! 0.6.x 以前および 0.7-devel-20040618 以前からのバージョンアップ !! 設定ファイル 設定ファイルの書式が変更になりました。hikiconf.rbの「$変数名」をすべて 「@変数名」に変更してください。 !! プラグイン 自作のプラグイン等については、「$変数名」をすべて「@conf.変数名」に変更し てください。 !! テンプレート テンプレートエンジンが Amrita から ERB に変更になったのに伴い、テンプレー トファイルも大きく変更されました。 また、0.6 系では template/ja/view.html のように言語別になっていましたが、 template/view.html のように言語をとわず同じテンプレートファイルを使うよう になりました。テンプレートをカスタマイズする場合は、0.6 系の時のものを修 正するよりは 0.8 標準のテンプレートを元に作りなおす方が確実だと思います。 !! CGI の変更 (hikifarm 使用時のみ) hikifarmを使っている人は、hikifarm用のhiki.confも同様に変更した上で、 hikifarmによって作られたhikiのCGIがあるディレクトリのindex.cgiと hikiconf.rbを、それぞれ以下のように変更してください。 * index.cgi #!/usr/bin/ruby hiki='' eval( open( '../hikifarm.conf' ){|f|f.read.untaint} ) $:.unshift "#{hiki}" load "#{hiki}/hiki.cgi" * hikiconf.rb hiki='' eval( open( '../hikifarm.conf' ){|f|f.read.untaint} ) __my_wiki_name__ = '「wikiの名前」' eval( File::open( "#{hiki}/hiki.conf" ){|f| f.read.untaint} ) ! バージョンアップの一般的な手順 バージョンアップの方法は比較的簡単ですが、操作ミスなどで貴重なデータを 失わないようhikiconf.rbの@data_pathで指定したディレクトリ配下のファイルは どこかにバックアップしておいてください。 では、バージョンアップの手順を示します。 !! アーカイブの展開 $ tar zxf hiki-0.x.x.tar.gz などとしてアーカイブを展開してください。 アーカイブを展開するとhikiというディレクトリができるはずです。 !! 新しいHikiのコピー 展開したアーカイブをすでにインストールしてある古いHikiの上へ上書きします。 ここでは、/home/foo/public_html/hiki/に古いHikiがインストールされている ことにしましょう。 $ cd hiki $ cp -R * /home/foo/public_html/hiki !! データ格納用ディレクトリへのコピー アーカイブ中のdata/text/TextFormattingRulesというファイルは書式の変更や 追加などで変更される可能性があります。このため、このファイルはhikiconf.rb の@data_pathで指定したデータ格納用ディレクトリ配下へコピーします。 @data_pathに'/home/foo/hiki'が指定されているとすると、 $ cp data/text/TextFormattingRules /home/foo/hiki/text/ のようになります。 !! hikiconf.rbの修正 まず、現状のhikiconf.rbをどこかにバックアップしてください。 次にアーカイブ中のhikiconf.rb.sampleをhikiconf.rbへコピーし、 バックアップしておいたhikiconf.rbの内容を参照しながら修正します。 これは、バージョンアップに伴いhikiconf.rbでの設定項目が増減する可能性が あるためです。 !! トラブルシュート !!! バージョンアップしたらInternal Server Errorになってしまう hiki.cgiの1行目を確認してください。サーバによっては/usr/bin/envが使えない ケースがあります。その場合、 #!/usr/local/bin/ruby や、 #!C:\ruby\bin\ruby.exe など、Rubyがインストールされているパスを明示する必要があるかもしれません。