腸内洗浄の効果

最近は、下剤やセンナ、キャンドルブッシュなどのお茶を使った方法以外に、自分で行なう腸内洗浄キットが商品化されてインターネットなどで販売されています。

腸内洗浄は便秘を解消する即効性の高いことがメリットと言えます。

また、腸内洗浄をした場合、大腸内に溜まっている宿便を排出することで、宿便から生まれる腐敗ガスや悪玉菌の素になる菌を追い出す効果があります。

ウエスト周りがシェイプアップできることや、血液中に溶け込んでいた腐敗ガスの成分がなくなるため、ドロドロの血液が改善されて血行改善や美肌効果などが表れるといったメリットが挙げられています。

しかし、腸内洗浄は本来、病気が原因で発生する便秘(症候群性便秘)がひどくなった場合に、専門的な知識を持っている医師の判断と指示で、衛生的にも万全な状態で行なわれていた、緊急性を要する便秘解消方法でした。

腸内洗浄のデメリット

ここまで徹底していた理由としては、正しい方法で腸内洗浄が行なわれなかった場合には、腸内洗浄は即効性を出せないばかりか、大腸の機能低下、感染症、そして大腸内の粘膜が弱くなり、穴が空いて、出血をしてしまう大腸憩室炎になるといったデメリットがあるからです。

腸内洗浄を使用する場合は衛生面で、しっかりとした消毒が出来なかった場合は、それ以外にも肛門の内部が傷ついて炎症をおこすと、それが原因でイボ痔や切れ痔に代表される様々な痔の原因にもなってしまいます。

また、市販の腸内洗浄キットはコーヒーなどの成分で作られた専用液を、おしりから腸内に注入して強制的に宿便などの老廃物を押し出すのですが、この時に宿便や老廃物と一緒に健康な腸内を保つために必要な乳酸菌や善玉菌(ビフィズス菌)までも押し出してしまいます。

そのため、病院で腸内洗浄をした時は、ほとんどの場合、腸内のバランスを整えるための食事指導や整腸剤などの薬が処方されています。

腸内洗浄を使った便秘解消の即効性には、メリットと同様に、それだけのデメリットがあるといえます。

インターネットの通販などでは、商品が売れるために、色々なメリットの部分だけを強調してアピールをしています。

しかし、販売されているキットを購入して、腸内洗浄を使った便秘解消を試みようとされている方は、このようなデメリットが起こり得ることも考えられたうえで、購入を検討されたほうが良いと思います。

慢性的な便秘の悩みを解消するために行なった腸内洗浄が原因で、便秘の悩み以上に深刻な大腸の病気などを併発してしまっては、その意味は無くなってしまいます。

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