『かき氷』リーバー編




黒の教団本部の科学班研究室―――
そこでは生ける屍もとい科学班メンバーが大量の書類と格闘していた。
猛暑のため科学班のメンバー、一人一人がだれていていっこうに作業は減っていかない(元からそう簡単には減らない量だろうが・・・)

「班長〜・・・やる気が無くなってきました〜・・・・」
「ただでさえ、残業やら寝不足やらできついのに何だよ、この暑さは〜・・・・」

その中でリーバーは部下達のボヤキを聞き流しながらガリガリと一心不乱に文字をつづっていた。

「心頭滅却すれば火もまた凉し・・・・そう思い込め!」
「いや、無理ですから。班長。」

部下の軽やかなツッコミにも気付かず、額に張った冷えピタだけでほぼいつもと変らない格好のリーバーはある意味つわものである・・・・

「ただいまー、みんな。報告書持って来ました〜。」
「あ、おかえりー・・・ってちゃんイイ物食べてるね〜。」

机にへばりつきながらもとりあえずペンは走らせていたコムイは帰還したに対応するためムクリと顔を上げる。
の手にはガラスの器に入ったカキ氷が握られていた。(歩き食いはお行儀が悪いですよ/笑)

「暑かったんでジェリーさんに頼んで作ってもらいました。あ、はい。報告書です。」
「あ、うん。ご苦労様。後はゆっくり休んでよ。」
「はい、ありがとうございます。」

そういって立ち去ろうとしただったが、全くの無反応だったリーバーにちょっとした悪戯を思いつく。

「とりゃ!!」
「ぬおっ!何すんだって・・・アレ?、帰ってきてたのか?」

冷たくなっていた器を首筋に当てられて驚き振り返ったリーバーは、やっとの帰還に気付いた。

「ついさっきにね。ホント、まったく、気付かなかったね。」
「あ・・・ワルイ。え、と、おかえり。」
「ま、いいけどね。面白い反応見れたし。ただいま。」
「面白い反応ってそういやさっきの・・・・ってうまそうなもん食ってるな。」
「そ、カキ氷。いる?」

はそう言うとスプーンで一口分の砕いた氷すくうとリーバーの口元に持って行く。

「へ・・・んぐ。」
「おいしいですか、リーバー班長?」
「あぁ、冷たくて・・・甘い。」
「そりゃ良かった。煮詰めすぎは体に毒。たまには甘いもので小休止も必要ですよ。カキ氷なら冷たいから頭もさえるしね。」
「ああ・・・ありがとな。」

にっと笑うリーバーに照れくさくなったはクルリと体を方向転換させる。

「えーと、言い忘れておりましたが、さっきのカキ氷、私も食べたので間接キスとなります。それでは失礼しました――!!」

それだけ言い終わると大急ぎで科学班研究室を走り去る

残されたリーバーは先ほど食べたかき氷と同じイチゴ色に染めておりましたとさ。



〜おまけ〜

「・・・・なんか暑さが倍増しましたね。」
「はんちょー、イチャつくんならどこか別の場所でおねがいしまーす。」

そんな部下達の声さえもリーバーの耳には届いていない・・・・






初めての捧げ夢です。こ、こんなんでいいんですか?リーバーさん・・・・
というか、あんな絶壁の上にいたら逆に寒いはずだよな〜とか思い返してみたり・・・
こんなんで良かったら貰って下さい。
Akatuki

Gポイントポイ活 Amazon Yahoo 楽天

無料ホームページ 楽天モバイル[UNLIMITが今なら1円] 海外格安航空券 海外旅行保険が無料!