマイッチング。やはり人生ギャンブルなんですな(謎)

 それでHシーンが即刻あったのですが、まあ通常の純愛もの程度かな、と。ロリ属性の方は喜ぶかと思います。……え、私? Hシーンは穂波の方が好みでした。ボリューム的な面もあるけど、声優さんの演技があまり上手くなかったのよね。

 しかし……。ここまでで全然過去のマイクとか渋蔵絡みの話が出てこないのが気にかかる。呪い云々の話は出てるんですが、ちょっと予想とは違う方向に進んでいっている様な……。




最終回

 ゆのは編クリアー!



 …………



 ゆのは編クリアー……?
 ということは……もう終わりっすか!?

 そんなわけで、ゆのはなCGコンプリート致しました。
 あまりにもあっさり進行し過ぎるのでまさかとは思ってましたが、マイクや渋蔵やみつ枝達の過去に関連する話がまったく出てこないというトラップ。若干ゆのはとその「死」に関する伏線が展開されてストーリーが進んでいきましたが、これって前に由真が全部話してるんだよね。プレイヤーサイドとしては事前に情報を得ているので驚くことなどありませんでした。内容はともかくとしても短すぎです。多分、4人の中で一番短かった。これってあんまりじゃないでしょうか……。ここまで短く纏めてしまうなら、何十年か前のマイクに祠を壊された頃の話を間に入れることが出来たと思います。そのためのサブキャラじゃないですか。これではあまりにも彼らの立場がありません。使い方が勿体無さ過ぎるし、わかば達の時の思わせぶりな会話を全部脳内補完で賄えっていうのは酷いと思う。
 エピローグはかなり強引ながらもまあまあ良い感じでしたね。以下ネタバレなので反転。ゆのはが蘇ったのは謎ですが、皆が拓也のことも忘れているのは、拓也がゆのはと繋がっていたからなんでしょうね。人間として生まれ変わったゆのはは、今後拓也と共に歳を重ねていくのでしょう。無難ながらも優しい終わり方で、好感触です。

 結論として、ゆのはなは凡作でした。理由は明白。ボリュームが少なすぎる上、中身が無い。とにかく恋愛描写が弱いのが決定打で、代わりに面白いけれどもどうでも良い話が多すぎます。そしてサブキャラの使い方が下手。ストーリーに深く関わりそうに匂わせておいて、終わってみれば殆どストーリーに絡んでこない。この辺りの中途半端感が残念でたまらない。
 キャラは普通なキャラが多かった印象。個性が無い……とまでは言いませんが、一番印象に残ったのは由真と渋蔵だったり(爆) 絵は万人向けするタイプですね。
 Hシーンは穂波以外は通常の純愛もの程度。ロリ属性な方にはお勧め出来ますが、それ以外の方は特に目を見張るべきようなものはありませんでした。
 音楽はまあ普通かな、と。特別印象的な曲は無かったのですが、場面に相応しい曲を用意出来ていたのではないかと感じました。
 演出は良かったです。降る雪がシーンによって何パターンもあるのには感心しましたし、サウンド・画像共にここぞと言う時に効果を発生させていたのは褒められます。EDムービーは工夫は無かったけれど素直にCGが綺麗でした。

 凄いことが起こっているわけでは無いのに、無意味な文が多くて時間がかかってしまうのですが、それなりに話は纏まっています。可も不可も無い、といった感じでしょうか。と言っても、絵が好きで好きでたまらない、という方以外にはお勧めする程ではありませんでした。批評は後日書き上げます。




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