お手伝い








この文章のここを引用して・・・。

私は広げた本の要所要所に、付箋をつけていく。

はぁ。

付け終わった本をパタンと閉じると、隣に座る人物に声をかけた。


「景吾、手伝ってよ」

「アーン?

なんで俺がそんなもん手伝う必要があるんだよ?」

足を組んで優雅に読書をしていた彼は、難しそうな名前の本から顔を上げるとこちらを見た。

しーんと静まり返る室内、そして大きな本棚とその中に納められている大量の本の山。

氷帝学園、図書室。

たぶん、そこら辺の小さな図書館よりも大きいし蔵書も多いと思う。

私達が座っているのは、読書用の長い大きな机ではなく、勉強用に個別に衝立がついてる席。

まぁ、一席の定員としては一人からせいぜい二人。

テストの時期ではないからか、元からそんなに利用する生徒がいないのか。

図書室には、数人の生徒しかいなかった。

「人でなし〜!こんなに私が苦労してるのに・・・・」

「元々、お前が悪いんだろ?」

「うっ!」

ええ、私が悪いですよ。

提出は明日。

一週間前に出された社会科の課題をすっかり忘れて、昨日思い出したんだから。

「すぐ終わるって言ってなかったか、お前?」

「・・・・はい、すいません」

私はしおらしく謝った。

すぐ終わるからと、待たせているのにもかかわらず全然はかどっていないのは確か。

せっかく今日、レギュラー部活ないのにね。

レポート用紙5枚の課題のうち、1枚目の半分もかけてない。

「ったく、しょうがねぇな」

景吾は読んでいた本を机に無造作に置くと、こちらに向き直った。

やった!さすが天才、跡部様!

手伝ってくれるんだ〜。

そう思ったのもつかの間。

腰に手をあてられ、ぐいっと引き寄せられる。

私の座っているローラーつきの椅子は、やすやすと景吾の方に移動した。

か、顔近いし、それに耳に息がかかるんですけど!

「こことここをまとめて、このグラフをコピーして貼り付けろ」

「ちょ、ちょっと・・・景吾」

「・・・なんだよ?」

「ひ、ひっつきすぎ!」

私はすぐそばにある景吾の顔を意識しながら、搾り出すように声をだした。

体を離そうと努力もしながら。

「そうか?」

不敵に口の端を歪めて、景吾は不意に耳たぶを軽く噛んだ。

「・・・!」

体温が一気に上昇したのがわかる。

これ以上、こんなことされたら課題どころじゃなくなるよ。

「あ、う、わ、私、本、とってくる!」

回転の遅くなった頭のまま私はすくっと立ち上がると、景吾の腕から逃れた。






う〜、まだ、心臓がバクバク言ってる。

なんでこんなところで、あんなことするのよ〜。

胸をおさえながらぱたぱたと図書室の奥の方に進んでいく。

図書館の一番奥に着くと、足をとめた。

もう探すものはないんだけど、逃げるためとはいえ本を持ってくると言ったからには何か持っていかないと。

上の分類別の看板をみながら、目当ての本棚を探す。

あ、これ、いいかも。

私は目の前にあった、本に手を伸ばした。



え?

