強く重ねられる口付け。 「・・・っ」 唇をこじ開けて中に入ってきた舌が、口腔内を侵していく。 交じり合う体温。 身動きの取れない私は、跡部の成すがままになってしまう。 こんなの・・・嫌！ 私は、跡部におさえられた手を外そうともがく。 その所為で、きつくつかまれた手首に痛くなった。 それでも跡部はびくともしない。 跡部はネクタイを引き抜き、私の両腕を縛った。 私は跡部から顔をそらし、精一杯の声をあげる。 「いや！」 「・・・無駄だ」 耳元に跡部の笑い声が聞こえた。 そして、跡部はブラウスに手をかける。 ブチブチブチッ！ ボタンが無理やり取れる音がして、ブラウスの前がはだけた。 「やめ！・・・ぁ！」 感じたのは、ふくらみにかかる手と、うなじにかかる熱い吐息。 跡部の手が、ゆっくりと動きはじめる。 唇を首筋にすべらせながら、指が胸の先端をゆるくなぞった。 「や！・・・んん」 発したいのは拒絶の言葉なのに、でてきたのは別の声。 私はきつく口をかんで、その感覚に耐える。 「気持ちいいんだろ？」 跡部は指でなぞるのを続けながら、もう片方の手でふくらみを強く揉んだ。 「・・・ふ・・やぁっ！」 いやなはずなのに、体はどんどん火照っていく。 痛いほど張り詰めた胸の先端を、ゆっくりと優しく舌先で遊ばれる。 「あ・・・・はぁん」 唇をかむことを忘れて声を漏らす。 体中が、跡部の動きに反応してしまっていた。 不意に跡部の手が胸から離れる。 そのまま、スカートを捲し上げ、内股に手をかけられた。 露わになった下着を剥ぎ取られ、そこに指が伸びてくる。 「や・・・い・・・・やぁ！」 しっとりと濡れた部分は、跡部の侵入を容易に許してしまう。 跡部の指が一本、中を掻き混ぜるように動いた。 クチュッとした音が、耳に響く。 「っ！や！・・・だ・・・・・んはぁ」 私の口から出るのは、否定の言葉。 でも、体は跡部の指に快感を覚えてしまう。 跡部は指をもう一本差し入れて、指を広げたり閉じたりを繰り返した。 その動きで、さらに水音が増していく。 「ひゃあ・・・あぁ・・・やん！」 「の体は素直だな？」 跡部は指を引き抜き、雫をぺろりと舐める。 私は荒い息をつきながら、その一瞬をついて体を横に向けた。 どしんと音を立てて、机から落下した。 私の体は手を縛られている所為で、ひざまづく形になる。 立ち上がろうにも、体に力が入らない。 「バカだな、お前」 「・・・も、やめっ・・・て・・・あ」 跡部は私の腰をつかむ。 「無駄だっていっただろうが？」 その言葉と共に、後ろから跡部が突き入れられる。 「・・や・・い・・・った！」 圧迫される痛みが、体に走る。 腰を押さえられていて、逃げることもできない。 「初めてか？・・・？」 跡部は、ゆっくりと動き始めた。 私は空気を求めて、口を開ける。 下腹部に与えられる痛みで、うまく呼吸が出来ない。 閉じたまぶたから、雫が流れた。 様子をみるように、動かされていた腰が、それを徐々に動きを早めていく。 時にはじらすようにゆっくりと、それとは逆に小刻みに動いた。 それにつれて、痛みが別の感覚にかわっていく・・・。 聞こえてくるのは、跡部の息遣いと二人の動く音。 「・・・くっ・・・あぁ・・・はぁ！」 「っ・・・！」 朦朧とした意識、体に快感を感じながら、私は高みへとのぼりつめた・・・。 跡部はネクタイをしめる。 まだ、は気を失ったまま。 の手首に残る、縛られていた痕。 跡部は後ろからを抱きかかえると、手首に口を寄せる。 「これで正真正銘、俺のものだぜ？」 本人には聞こえていない言葉を、跡部は独り言のように呟いた。 口元には、笑みを浮かべて・・・。 |
アリイさんのリクエスト（？）にありました、
鬼畜で悪い跡部様と目指してみました。
無理やり系になってしまい、あせあせ。
なんか違いますよね〜？
裏は裏で頭の悪い子が書いてるもので〜。
