「なァ、チョッパー」
「何?ウソップ」
「サンジの反対って何だ?」
「えっ?」
「や、さっき、サンジの反対がいっぱいって言ってただろ」
「あっ、それ。サンジって女好きなんだろ?」
「そうだな」
「ホモって男好きなんだろ?」
「ああっ、そうなんだろうな」
考えたくねぇとウソップがぼやく。
「だから、サンジの反対なんだ」
「・・・はっ?」
「サンジは女好きなんだよな。だから、サンジの反対の男好きのヤツがいっぱいいるんだ」
「・・・はっ?」
「だから、男好きなサンジがいっぱいいるんだ」
チョッパーは目をキラキラと輝かせている。
「・・・チョッパー・・・それは何か少し違う気がするぞぉ」
「わくわくするなァ」
既にチョッパーはウソップの言葉が全く耳に入っていない。
「・・・や、全然わくわくしないし」
目をキラキラと光らせわくわくするチョッパーに、ウソップは弱々しく突っ込みの手を入れるのだった。