名前を呼ばれたかと思うと、後ろから本をとろうとした腕を引っ張られる。

そのまま振り向かされると本棚に押し付けられた。

ぱたんと音をたてて落ちる、本。

「け、景吾・・・・・」

「何で逃げんだよ?」

「だって景吾が、あんなことするから」

「嫌なのか?」

「嫌じゃないけど、こんなところじゃあ・・・ってちょっと!」

私の抗議の声はむなしく響くだけ。

そのまま抱き上げられ、壁側にある背の低い本棚の上に座らされる。

私は慌て降りようとするけれど、壁と景吾に挟まれて、身動きがとれない。

「嫌じゃねぇんだろ?」

「け、けど、人・・きちゃうよ!?」

「こんなとこ誰もこねぇよ」

「でも・・・ん」

言い終わる前に唇をふさがれる。

何度も何度も深い口付けを落とされて、頭にもやがかかったみたい。

景吾はブラウスをはだけさせると、背中に手を回してのホックを外す。

そして、あらわになった胸の膨らみを揉みしだかれる。

「・・・・はぁ・・・んん」

声を出しちゃ駄目。

私は快楽に声をあげそうになり、下唇を噛んで押さえる。

それに気付いた景吾は、胸の先端を指で摘んで強く擦り、繰り返し執拗に責め続けた。

「や・・・ぁん、声、出ちゃう」

「声あげちまえよ」

「だって、・・・そんな、っことしたら、・・・人が」

「来ちまうかもなぁ?」

にやりと笑うと、今度は胸の蕾を口に含む。

舌でころころと転がされて、時々軽く歯を立てられる。

片方の手で、もう一つのふくらみを激しく揉みながら・・・。

「ひゃあ・・・・・あっ」

私は意識が飛びそうになるのを必死に耐えていた。

下唇を噛んでも、快感に溢れてくる声はその隙間から漏れてしまう。

「気持ちいいか?」

景吾は耳元に唇を寄せると、囁く。

その吐息は、さっきより熱くて・・・。

私はぼぅっとなった頭で、こくんとうなずいた。

「それじゃ、もっと欲しいか?」

「・・・・・・ん」

私は、小さく返事をすると景吾の唇に口づける。

「いいぜ?」

スカートを捲し上げられ、景吾の手が太ももを這い上がってきた。

そのまま指が下着に到達すると薄い布の上から、敏感な部分をなぞられる。

「はぁ・・・あん」

「もうこんなになっちまってるなぁ?」

そういいながら、景吾は何度も指を行き来させる。

「あぁっ・・・あん・・・うっ・・・」

その動きとともに、快楽で下着が湿っていくのがわかった。

景吾は下着を剥ぎ取ると、直接触れてくる。

一番敏感になっている部分に指を一本侵入させて、ゆっくりと動かす。

「はぅっ・・・・・いや」

「もっとだろ?」

私の敏感な反応を見ながら、もう一本指を追加し、掻き混ぜるように動き始める。

クチュクチュという音が景吾の指の動きとともに、聞こえてきた。

私はその甘い刺激に、声を殺すのを忘れてしまいそうになる。

「あ・・・ふ」

「そろそろか」

指を引き抜かれたかと思うと両足を広げられて、今度は景吾が入ってきた。

ゆっくりと腰が進められる。

私は思わず、景吾の首に手を回していた。

深く突き上げられたかと思うと、小さく動くだけ。

それが何度も繰り返される。

私は、景吾によって与えられる快感に身をまかせていた。

「だ、め・・・・あぁ!・・・んん」

「・・・!」

私は限界を感じて、景吾にしがみつくように抱きついた。

大きく声を上げそうになった私の唇を、景吾がキスで塞ぐ。

そのまま体を弓なりに反らせると、私は快楽の極みに達した。







荒い息を整えた後、しばらくして景吾は唐突に口を開いた。

、帰るぜ」

「帰るって・・・。課題終わってない」

「本なら借りて帰ればいいじゃねぇか。

それに・・・」

意味深に景吾は口の端を持ち上げる。

「それに?」

「あの課題。

俺、終わってるしな」

景吾の言葉に耳を疑う。

終わってるって!

「何それ!

それを初めから・・・」

「言ってたら、お前やんねぇだろ?」

「う!」

ぐうの音も出ない。

たぶん、見させてもらうことに全力投球するだろうけどさ。

「お前の課題早く片付けて、続きをしねぇとな?」

「続き?」

「ああ、今度は思いっきり、声あげられるぜ?」

「け、景吾?!」

私が驚いて声をあげると、景吾は笑いながら席に戻っていく。

「景吾のバカ」

そんなこと言われたら集中できなくて、余計に課題終わらなくなるのわかってるくせに。

私は火照った頬に手を当て、景吾の後姿を見送った。













初裏ですよ、お客さん(汗)
これって裏であってますか〜?
私ではこれが精一杯。跡部様別人ですけど、許してあげてください。
一番真ん中の部分がかけなくて泣けました。
裏だからそこがないと意味がないっちゅうか、なんというか・・・。
やっぱり私は微エロどまりがいいようです。
とりあえず、景吾たんファンに殺されないうちに、逃げます(逃走)








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