場所はGM号キッチン。
時は昼食時。
「次の島って、ホモが多いんだって」
ナミの言葉にゴーイングメリー号船員達の大半が固まる。
相も変わらず我らが船長ルフィは何食わぬ顔で肉を頬張り続けている。
「サンジー!肉ー!」
ルフィの声がゴーイングメリー号に響き渡る。
「ホモって・・・」
ウソップが目を丸くする。
「・・・」
何故か寡黙に徹する男、ゾロ。
「ナミさァん。次の島に行くのやめようよぉ」
サンジがナミに涙声で訴える。
「ホモかァ」
チョッパーは目を爛々と輝かせる。
「ホモが多い島っていうのも珍しいわね」
ニコ・ロビンが淡々と言い放つ。
それぞれの思いを秘め、ゴーイングメリー号は次の島へと近づく。